戦場は考える場所ではない

トレード雑記第48弾、

 

戦場は考える場所ではない

古今東西の兵法書にもあるけれど、

戦場でいちいち考えていたら・・・、

間違いなく負けることになります。

 

「考えるのを放棄しろ」と言いたいわけではなくて、

「考える時間と場所を間違えるな」ということ。

 

つまり考えるのは、「戦場に赴く前」であり、

「戦場ではない場所」で実施しなければなりません。

 

戦いが始まったら、

それまで考えてきた作戦や準備を信じて戦うのみです。

 

まぁ、わたし自身、まったくできていないんですけどねwww

 

漫画『キングダム』にみる模擬戦の重要性

わたしが大好きな漫画『キングダム』(原泰久)でも、

「模擬戦」のシーンがよく表現されています。

 

模擬戦とは、

大きな地図の上で自国のコマ(戦力となる部隊)と敵国のコマを配置して、

実戦を想定して「戦いのシミュレーション」をする行為です。

 

連載初期から現在に至るまで、

大きな戦いの際には、ほぼ間違いなく模擬戦のシーンが登場しており、

そこでは実戦さながらの緊張感で、寝食を惜しんで大臣たちが模擬戦をしています。

(目の下にクマを作ったり、汗びっしょり、無精ひげが生えていたりとリアルな描写あり)

 

もちろん『キングダム』は、あくまでも漫画なので、

古代中国の史実を基にしつつも架空の登場人物が活躍したり、

秦(主人公の国家)の派手な戦いっぷりなど漫画らしい表現も少なくないですが、

歴史好きとしては見逃せないエピソードが満載なところがうれしいです。

 

そのなかでも、普通に考えると地味でしかない「模擬戦」のシーンを多用するところに、

作者のなんらかのメッセージが込められているような気がしています。

 

また、実際の戦場で戦う「武官」だけではなく、

「文官」の戦いも丁寧に描いている感じも『キングダム』の大きな魅力だと思います。

 

スポーツでも、音楽でも、トレードでも。

実戦さながらの模擬戦の重要性は、

現代においてはたとえばスポーツや音楽の世界でも、

同じように重要なのだと思います。

 

模擬戦という表現は現代ではほとんど使用されないけれど、

本番さながらの練習試合やリハーサルはもちろんのこと、

より基礎的な個人練習、パート(ポジション)別の練習、

ミーティング、戦略・方針の確認、個人練習・集団練習など、

そこでは座学的なものから実技的なものまで幅広い内容で、

「本番に向けた準備」全般が該当するイメージです。

 

そういった準備をしておかないと、

たとえば何も考えずにフィールドに立って、

目の前にいきなりボールが飛んできたみたいな状況になっちゃって、

それから慌てて何をすべきかを考えていたら・・・、勝てる試合も勝てませんw

 

最近、エアトレの情報収集にハマっているからかもしれませんが、

トレードの世界でも、そのあたりは同じなのだと思います。

 

エントリーをする前に、

イグジットを想定しておかないといけないですね。

 

繰り返しますが、

わたし自身、まったくできていないんですけどねwww

 

指値を貫かれたとか、いきなり含み損になったとか、

毎回のようにアワアワしている自分が情けないです。

 

おまけ-歴史好きが読む『キングダム』の世界

最後に、これまでの内容と少し話が逸れますが、せっかくの機会なので、

歴史好き(≒わたし)が興味を持ったエピソードをご紹介。

 

1.「法治国家」について(単行本44巻、45巻あたり)

「秦」が世界で初めての法治国家とも言われていますが、

そこでの対立軸として明確に「儒教」が紹介されています。

 

「法家」と「儒家」の戦い、法律と思想の戦いという表現ですが、

現代の中国をはじめ東アジア諸国をみると、ものすごく深い内容だと思います。

 

とはいえ現代の話をすると、いろいろと角が立ちそうなので次に進みますw

 

2.「黄金の六翼を持つ天の使いの像」について(単行本62巻)

秦国国王・嬴政(えいせい、後の秦の始皇帝)が、

「六将制度」(独自に開戦できる強大な権限を有する大将軍の任命)の復活に際して、

作らせた黄金の像について詳細な説明をするシーン。

 

こちらは法治国家のシーンよりもさらに(というかめちゃくちゃ)難解ですが、

神話や伝説などの伝承を用いて、そこから自身に連なる「正統性」をアピールするシーンです。

 

秦の時代の以前でもそうですし、それ以後もそうですが、

異民族との戦いが中国の歴史みたいなところがあるので、

自分たちのルーツみたいなところに大きなこだわりを持っている感覚を表現しています。

 

歴史漫画の金字塔である『三国志』(横山光輝)でも、

劉備が漢室の末裔として中山靖王・劉勝の子の孫の・・・みたいな家系図が出てきますし、

現代でも、中国では孔子の子孫とか諸葛亮の子孫とか、そういう話はたくさんあります。

 

ぶっちゃけ説明が難しいけれど、たとえば無理やり日本の話に当てはめると、

伊弉諾尊(いざなぎのみこと)とか天照大神(あまてらすおおみのかみ)とか、

初代の天皇である神武天皇とか、そういった神話や伝説上の登場人物をうやうやしく紹介して、

その子孫にあたる人物が自分の先祖で、その偉大なる先祖に報いるためにも一致団結しよう、

みたいな感覚(かもしれません)。

 

3.「模擬戦」について(多数の描写あり)

登場シーンを数えてみようかなって思ったりもしましたが、

すぐに断念しましたw

 

そんなところに時間を使う余裕は、さすがにないです。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 

気持ちを落ち着かせて、

今週こそは納得のいくトレードをおこないたいと思います!

 


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2件のコメント

  • 日曜日の更新、ありがとうございます!!!
    私こそいつも丁寧な返信を頂き、本当にうれしいです!
    コメントを書かせてもらうことで、すうさんの励みになれているのであれば、
    是非これからもよろしくお願いします。
    ブログのテーマですが、思い当たる節が多々ありますwww
    一旦INすれは、そこは売り方と買い方の戦場ですよね!
    入ってから考えるのは自殺行為だと記事を読ませてもらって
    改めて気が付きました。
    やはりトレードには「予習」と「復習」が大切ですね。
    このあとしっかり銘柄のチャートとにらめっこして
    月曜日に備えたいと思います。
    お互い納得のいく一週間にしましょうね。
    それでは失礼します。

    • お疲れ様です。
      自分ができていないシリーズは、
      書くのがこっぱずかしいところでもありますwww

      やっぱりできている人がビシッと指摘する方が、
      かっこいいですし説得力もありますからねぇ。

      とはいえ、等身大というか弱小個人の視点は、
      それはそれで需要があるのかなぁという気持ちでネタを取り揃えておりますw

      雑記ネタは週末にちょこちょこ更新するスタイルですが、
      平日も週末もお付き合いいただいて本当にありがとうございます。

      明日からも納得のトレードを積み重ねましょう!!!

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