リバプールの失速は遠藤航の責任か!?

トレード雑記第410弾、

 

リバプールの失速は遠藤航の責任か!?

なかなかに過激なブログタイトルです。

 

わたしなりの回答は、単純明快。

 

 

はい、

リバプールの失速は遠藤航の責任です。

 

 

ひと言で書いてしまうと・・・、

それだけで議論が終わってしまうので、

丁寧に説明しようと思います。

 

だいたいの流れは、こんな感じ。

 

1.遠藤航の評価が懐疑、絶賛、力不足と乱高下する理由

2.リバプールが失速した理由

3.遠藤航に求められる役割と責任

 

 

1.遠藤航の評価が懐疑、絶賛、力不足と乱高下する理由

リバプールに移籍して以降、遠藤航の評価は乱高下しています。

 

加入当初は、候補選手の1番手、2番手の獲得に失敗して、

選手の確保を優先するあまりの「パニックバイ」として懐疑的な見方が主流。

 

12月頃から一気にブレーク、1月の離脱(アジアカップ出場)を経て、

2月以降も堅調なパフォーマンスを発揮したことからその評価は「絶賛」へと変化。

 

ところがところが、

3月中旬からチームに異変が・・・。

 

故障者の復帰が相次いで、

チームの雰囲気も絶好調だったはずなのに、

ゴールから見放されたかのような決定力不足に凡ミスによる失点の連続。

 

チームの失速に合わせるように、

守備の要である遠藤航への評価も下落の一途。

 

「失望」「力不足」「限界」など、

ネガティブな表現が並ぶことになります。

 

というのが、

現在(4月中旬)までの遠藤航の評価の変遷。

 

チームが勝利していると評価が上がり、

チームが敗北すると評価が下がる、そういう感じ。

 

このことはすごく大切なので、

後ほどもう一度繰り返します。

 

2.リバプールが失速した理由

「なぜリバプールが失速したのか?」という問いかけをすると、

直近の2024年3月以降の敗戦にスポットが当たります。

 

そういう近視眼的な見方をしていると、

だいたいの場合、本質を見誤ります。

 

例えると、「日経平均は暴落している!」と叫ぶようなもの。

 

たしかに4月の日経平均は下落が大きく散々な出来ですが、

年度内は史上最高値を更新して、大きく株価を上げていました。

 

下落だけを指摘してパニックになるのは、アホです思慮が足りません。

 

それと同じで、リバプールは、

昨シーズンの低迷(7年ぶりにCS出場権を逃すリーグ5位)からの今季がスタートしています。

 

期待値が低いなかで目立ったのが、新加入のMF3選手、

アレックス・マクアリスター、ドミニク・ソボスライ、遠藤航の活躍。

 

また、若いフラーフェンベルフは少しずつチームにフィットしていて、

昨季からいるジョーンズやエリオットの成長もあって盤石の中盤を築く。

 

そして攻撃陣は、

サラー、ヌニェス、ディアス、ガクポ、ジョタなど、

試合ごとに得点者が入れ替わる多彩な顔触れのFWたち。

 

守備陣も鉄壁のGKアリソンに、

今季キャプテンに就任したファンダイクの復活。

 

開幕前に多くの人が予想していた順位とは異なり、

12月を首位で折り返す最高の後半戦をスタート。

 

故障者が続出した以降は、

若いアカデミー(いわゆるユース)の選手たちの躍動。

 

1月に発表されたクロップ監督の今季限りでの監督退任もまた、

チームのブーストに拍車をかけていると話題になりました。

 

みたいなところからの・・・、

3月以降の失速。

 

サポーターが失望する気持ちはわかりますが、

一方で「想定外によくやっていた」という考え方もできます。

 

また、リーグ戦終盤に上位チームが失速する、

昨シーズンのアーセナルもそうでしたが、珍しい現象ではありません。

 

失速はむしろ当たり前の現象で、

どうしてもケガや故障、疲労の蓄積、

満身創痍のなかでの不運な失点からの敗戦など、

総力戦となったときのチームの力量が問われるわけ。

 

だからこそ、リーグ優勝に大きな価値があるといえます。

 

3.遠藤航に求められる役割と責任

リバプールにおける遠藤航のポジションは、

「4-3-3の中盤の底」「アンカー」「6番」などと表現されます。

 

アンカーは「船の碇」という意味で、

安全運航に最も大切な心臓部分をサッカーで表現しています。

 

日本語的には「扇の要」みたいな感じでしょうか。

 

遠藤航の役割を一文で表現すると、

「守備に安定をもたらし、攻撃のリズムをつくる」

となります。

 

よく言われているように、

遠藤はスピード、テクニック、パワーなど個人指標で特段に秀でたところはありません。

(比較対象が超一流の選手ばかりなので、それはそれで仕方ありません)

 

つまり、「1対1」だけをみると優秀な選手ではないように感じます。

 

しかし、遠藤の強みは、

「11対11」のサッカーだからこそ強調される強みとなっています。

 

経験からくる相手チームの攻撃パターンを読んで、

最適なポジションを確保することにほかならず、

まさに「扇の要」の役割をこなしています。

 

さきほど書いた言葉を繰り返します。

 

チームが勝利していると評価が上がり、

チームが敗北すると評価が下がる、そういう感じ。

 

つまり、遠藤航の役割および責任とは、

チームを勝利に導くことです。

 

ですから、

チームの失速(≒敗戦が増える)は遠藤の責任です。

わたしは別に遠藤を貶すつもりもアンチでもありません、

遠藤航がそれを言われるレベルの選手だということの裏返しです。

 

ちなみに、直近の遠藤は途中交代(や欠場)が増えていますが、

遠藤がいない時間帯に劇的にチームが改善されているわけではありません。

 

現状はチームもダメで、

遠藤もダメということ。

 

もちろん、遠藤航&リバプールファンの理想(妄想?)は、

遠藤が入ることで劇的にチームが改善されて勝利に繋がる、

昨年12月のフルハム戦のような活躍を期待したいわけです。

 

チームの失速からの巻き返し、

その「きっかけ」をつくる選手に遠藤航がなることで、

遠藤の評価はまた大きく変わってくると期待しています。

 

プレミアリーグ残り6戦、

リバプール全勝&遠藤航の大活躍を祈念して。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 

追記(2024.4.22.フルハム戦終了後)

 

リバプールはアウェーのフルハム戦に3-1で勝利!!!

(アイキャッチ画像は、LFC JapanのXより引用)

 

試合終了直後のため、

現地の反応などはわからないけれど、

わたしの考えが正しいのであれば・・・、

 

遠藤航の評価は上々のはず。

 

なぜなら、

チームを勝利に導いたから。

 

この明確な事実が遠藤航の、

より正確には「アンカー」の選手に求められる最大の評価ポイントだから。

 

といったところで、

あらためて本日のブログは手仕舞い。

 

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