『逃げ上手の若君』って知ってる!?
トレード雑記第515弾、
『逃げ上手の若君』って知ってる!?
2021年から『週刊少年ジャンプ』で連載中、
代表作『暗殺教室』などで人気の松井優征による異色(?)の歴史漫画。
どのくらい話題になっているのか、
正直わからないのですが、アニメ化もされていますし、
それなりに知名度のある作品なのかもしれません。
わたし自身は、
以前から漫画の名称や主人公(北条時行)については知っていたけれど、
実際に読んだのは最近、という作品。
あらためまして、
本日紹介する漫画はこちら。
『逃げ上手の若君』(松井優征)
最近紹介している漫画は、
原作、作画、キャラクターデザインなど、
複数のクリエイターによる作品がほとんどだったので、
漫画家個人による作品を紹介するのは久しぶりな気がします。
どちらが良質か、おもしろいか、みたいな論争はナンセンスで、
野球だと先発完投or継投分業化、サッカーだとスタメン固定orサブ流動活用、みたいな違い。
好き嫌いも別にないですが、
とはいえ、一人の人間がアイデアからストーリー、
そして作画まですべてを一人で完遂させるのはかっこいいなぁと感じます。
さて、内容ですが、いわゆる日本の歴史もの。
時代設定は、1333年開始と、
戦国時代や幕末と比較すると、かなりマイナーな時代をチョイス。
鎌倉幕府(実質的に北条家支配だった頃)の終焉と、
その後の室町幕府(初代征夷大将軍・足利尊氏)の設立までの動乱を、
「北条時行」の視点から描くという挑戦的な作品。
わたしもそうですが、
この時代に詳しくない方に説明するのは難しいので、
簡単に書くと、足利尊氏に滅ぼされた鎌倉幕府の御曹司、北条時行が主人公。
このとき8歳とも9歳ともいわれる若君で、
鎌倉幕府の最後と室町幕府の最初のちょうどはざまということで、
「中先代」(なかせんだい)という異名を持つ武士。
10歳くらいのときに、
北条家の遺臣たちに担がれて足利尊氏に戦いを挑むわけです。
もちろん歴史を知る者としては、
室町幕府が誕生しているわけで、北条時行は負け戦の大将。
彼を主人公に、
今でいうところの「逃げ回りながらのゲリラ戦法」で、
奇襲をしかけて鎌倉の地奪還に数度成功して数度失敗して、
みたいな歴史を漫画で面白おかしく再現している感じです。
シリアスな戦国絵巻っぽい漫画ではなくて、
ギャグ要素を盛り込みつつ、そこまで知名度の高くない主人公の冒険活劇。
わたしも読み始めたばかりで、
どういう展開になっていくのか、
まったく予想がつかないのですが、
戦国時代、幕末、鎌倉幕府誕生(源頼朝、義経)ではない歴史漫画として、
ものすごく興味がそそられた、というのが本音。
連載中の作品ですし、歴史ものですので、詳細は割愛しますが、
2025年はある程度まとめて読んでみようかなぁと考えている作品です。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。