流行語大賞「ふてほど」!?
トレード雑記第506弾、
流行語大賞「ふてほど」!?
年末恒例となっている「流行語大賞」の発表。
発表の主体は、
『現代用語の基礎知識』を発売している株式会社ユーキャン。
選定委員は、
漫画家のやくみつる氏など。
賞の正式名称は、
「新語・流行語大賞」。
栄えある大賞は、
「ふてほど」
TBS系列のドラマタイトル『不適切にもほどがある!』を短縮した言葉。
と言っても・・・、
知らない人も多いのではないだろうか。
まず地上波テレビをリアルタイムで視聴する層が昭和や平成の時代から減少している。
さらには「ドラマ」というジャンルも好き嫌いがはっきりしているし、
そのうえで特定のドラマを視聴している人が多数派になることは難しい。
(実際、『不適切にもほどがある!』の平均視聴率は7%程度)
また、毎週決まった時間にお茶の間でテレビを視聴という時代でもない(はず)。
そのうえ、令和の時代では映像がアーカイブにも残るので、
それこそビデオ(≒VHS)に録画しておかないと一生見ることができない、
みたいな危機感を持っている人はいない(と思う)。
だからよほど話題にならないと流行とは縁遠い。
作中の決め台詞として汎用性の高かった「倍返し」(『半沢直樹』2013年大賞)と比較しても、
使い勝手が良いとは思えない「ふてほど」は、なかなかの謎選考と言えるかもしれない。
まぁ、ここ数年の野球関連ネタが飽和状態なのと、
大谷翔平選手とメディアのトラブル(購入した家を晒すなど)もあって、
無難なところに落ち着いた、というのが率直な感想。
一方で、
急速に浸透しつつあるのが、
「ふてほど」が「不適切報道」の略語となるのでは、というネタ。
近年の地上波テレビの報道姿勢に辟易していた人たちの格好のネタに。
来年以降、年末が近づくと「ふてほど大賞」がネットで開催されそう。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。