高校野球は変わるのか?変えるのか?
トレード雑記第462弾、
高校野球は変わるのか?変えるのか?
一部ではプロ野球よりも圧倒的に大人気コンテンツなのが高校野球。
本日決勝戦を迎えます。
(ブログ公開時には結果が出ているはず)
例年ながら春夏の甲子園の盛り上がりは、
おそらくほぼすべてのスポーツ報道よりも大きく注目度が高いイベント。
(経済効果だったか視聴者数だったかの分析を見た記憶があります)
そんな甲子園ですが、
近年、炎天下のなかでの実施について、
いろいろと議論が巻き起こっているようです。
とある意見では、
現行の「9回表裏」から「7回表裏」に短縮した方がいい、
現行の屋根なし球場「甲子園」から「ドーム」球場にした方がいい、
など、選手の健康の観点などから議論が巻き起こっているみたい。
もちろん、
反対意見もたくさんあって、
「現状維持」が大切であるというもの。
野球は9回だからこそのドラマがある、
7回に短縮すれば、ゆくゆくは一流の野球選手が育たなくなる、
ドーム球場にすればいいと簡単に言うけれど・・・、
球場使用料や、選手の宿泊先の確保、交通手段・費用の工面など、
兵庫県甲子園だから成立してきた現実がある、など。
極端に分類すると、
甲子園の伝統と格式、そこに夢やストーリーを求めている層と、
極めて現実的に高校生のクラブ活動の安全性を求めている層と、
意見は平行線といった感じ。
それ以外の論点としては、
ほかにも早朝やナイトゲームの導入など時間帯の変更案とかもあるみたいですが、
視聴者確保、放映権などビジネスの側面も無視できないのもまた事実。
堂々巡りを続けているなかで、さらに議論が拡大して、
炎天下のスポーツは別に野球だけの問題ではないはず、
といった話になって、結局「継続審議」「先送り」というのが実際のところだと思う。
難しいのは妥協するとズルズル、
という話にもなりかねないところ。
たとえば、「9回→7回」にすれば、
またいつか「7回→5回」に変わったりすることがあり得るわけ。
(少なくとも一度短縮変更したのだから、という話になる)
だからといって現状維持を頑なに主張すると、
「100→0」のように、「高校野球廃止」くらいの話になる可能性もある。
高校野球に限定されないけれど、
この手の頑なに変更を拒む層がいると、
妥協案を飛び越えて廃止案が出てくるのが世の常。
もちろん、今の時点で高校野球が廃止される可能性はゼロだけど、
決勝準決勝など全国生中継されているところで高校球児がバタバタ倒れたりすれば、
そうも言ってられないし、理想論だけで語ることもできなくなるわけで・・・。
で、どうするの、みたいな感じで、
この議論はここ5年くらい同じところで続いている状況。
完璧な解決策は思い浮かばないし、
だからといって本当にこのままでいいのか不安だし、
それが簡単に出来たらすでに解決しているんだけど、というお話。
何の結論もでないとりとめのないブログになりましたが。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。