デイトレード恐怖症
トレード雑記第190弾、
デイトレード恐怖症
タイトルを読んで字のごとくなんですが、
ある時期から、そして現在もわたしは「デイトレード恐怖症」です。
もちろん、この表現は正式な医学用語ではなく適当な造語だと思うけれど、
株式投資・トレードをされている方々なら、理解されやすい表現だと思います。
克服しなければいけない、と考えていた時期もあるし、
まぁ別に無理して克服する必要もないよね、と考えていた時期もあります。
最近では・・・、
(スイングを含めて)トレードそのものへの関心が・・・、
薄らいでいるのも事実だったりします。
そこで、一歩引いた立ち位置から、
「〇〇恐怖症」を考えてみたというのが今回のお話。
無数にある「〇〇恐怖症」
正式な医学的な症状を表現する言葉もありますし、
それ以外でも、「〇〇恐怖症」と呼ばれている表現はたくさんあります。
最も良く知られているのは高所恐怖症。
高いところが苦手というやつで、
登山や吊り橋などで立ちすくんだり、ひどい場合は気を失う人もいたりします。
他にも、集合体恐怖症、閉所恐怖症、先端恐怖症などが良く知られています。
そこには人間の本能的な部分に訴えかけるものがあって、
個人差はありますが、怖い、恐ろしいという感情を抱くようです。
同時にそのことは、「危険性のサイン」でもあります。
たとえば、
気持ちの悪い感じの斑点があったり、
派手な色合いの植物、昆虫、動物などは・・・、
その個体が「毒」を持っている場合があります。
まさに「近づくな!!」という威嚇の表現方法でもあり、
それを見たわたしたちは恐怖を感じると同時に危険を察知して回避します。
余談ですが、
人間でもいわゆるヤンキーなどと表現される人たちのなかには、
奇抜なファッションに身を纏い手足を大きく広げて道を闊歩している人がいます。
そういった行動は、動物や昆虫が喧嘩をするときに羽を広げたり、
毛を逆立たせたりして自分を大きく見せようとするのと同じ威嚇のメカニズムらしいです。
いずれにしても危険な場合が多いので、
近づかないことが大切なのは言うまでもありません。
恐怖を感じるのは当然のこと
つまり、「〇〇に恐怖を感じる」という感情は人間の自己防衛本能として備わった力。
そのことが先天的か後天的かは、
個人差や「〇〇恐怖症」の種類でも異なってくるのだと思います。
医学的な意味合いを抜きにすれば、
「火」遊びでヤケドをして火の怖さを学んだり、
「水」に溺れて水の怖さを学んだり、
「刃物」で指を傷つけて刃物の怖さを学んだり・・・、など、
そういった体験を通じて無意識で怖さを学ぶこともあったりします。
わたしは上記3つすべて経験がありますが、いずれも軽症で済みました。
(大きな事故にならなかったのは運が良かっただけかもしれません)
とはいえ小さなケガであれば、多くの人が経験しますし、
そういった経験もあってか、火も水も刃物も、ある程度「怖いもの」という認識を持ちます。
ただし、そういった経験が少ない、もしくは経験がない場合、
その人にとっては「恐怖を感じない」という状況におかれます。
こちらも医学用語ではない表現ですが、
「〇〇恐怖症」の反対概念で「〇〇平気症」と言われたりします。
有名なのが高所恐怖症の反対概念の「高所平気症」。
高層マンション(最近ではタワーマンション、タワマンの方が一般的な呼称)に
住居を構える人が増えて以降、定期的な落下事故が後を絶ちませんでした。
その際に(悲しいながら)流行した表現だったと記憶しています。
高いところで生まれ育つと、そのこと(≒高さ)が当たり前となり、
その人は「高いところが怖いという感覚が欠落する」といった概念。
つい先日も幼児が転落する事故がありました。
(最近また、事故が目立っている感じです)
もちろん、事故原因は定かではありませんし、
最近の事故とは何の関係もないと思いますが、
マンションからの転落事故と聞くと・・・、
どうしても脳裏に浮かんでしまうのがこの「高所平気症」。
〇〇恐怖症に対して、失神したりパニックになったりといった感じで、
日常生活に支障をきたすような極端に怖がり方になってしまうと、
医療としての治療やケアが必要な場合もでてくるとは思いますが、
あまりにも「〇〇平気症」というか、恐怖を感じない体質の場合は、
それはそれで大変なので、一定程度、怖さを想定する感覚はとても大切。
ビビってんじゃねーよ、ではなくて、
怖いものを怖いと感じるというのは、
危険を察知して回避するための重要な感覚なんだと、最近は特に感じています。
デイトレード恐怖症なんて書くと・・・
「デイトレード恐怖症」と書くと、多くの方に笑われるのかもしれませんが、
フルレバでバーサーカーモードの挙句、ナイアガラに巻き込まれて一発で追証がきて、
からの再起不能・・・、みたいな事態に陥る「デイトレード平気症」よりは・・・、
デイトレード恐怖症と自覚できる状況はある意味で幸せかなぁと感じたりもします。
まとまりのないお話ですが、
なんとなく書き綴ってみました。
なお、ここで紹介した恐怖症や平気症についての記述は、
医学的な視点にもとづく専門的な内容ではありませんし、
個別具体的な事故の犠牲者を冒涜する意図もありません。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。