福間女流五冠の「体調不良・不戦敗」で大慌てな女流棋士会!?
トレード雑記第492弾、
福間女流五冠の「体調不良・不戦敗」で大慌てな女流棋士会!?
先日来、女流棋士会の界隈が騒がしい・・・。
西山女流三冠の棋士編入試験、初戦勝利で盛り上がっていたところなんだけど、
福間女流五冠の(妊娠に伴うと考えられる)体調不良、結果としてのタイトル戦不戦敗が続いていて、
世間の注目が高まるなか、女流棋士会の対応が後手後手になって・・・、という状況。
こういうときの対応は、
だいたいの場合、単純明快で、
次のような声明をプレスリリースとして発表すれば、ほぼ理解が得られる。
☆.女流棋士会
ルールに則って福間女流を不戦敗とする、今後必要に応じてルール改正を検討する。
☆.福間女流
タイトル戦の欠場を詫びて、主催者、ファン等への感謝の言葉を綴る。
☆.対局相手(≒西山女流)
タイトル戦不成立を詫びて、
主催者、ファン等への感謝の言葉を綴るとともに、福間女流の体調を気遣う。
こんな感じ。
現状、女流タイトル全八冠のうち、五つを福間女流が、三つを西山女流が保持しているので、
タイトルホルダー2名と、女流棋士会会長の山田久美女流四段が正式に声明を発表すればよかった。
それが、体調不良・不戦敗の報道があって以降、
女流棋士会としての対応が見えなかったこともあって後手後手に回り、
一部のフェミニストからの攻撃もあったりして・・・、
収拾がつかなくなって、慌てて会見(説明会)を開いた感じになってしまった。
ちなみに、上記の声明案のなかでは、
西山女流がタイトル戦のたびにSNSで発表していたくらい。
しかも説明会では、欠席裁判のように福間女流からの配慮のお願いが発表されてしまい、
ニュアンスがわからないにもかかわらず、あまりいい印象を持たれなくなってしまった。
記事はこんな感じ。
この記事だと、
福間女流があまりにも「わがまま」に映ってしまう・・・。
なんだかなぁ・・・、という感じ。
実際のところがよくわからないのが悲しい。
なお、記事中にある清水女流七段は、
将棋連盟の現職理事で女流棋士会の前会長。
矢面に立ってしかるべき人物だけど、
こういう場合は現・女流棋士会会長の山田女流四段が表に出て対応した方がいい気もする。
(同席していても、知名度の高い清水さんの名前が報道されただけかもしれないけど)
わたしも将棋ファン歴が長いので、
これまでも結婚・妊娠・出産・子育てとライフステージの過程で、
実質的にタイトル戦線から離脱していった女流棋士を何人も見ています。
今回、現役タイトルホルダー、それも複数冠保持の第一人者、
福間女流五冠だから大きな話題になったという側面もなくはないので、
女流棋士会としてどのように対応されるのか注目されています。
また、後に続く女流棋士にとって、
それこそ西山女流(福間女流の3歳年下で現在29歳)にとっても、
他人事ではないはずですし・・・。
実は、この話題は比較的初期の頃から興味を持っていましたが、
風向きが変わりそうな報道があったので、急遽、現段階での内容をブログでまとめた感じです。
女流棋士会にとっても、
福間女流にとっても、西山女流にとっても、
それ以外のすべての女流棋士にとっても、大切な課題であると同時に、
誰一人としてバッシングの対象にならないような配慮があってほしい、
そういう気持ちになった次第です。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。