東証「70年ぶり」取引時間を30分延長!
トレード雑記第494弾、
東証「70年ぶり」取引時間を30分延長!
2024年11月5日(火)より、東京証券取引所の取引時間が30分延長されました。
アイキャッチ画像は、
時事通信社のweb記事より写真を引用。
前場は、9:00~11:30と変化はありませんが、
後場は、12:30~15:30と30分の延長となります。
同時に、大引けまでの5分間(15:25~15:30)は、
「クロージング・オーディション」という新しい取引形態がスタートしました。
クロージング・オーディションは、
売買の受付はするけれど実際には取引はおこなわれず、
引け時間に売買注文を一括して取引するという仕組み。
勝手なイメージとしては、
寄り前の15分間の発注板(注文受付は8:00開始)を引け間際にも採用した、
という感覚になります。
で、3連休明けとなった11月5日(火)にスタートした新取引方式ですが、
初日は大きなトラブルもなく、おおむね無事に取引を終了したようです。
SNS等では、
「よくわからない」「必要なの?」という声はありましたが、
ほとんどの人(≒いわゆる個人投資家)にとっては「静観」といった印象。
一部では、大型の「機関投資家」の動向次第で終値がいかようにも作り上げられる、
といった懸念点を指摘する声もありましたが、初日は大きな問題点は見られませんでした。
とはいえ、
たとえば、たま~にある、
「寄り前の気配はストップ高」なのに、
「寄り付き後に特売り状態」からの・・・、
「ストップ安張り付き!!!」みたいな銘柄が、
クロージング・オーディションを通じて発生すると、
大きな話題となるとともに問題視されるかもしれません。
より大きな視点では、
後場の売買代金がどうなるのか(≒活性化するのか)、
海外の投資家による売買の影響が増すのか(減るのか)、
決算発表の時間帯(場中or引け後)と株価に変化があるのか、
などなど、効果を見定めるにはもう少し時間が必要になってきそうです。
いずれにしても、
変化に不満を言ったり抵抗していてもまったく建設的ではないので、
変化にどう対応するか、前向きな投資戦略を見直す時期かもしれません。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。