将棋界の超新星・藤本渚四段、56年ぶり年度最高勝率更新なるか!?

トレード雑記第387弾、

 

将棋界の超新星・藤本渚四段、56年ぶり年度最高勝率更新なるか!?

藤井聡太竜王名人がすべてのタイトル八冠完全制覇を達成して以降、

防衛戦においても危なげなく勝利を続けています。

 

藤井竜王名人が強すぎて、ある意味では面白さが半減しつつある将棋界に、

期待の超新星が登場しています。

 

それが、藤本渚四段(18歳)

 

藤井竜王名人でも更新が叶わなかった大記録、

年間最高勝率を更新する可能性が出てきました。

(アイキャッチ画像は日本将棋連盟ホームページより、2月23日対局分までの記録)

 

 

 

 

現在の歴代最高記録は、

1967年に中原誠五段(当時)が記録した47勝8敗(0.8545)です。

 

後に十六世名人として一時代を築いた中原五段による脅威の8割5分超の大記録。

 

一般的に最高勝率の記録は、

若手時代(デビュー数年以内)に圧倒的に勝ち続けることが求められます。

 

段位が上昇することで、

どうしても相対的に対局相手のレベルが上がるため、

高い勝率を維持することが困難になってくるためです。

 

ちなみに、誰しも若手時代を経験するわけですが、

谷川浩司十七世名人、羽生善治九段、渡辺明九段、などなど、

中原十六世名人以降も、後に時代を築く棋士たちがデビューしたわけですが、

この大記録を更新するところまではできませんでした。

 

記憶に新しいところだと、

藤井竜王名人がデビュー29連勝を達成しましたが、

それでも年度最高勝率の更新には至りませんでした。

 

現在まで毎年のように無敵の強さを発揮し続けている藤井竜王名人でも、

未だ達成できていない大記録のひとつですが、そこに18歳の藤本四段が挑む構図。

 

多くの将棋ファンのあいだでは、

藤井竜王名人の牙城を崩すのは藤井竜王名人より年下の後輩棋士を待たないといけない、

という雰囲気が醸成されています。

 

藤本四段がその一番手になるかもしれない、

そう考えると、これまでと一味違う将棋観戦の楽しみ方ができそう。

 

どのような業界でもそうですが、

若手の台頭はとても新鮮で、観ているわたしたちの気分をワクワクさせてくれます。

 

藤本渚四段には、ぜひ年間最高勝率を更新していただいて、

数年後に藤井竜王名人にタイトル挑戦する姿が今から待ち遠しいです。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 

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