雰囲気が良いから勝つのではなくて、勝っているから雰囲気が良い
トレード雑記第382弾、
雰囲気が良いから勝つのではなくて、勝っているから雰囲気が良い
元ネタ(?)は、たぶん昭和のプロ野球チームの監督の誰かだったように思います。
そして、
現在のサッカー日本代表から聞こえてくる不協和音が、
まさにこのことを体現しているように感じます。
アジアカップで負けたことで・・・、
これまで絶賛されていたことの手のひら返しが始まって、
雰囲気がもの凄く悪くなる、そのことが表面化する、という典型的な事例。
大きな流れは、JFA(日本サッカー協会)や森保監督など首脳陣批判。
選手は歴代最高が当然視されていると、
常に批判は首脳陣に向くことになるけれど、
すでに選手(冨安健洋)自身が指摘しているように、
選手の多くに熱量(≒モチベーション)が低かった、という状況でした。
不協和音が顕在化したことで、
監督更迭や選手入替、主将交代などなど、
いろいろと外野(サッカーファンなど)も騒がしくなってきました。
具体的には、
森保監督およびコーチ陣への批判はいつもながら大きく、
守田英正、三笘薫などの発言を監督批判の旗印としたい層の声はいっそう大きくなり、監督と選手の分断、
伊東純也への熱狂的な擁護と、一方で実質代表引退+久保建英を中心に据える世代交代を唱える層の分断、
熱量が特に低く見えた遠藤航から冨安への主将交代を唱える層など選手と選手の分断、など、
言いたい放題の状況となっています。
今すぐ変革があるかは定かではありません。
おそらく、3月21日、26日にW杯二次予選として、
日本代表と北朝鮮代表の試合(ホーム&アウェー)が組まれていますので、
そこでの招集メンバー、試合内容&結果がひとつの分岐点となりそうです。
具体的に注目するのは、
次のようなポイントでしょうか。
渦中の伊東純也は招集されるのか、
ケガの多い選手たちは招集されるのか、
熱量が低いと言われた選手たちは招集されるのか。
GKやDF陣をどのように再構築するのか、
歴代最高と称された二列目の攻撃陣が機能しなかった対策をどうするか、
2023年(親善試合)のような大量得点を期待するチーム作りを継続するのか、
2024年(アジアカップ)の敗戦をきっかけに守備陣の強化を優先するのか。
そして、その後に、
JFAでは3月で会長職が任期満了となる田嶋幸三会長から、
4月から新しく宮本恒靖会長(元日本代表主将)へとバトンタッチされます。
プラスに働くかマイナスとなるかは出たとこ勝負ですが、
宮本恒靖新会長の手腕に注目が集まることになりそうです。
いずれにしても、
「敗戦ショック」(悔しさ、悲しさ、犯人さがし、不協和音など)は、
古今東西よくある話なので、冷静に判断する必要がありそうです。
特に伊東純也に関連する話題で顕著ですが、
あまりにも過激な発言は控える必要があります。
誰も得しないし、
「サッカーファンは過激で危ない」と言われかねませんので。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。