断捨離その12-「あきらめたらそこで試合終了だよ」とは考えない
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株の断捨離その12
「あきらめたらそこで試合終了だよ」とは考えない
かつて集英社『週刊少年ジャンプ』で連載されていた超人気バスケットボール漫画『SLAM DUNK』(スラムダンク、連載期間1990年10月-1996年6月)のなかでの名セリフです。
このセリフは、いわゆる回想シーンで登場しました。
主要キャラである三井寿が中学時代の試合中に残り時間わずかで負けていて諦めかけていたところ、
後に進学することになる湘北高校バスケットボール部の安西光義監督からかけられた言葉です。
最後まで 希望を捨てちゃいかん
あきらめたらそこで試合終了だよ
その後ミッチー(三井寿)は逆転シュートを決めて晴れて中学MVPに選出されることになります。
この安西先生の言葉は漫画の枠を超えて、スポーツだけでなく、試験勉強や、
さらには企業の新人研修などでも使われる有名なセリフとして根強い人気があります。
わたしも大好きな漫画のひとつで、
捨てられていなければ実家のどこかに全巻そろっているはずです。
投げやりにならず最後まであきらめないというのは、
非常に大切なことで尊重すべき姿勢だと思います。
とはいえ、そこはやっぱり漫画ですよね。
極めてドライな言い方ですが、
ほとんどの場合、漫画の主人公のように完璧に希望した結果を得られることはありません。
漫画の連載当時、ケガを押して出場にこだわった選手たち(高校生)をみては、
その一瞬に人生を懸ける覚悟はかっこいいと憧れを抱いたわけですが、
自分自身も成長して親世代の仲間入りを果たす頃には・・・、
クラブ活動でケガをして人生を棒に振ることはないとはっきり断言できます。
残念ながら自分自身、そして家族の誰一人として、
スポーツや音楽などの分野において日本や世界を代表する人物になる片鱗を・・・、
まったく見せなかった平々凡々な人生を歩んできたからこその気持ちかもしれませんが。
試合に負けても人生に負けないために
ことトレードに関して言えば、
最後まで希望を持って、あきらめないことで絶望的な現実が待っていることもしばしばです。
あきらめずに頑張ることを否定するわけではありませんが、
希望を持ち続けたお祈りトレードで幾度となく神様ではなく閻魔大王と遭遇した身としては、
トレードについては早々にあきらめた方が良い結果をもたらすことが少なくありません。
ひとつのトレード、ひとつの銘柄、その一日、その一ヶ月など、
こだわろうと思えばいくらでもこだわることができますが、
裏目を引いた際は悔しいですがあきらめて損切りをおこない、
次の機会に資金を残しておく方が賢明な判断だと思います。
自分でブログを書いておきながら、
自分自身でなかなか実践できておらず、
本当に自分に言い聞かせるように書いているわけですが・・・。
「無事これ名馬」とも言いますし、
トレードの世界においても、
著名な投資家であり投機家でもあるジョージ・ソロス(George Soros)の格言を、
本当の意味で理解できるのは瀕死の体験をした後だったりするのかもしれません。
“Survive first and make money afterwards”
「まずは生き残れ 儲けるのはそれからだ!」
試合になんか何回負けてもいいので、
再起不能となるような致命的なケガを避けながら、
チャンスをうかがうことがトレード人生で最も大切なことだと思います。
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