トレード雑記第42弾、

火は烈なり、水は懦弱なり-負けるトレードの特徴

例年どおりと言えば例年どおりなんだけど、

お盆を過ぎてから、そして9月の3連休には・・・、

報道に触れるだけで悲しくなるような水の事故が多い。

自分や家族は大丈夫と思いつつも、

それでもやっぱり気を引き締めないとって思いますね。

そんなことを考えながら、平日に「トレード雑記」をご紹介。

（たぶん平日投稿は初。前シリーズの断捨離ではあったけど）

いつもの順番だと「週間収支」の方が先の予定なんだけど、

完全に気まぐれですが、こっちのブログを先に書き始めちゃったので・・・、

祝日の多い一週間だったので、すでに週末気分ということでご了承ください。

あらためて、本日紹介するのは、

火は烈なり、水は懦弱なり。

という言葉です。

中国の歴史書で『春秋』（編纂者は有名な孔子ともいわれる）の注釈書、

『春秋左氏伝』にある鄭の宰相・子産の言葉から。

時代的には子産の没年が紀元前522年とあるので、

秦の始皇帝の時代から約300年くらい前の人。

後任の宰相に国の治め方を説いた言葉と言われているけれど、

その比喩がそのまま現代でも通用すると思われるハッとさせられる内容。

火は烈なり。民のぞみてこれを恐る。ゆえに、これに死する者少なし。

水は懦弱なり。即ちこれに死する者多し。

火は恐ろしいもの。人は恐ろしいと知っているから近づかない。だから死ぬ人は少ない。

水は弱々しいもの。（一見穏やかな流れに見えるので近づいてしまって）死ぬ人が多い。

悲しいけれど、そのとおりだと思う。

また、これからの季節だと台風もやってくるので、

「屋根の瓦が心配だから見てくる」「畑が心配だから見てくる」

は、けっこうなフラグだったりするので気をつけましょう。

（笑い話的なネタにしているけれど、現実に起こったら笑えないですから）

火と水-負けトレードの特徴

トレードにおいても、似たように考えることができて、

エントリーする銘柄や、エントリーするタイミングを考えると、

火のように激しい銘柄もあれば、水のように穏やかな銘柄もあると思う。

デイトレードだと、ある程度の出来高とボラ、上下の値動きが求められるけれど、

実際のところ、あまりに動きの激しい銘柄だと、そこまで大きく負けなかったりする。

わたしだけかもしれませんが、

IPO初日は（ほぼ）入らないし、4倍値幅銘柄も（ほぼ）入らない、

板が薄くて飛びまくる銘柄も（ほぼ）入らない、

最近だと値がさ株も（ほぼ）入らない、などなど・・・。

よくよく考えてみると、

火のように激しい銘柄や、激しく動いているタイミングではエントリーしていなくて、

水のような穏やかな銘柄、少し穏やかになったかなぁってタイミングでエントリーすることが多い。

そして、結局のところ、

大きな損失を計上するときは、

激しい銘柄・タイミングでエントリーしたやつよりも、

穏やかに見えた銘柄・タイミングでエントリーしたあとに、

ゆっくりと、それでいてジワジワと株価が下がっていって、切るに切れず・・・、

気がついたらとんでもない状況になっていた、というパターンがもの凄く多い。

おそらく、というかほぼ間違いなく、わたしの脳内では、

「火」の銘柄に対しては、ハイリスク（・ハイリターン）だと認識していて、

「水」の銘柄に対しては、ローリスク（・ミドルリターンと都合よく解釈w）だと認識している。

本当は、緩やかで穏やかな「水」のような銘柄ほど、

「ハイリスク・ローリターン」なのかもしれません。

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

悲しい水難事故が1件でも減ることを、

可能であれば0件になることを切に願っています。

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