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株の断捨離その11

1日の利益目標は設定しない

これについては異論反論など様々なご意見があると思います。

あくまでもわたしが負けまくっていた頃に陥った負の精神状態から抜け出すきっかけとなったものです。

というか、最近また負けまくっているので、あの頃に逆戻りしたくないです・・・。

本題に戻ると、

わたしがトレードを始めた頃は1日の利益目標を設定していました。

ずばり、1日1万円です。

20営業日で20万円、このくらいになれば生活費のかなりの部分をカバーできますし、

お小遣いとしては信じられないほどの高額です（わたし調べw）。

このような利益目標が刺激となり、しっかり達成できて、ときに大きく目標額を上回る・・・、

のであれば設定する意味は大きいと思います。

しかし、わたしの場合はむしろ逆で、

1万円の利益目標に縛られてしまい、プレッシャーとなりノルマのように感じていました。

たとえば8000円の利確だと満足できないんです。

あと2000円どうしても欲しい！

というよりも昨日2万5000円も負けてるんだからなんなら1万5000円は欲しい！

そして爆損、あえなく収支はマイテンとなるわけです。

負けまくっていた当時は、極めて粗いトレードをしていました。

最初からロットも大きく、ナンピンするとすぐに余力パンパンになるような感じです。

仮に5千円、1万円と勝っても、別のトレードで3万円、5万円と負けるような感じで、

利益だけをみると今よりもあったように感じますが、それ以上に損失額が甚大でした。

結局、1万円くらいは数回のトレードでとれると高をくくっていたわけですが、

実際にやってみると当たり前のように負けまくり、１日数万負け～数百円負けの、

コツコツ負け（勝ちではない）＆ドカン負けの最底辺トレーダーでした。

目標金額を下げても変化なし・・・

そういう状況ですから、途中で目標金額を減額していきます。

5000円・・・これなら月10万円にはなるぞ！

2000円・・・そういえば紫式部の2千円札って最近見てないな！？

1000円・・・お願いだから1000円は確保したい！

最終的には、プラスになればそれでいいんです、お願いです、神様～～～！！！

みたいな感じで、設定金額を下げていったわけですが、

残念ながら「断捨離その８-切りのいい数字を目指さない」で紹介したとおり、

目標金額を意識し過ぎるあまり自滅トレードを繰り返していたわけです。

もっとはっきりと白状すると、

目標金額を設定はしてみたものの、

ほとんど到達する気配すらなく朝一から損切りラッシュといった日も少なくありませんでした。

つまりほとんど意味のない目標設定だったわけです。

それにも関わらず、今日も目標に到達しなかったと勝手に気持ちが沈んでしまっているわけで、

わたしにとっては何ひとつ良いことはありませんでした。

結局のところ、自分自身で勝手に設定した「無理、無駄、無意味なマイルール」で、

勝手に苦しんでいるという茶番劇を演じてしまっていたわけで・・・。

ある時期から利益目標の設定を意識しなくなって、

不思議と数百円の利益でも素直に喜べるようになりましたし、

肌感覚ですが負ける金額や回数が減り、勝ったり負けたりのところに到達できたように思います。

ちなみに、

「今日負けたら退場だ！！」

と意気込んでのぞんだ日はたいてい負けました。

変に自分にプレッシャーをかけても良いことはまったくないと思います。

余談ですが、

退場した翌日には入金トレーダーとして再入場をしました。