Mリーグ「インタビュー」を考える
トレード雑記第530弾、
Mリーグ「インタビュー」を考える
ブログタイトルをどうするか迷ったのですが、
「Mリーグ「〇〇」を考える」という形式で、
何本か書いていけたらまとめ書きと思います。
第1弾は前回前々回の、
「楽屋配信」を考える。でした。
Mリーグ「楽屋配信」をあらためて考える【その1】(2025年1月29日公開)
Mリーグ「楽屋配信」をあらためて考える【その2】岡田プロ発言の本質と対応策(2025年2月3日公開)
第2弾は、
実は第1弾と関連している「インタビュー」について。
こちらも考え方は、
ヒューマンエラーではなくシステムエラーが発生している
というもの。
ですから、
インタビューアーの〇〇さんが上手い、下手、好き、嫌い、とか、
選手との関係性でどうのこうの、みたいな話は、一切ありません。
現状のインタビューの形式について、
もっと良くなるんじゃないかな、という問題提起に近い内容です。
そのため、いくつかの質問を自問自答しつつ、
「Mリーグのインタビュー」を考えていきます。
質問1.Mリーグでインタビューは必要ですか?
はい。
いいえ、と回答する人はほとんどいないはず。
それでも、
こういう根本的なところから疑問を持つことが大切。
質問2.インタビューは1試合2名が妥当ですか?
わかりません。
ただし、この質問に関しては、
「はい」と「いいえ」とそれぞれ両方いると思う。
現状のインタビューでは、
試合終了後に2名(1位の選手、2~4位で任意の選手)が、
インタビューアーと「1対1」で2名連続、1日2試合で2回実施する、という流れ。
延べ4名(2試合とも同一選手が1位の場合など重複あり)のインタビューを実施。
ここでは、
論点をインタビューされる人数に絞って考えます。
0名:インタビューなし。質問1と重なりますがインタビュー不要という考え方。
1名:各試合「1位の選手」のみ。他競技の勝利者インタビューと同じ。
2名:現行通り。バランスがいいかも。
3名:積極的に3名とする理由はわからない
4名:選手全員の露出、認知度向上に寄与。ただし放送時間が冗長になるかも。
これが1試合あたりの人数なので、
2試合分になるとそれぞれ2倍、最大8名の選手へのインタビューが可能。
わたし個人としては、
0名はなし(=インタビューは必要)で、
1名 or 2名がいいのでは、と感じる次第。
3名は、積極的に選択する理由がわからないし、
4名全員だとあまりにも長くなります。
なお、麻雀最強戦のような、試合間隔が1~2ヶ月あって、
参加する麻雀プロも不特定多数(から選ばれる)であれば、
4名全員へのインタビューは理にかなっていると感じますので、
「4名インタビューに否定的=最強戦に否定的」みたいな短絡的な批判は受け付けません。
あくまでもMリーグ(出場選手固定、週4日、1日2試合開催)を念頭に考えています。
1名の場合、
1位選手とすれば、勝利者インタビューと同じで話す内容に困らない、
4位インタビューで「不貞腐れた(ように映る)」選手とかマイナスでしかない、
という理由に加え、単純に放送時間の短縮になり得る、という考え方も成立します。
特に1試合目と2試合目の間隔が長いことはよく知られていますので、その対策になるかも。
とはいえ、もちろん、試合間隔や全体の放送時間は、
映像が流れている裏側で「麻雀卓・牌」の清掃をするなど、
映像ではわからない物理的な作業、調整が必要なので、そのあたりも考慮する必要あり。
ちなみに、わたし個人は、
不貞腐れたインタビューは誰も得しないと感じるので、
それなら1名でもいいのでは、と感じる次第。
とはいえ、そうすると、
1位がない選手(1月31日現在、2選手が該当)はインタビューなし、
ということになってしまうので、そのあたりも考慮する必要あり。
また、敗者(特に4位)だからこそ、
さわやかで清々しいインタビューをすると株が上がったりする光景もあって、
今季だと松本吉弘選手とか、1位以外の選手へのインタビューの醍醐味でもある。
質問3.インタビューは、各試合終了直後が妥当か?
わかりません。
ただ、前述したように、
1試合目と2試合目の感覚をできる限り短縮するとともに、
2試合分をまとめて実施する、という形式も検討できます。
そうすると、
1試合目、2試合目のトップの選手2名を、
その日のインタビュー対象者とすることもできます。
(同一選手による2連勝だと、プラス1名の注目選手を選んで実施、など)
あるいは、この形式であれば、
2試合合算で3名体制(1戦目1位選手、2戦目1位選手、注目選手)のインタビューも検討できそう。
また、現行の4名インタビューの場合でも、
「1対1形式×4」「試合ごとに2名×2」「4名同時」など、
インタビューの形式自体もいくつか検討できると感じます。
このあたりは、試合直後の「興奮」を伝えることを優先するか、
ある一定の時間経過後「麻雀の深い話」を伝えることを優先するか、
など、目的に即したインタビューをあらためて考える必要がありそうです。
質問4.監督など選手以外のインタビューは必要か?
検討の余地あり。
現状では「選手」のみがインタビューの対象ですが、
采配など「監督」目線のインタビューもおもしろいと感じます。
サッカーや野球などでは普通に実施されています。
たとえば、
元選手の近藤誠一監督など、いいインタビューになりそう。
とはいえ、
監督不在のチームもありますし、
監督以外の関係者のどこまで範囲を広げるか、
みたいなところも検討しないといけませんので、
現行の選手のみでも、それはそれで納得性は高いと感じます。
あくまでも「インタビュー」をシステムとして考えると、
どういう論点が見えてくるか、という考え方のお話。
質問5.インタビューの内容は適切か?
わかりません。
この質問の念頭にあるのは、
わたし個人が「それインタビューで必要?」という内容があるから。
たとえば、次のようなやつ。
①チョンボ等のお詫び
②Mリーグとは関係のないネタ
③その他インタビューを私物化している内容
①は、誤ロン・誤ツモ、少牌・多牌、山崩し、など、
お詫びすること自体よりも、「お詫びをすることが当然」みたいな空気が微妙な感じ。
②は、他の番組などで約束されたネタ披露みたいなやつで、
知らない人にはまったく理解できない「内輪ノリ」の典型的な流れ。
(好きな人もいるんだろうけれど、Mリーグと関係なくね?って感じる次第)
③は、今回の岡田プロの「誰に何を謝罪しているのかよくわからない発言」など、
インタビューを私物化しているのではないかと感じてしまうような内容。
謝罪したからいいでしょ、みたいなノリも併せて疑問だったりします。
わたし個人は、
関連イベントや書籍出版のアナウンスくらいなら微笑ましいと感じるけど、
直接Mリーグと関係ない話をされても、そういう内輪ノリについていけない。
こんな感じで、
質問を5つ考えてみたけれど、
インタビューも番組の重要な一部分なので、
いい意味で緊張感を持って、より良いインタビューを実施してほしい、そう感じる次第。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。