サッカー日本代表、次のステップへ!

トレード雑記第335弾、

 

サッカー日本代表、次のステップへ!

10月の親善試合も無事(?)終了しました。

 

10月13日(金)4-1 対カナダ代表

10月17日(火)2-0 対チュニジア代表

 

所属チーム(デュッセルドルフ、ドイツ2部)で苦戦している田中碧のゴール、

所属チーム(セルティック)で好調の古橋亨梧、旗手怜央の活躍など、

ワールドカップ予選&アジアカップを戦う森保監督にとって「嬉しい悲鳴」となりました。

 

というのも、ケガや体調不良で欠場している選手(三笘薫、堂安律など)も、

所属チームでは調子を取り戻しているので、代表メンバー選考は熾烈を極めそうです。

 

そんななかで、どうしても気になるのが、

体調不良による故障やケガ、戦線離脱が少なくないこと・・・。

 

10月の親善試合から外れた三笘薫、前田大然、堂安律、鎌田大地、

親善試合の期間中に離脱した伊藤洋輝、カナダ戦で故障した中村敬斗、

終了後に故障(疲労?)が発覚した守田英正、などなど。

 

他にも、所属チームでフル稼働、

長距離移動による疲労が心配な久保建英もいれば、

故障明けの冨安健洋なんかも毎試合のように心配されています。

 

好調を維持している伊東純也や遠藤航にしても、

ひとつのアクシデントで離脱の危険がつきまといます。

 

日本代表が、弱小国であれば「どの試合も真剣勝負」でOKですが、

中堅国になったからこそ「ローテーション」など課題が出てきています。

 

同時に今後のことを考えると、

中堅国から強豪国に割って入るのか、

それとも弱小国へと舞い戻るのか、ここ数年が分岐点になりそうです。

 

そこで、

中堅を維持しつつ、

強豪への仲間入りを果たすために必要と感じることを順不同で考えます。

 

 

1.海外(≒欧州)での親善試合の割合を増やす!

すべて海外で実施など極端な選択は現実的ではありませんが、

欧州リーグに所属する選手が増えてきたからこそ、

移動距離等を意識した欧州開催の親善試合を増やす必要があります。

 

ブラジル代表やアルゼンチン代表のような超強豪国であれば、

長距離移動による疲労や時差ボケは当たり前として対応できていますが、

日本代表はまだまだそのレベルではないので、

代表招集と選手の負担のバランスを考えないと故障に繋がります。

 

チームのレベルアップを考えても、

国内での親善試合を中心に組むこと、

対戦チームを韓国代表と同じ2チームを招待するスタイルは、

そろそろ脱却すべき時期に来ていると感じます。

 

2.「スター選手」の出現が待たれる!?

ここでのスター選手とは、次のような基準を満たす選手です。

 

①最高峰のリーグに所属する

②最高峰のチームに所属する

③最高峰のプレーを披露する

④継続して5年以上活躍する

 

おそらくサッカーの世界で、

贔屓目を抜きにして「ワールドクラス」と表現される選手は、

この項目すべてに該当するはずです。

 

残念ながら日本人選手では、

惜しいところまではいくけれど、

この基準のスター選手は0人となります。

 

たとえば、

アーセナル所属の冨安は①②を満たしており、③は△、④はこれから、です。

 

③については異論が出るかもしれませんが、

チームの主力としていわゆる「スタメン」要員であることが最低限の基準となります。

 

同じように、リバプールに移籍した遠藤も①②は満たしていますが、

厳し目だと③の評価は現状「△~×」となっているはずです。

 

また、たびたび話題にあがる三笘や久保ですが、

①は〇、②は△、③は〇、④はこれから、となります。

 

中堅クラブの主力選手としての活躍ですので、

今後ビッグクラブに移籍することで評価がうなぎ登りになる可能性があります。

 

ここで紹介した以外でも海外で活躍する日本人選手はたくさんいますが、

①~④の基準を満たした「スター選手」は今のところ存在しないわけです。

 

おそらく、この基準でのスター選手に一番近いのが、

冨安(ケガさえしなければ)、次が久保(順調にいけば)だと思います。

 

ここ半年くらいの日本代表の試合は、

複数得点が当たり前、派手な試合展開もあって人気が沸騰していて、

なかには「強豪国の仲間入りを果たした!」「〇〇はワールドクラスだ!」

といった耳障りのいいファンの声が聞こえてきますが・・・。

(そういう声だけを中心に集めたYouTubeなんかもあります)

 

現実をシビアに捉えないと、

また弱小国に舞い戻ることになりかねません。

 

3.調子のピークをW杯に!

上記の指摘とかぶる部分がありますが、

「今、W杯をやればベスト〇はいける!」

「今、戦えばフランス、アルゼンチン、ブラジル以外には勝てる!?」

みたいな声も聞こえてきます。

 

強豪国は「本番」、

それも「決勝戦」に調子のピークを持ってきます。

 

そして、W杯が終了した後の1年は「選手入替など試行錯誤の年」となるので、

誤解を恐れずに書けば、「今年が一番弱い時期」だったりします。

 

そういった事情も考慮する必要があるので、

この時期の親善試合で楽勝ムードが蔓延するのは、

あまりいいことではなかったりします。

 

日本代表だけをみても、

今いるメンバーの半分くらいは3年後入れ替わっているかも、

くらいの感覚が丁度いいのかもしれません。

 

また、所属チームのエンブレムをピッチに並べて、

「これ、どこの強豪国のスタメン!?」(≒日本代表)みたいな、

のぼせ上がった感覚は、かなり危ない気がしてなりません。

 

そんな空気のなかで、

次世代のU-22日本代表が、

アメリカ遠征において1勝1敗、

メキシコ代表には勝ちましたが、

アメリカ代表にボロ負けしたようですし、

まだまだ改善の余地があると突きつけられたのは良かったように思います。

 

11月以降、ワールドカップ予選など重要な試合が目白押しですので、

一つひとつ勝ち切って、3年後のワールドカップを迎えてほしいと思います。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 

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