井上尚弥vsフルトン-タイトルマッチ前夜

トレード雑記第297弾、

 

井上尚弥vsフルトン-タイトルマッチ前夜

ボクシングファンが待ちに待ったタイトル戦がいよいよ明日。

 

スーパーバンタム級で無敗の王者スティーブン・フルトンに、

バンタム級まで3階級王者にしてこちらも無敗の挑戦者、井上尚弥が挑む一戦。

 

井上のケガで一度流れたかに思われたけれど、

延期というかたちで今回のタイトル戦が実現。

 

両者の思惑が絡み合ってこそのビッグマッチとなりました。

 

井上陣営から見ると・・・

 

1.勝利すれば「4階級王者」となる大切な一戦

2.無敗の王者で「アメリカ国籍」のフルトンが相手

3.圧倒的な勝利を収めると「5階級目」が視野に

 

現在、日本人ボクサーだと4階級を制覇した王者は、現役の井岡一翔ひとり。

 

派手なKO勝利が多い井上尚弥は、人気面では井岡を超えていると思うけど、

記録の面でも井岡に並ぶことになります。

 

実際には井岡との比較よりも大切だと思われるのは、

ボクシングの本場であるアメリカでの人気・知名度を上げるために、

「アメリカ国籍」の選手、スティーブン・フルトンが対戦相手だということ。

 

軽量級のボクサーは、相対的にアジアで層が厚いため、

どうしてもアメリカでは人気・知名度が低いのが現状。

 

だからこそ、フルトンとの一戦で勝利することは、

これまでの対戦相手とは異なる意味で重要な一戦となります。

 

ちなみに・・・、

ボクシング界のレジェンドであるマニー・パッキャオも、

人気・知名度を確固たるものにしたのはアメリカ国籍の選手との2連戦、

4階級王者を賭けて挑戦したデビッド・ディアス戦での勝利、

次のノンタイトル戦でオスカー・デ・ラ・ホーヤとの対戦での勝利、

がひとつのきっかけとなったと言われています。

 

フルトン戦で圧倒的に勝利を飾ることができれば、

スーパーバンタム級での4団体制覇、階級を上げての5階級王者など、

一気に注目度が高まることは間違いありません。

 

フルトン陣営から見ると・・・

 

1.井上が階級を上げた直後のタイトル戦で注目度が高い

2.PFP1位の井上を倒すことで人気・知名度を得る

3.これまでの試合とは異なる多額のファイトマネーを得る

 

前述のように軽量級はアメリカではほとんど人気がありません。

 

アメリカ国籍であろうとフルトンも例外ではなく、

無敗王者とはいえ、中量級~重量級がひしめくアメリカでは不人気選手のひとり。

(テクニック重視、判定勝ちの多いボクシングスタイルが人気が出にくいところでもある)

 

井上尚弥がスーパーバンタム級に階級を上げたことで対戦が実現したわけですから、

PFP(パウンド・フォー・パウンド)1位に輝いたこともある井上との対戦は、

不人気・知名度不足の平凡なチャンピオンのままで終わる可能性があったところに訪れた、

フルトン陣営にとっては願ってもいない注目度抜群の一戦になったと言えます。

 

アウェーとなる日本での試合開催、

井上のケガでも試合を中止にせず延期を受け入れた理由は、

そういったところも大きかったと考えてよさそうです。

 

試合結果予想!?

願望込みで書けば、井上尚弥の圧勝がみたい!

 

早いラウンドでのKO決着。

 

試合巧者のフルトン相手にそこまで圧倒できるかは未知数ですが、

だからこそ、圧倒的に勝ってほしいと願わずにはいられません。

 

そんななかで、

どんな選手でも「年齢の壁」、「階級の壁」(ヘビー級を除く)が言われるわけですから、

フルトン戦で圧勝劇を繰り広げて、日本人初の5階級制覇を目指してほしいと思います。

 

といったところで、ブログを終える予定が、

週末にビッグニュースが飛び込んできたので「おまけ」を追記。

 

おまけ-パッキャオvsブアカーオ

2024年1月にタイで開催される「ザ・マッチ・オブ・レジェンド」というイベントで、

マニー・パッキャオとブアカーオ・バンチャメークの対戦カードが発表されました。

 

おそらくエキシビションマッチの位置づけで、

ボクシングとK-1のレジェンド同士の対決ですが、

ボクシングルールとのことなので、

パッキャオのテクニックを鑑賞する試合になりそうです。

 

正直なところ、

直近のパッキャオをみると全盛期のスピードとはほど遠く(それが当たり前だけど)、

エキシビションマッチであっても、あまり魅力的な試合になっていなかったんだけど、

タフなブアカーオが相手なので、激しい試合展開になるかも、という期待がわきます。

 

パッキャオは、

フライ級からスーパーウェルター級までの6階級王者、

『はじめの一歩』(森川ジョージ)だと幕之内一歩より小さい階級からスタートして、

鷹村守の階級でチャンピオンベルトを巻いた「漫画よりも漫画な」レジェンドボクサー。

 

めちゃくちゃ楽しみです。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 

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