「リスキーダイス」を振る生き方-1人目-

トレード雑記第549弾、
「リスキーダイス」を振る生き方-1人目-
前回ブログで「リスキーダイス」の紹介と、
わたし自身は極力ダイスを振らない生き方をしている、というお話をしました。
とはいえ一般論として、
リスクとベネフィットを天秤にかけて、
アクセルを踏まなければならない状況もあると思います。
文字どおり「賽は投げられた」というやつ。
また、そういった「ダイスを振ることを自覚して行動する」場合以外であっても、
その発言、その行動ってリスクあるようなぁ、みたいな(本人的に)無自覚なものをあるはず。
そのため、それぞれの人のそれぞれの生き方について、
何が正解で何が不正解か、誰それが正しいか間違っているか、みたいな議論はナンセンス。
他者からのご意見、ご助言、アドバイスは参考にしつつも、
これまで生まれ育って生活している現在の自分の考え方は、
わたし自身おそらく変わらないだろうし、同じように誰かの生活を変えたいとも思わない。
このブログでは、
わたし個人の独断と偏見で「リスキーダイスを振っているなぁ」と感じる著名人を紹介する、というもの。
あくまでも個人の感想です。
同時に、
紹介させていただく方は一定の知名度を誇る著名人であり、
わたしのような一般人には手の届かない生活をしていると思われている方に限定しています。
(不幸をアピールしている人や落ち目の人をあざ笑うような趣旨ではありません、念のため)
また議論をしたり、討論をしたり、みたいなことを目的にしておらず、
あくまでも個人の感想です(重要なので2回書きます)、というものをご理解ください。
1人目-テスタ氏
最初に紹介するのは、
株式投資・トレードの世界では知らない人はいない著名なカリスマ個人投資家テスタ氏。
SNSの自己紹介において投資運用利益100億円を公言しており、
証券会社の番組に出演したり、投資講演会など多数登壇されている大人気の人物。
本名や家族構成は非公開だと思いますが、
映像から受ける印象だと、温厚で優しそうな30代のイケメン好青年。
そのギャップがかっこいいわけ。
The ITベンチャー創業者みたいな成金っぽさがないところも好印象。
なんだけど、
とはいえ、それでも100億の利益とか、そういうキャッチーなフレーズが先行すると、
「羨望」「尊敬」とともに「嫉妬」や「逆恨み」などどうしてもトラブルに巻き込まれかねない。
怪しい人たちとかもたくさん寄ってくるだろうし、
普通の人とは比較にならないくらい誘拐とか脅迫とかそういった犯罪の危険性もあるはず。
ご本人やご家族が直接の被害に遭遇する危険性もあるし、
すでに発生しているけれど「テスタ氏を騙った詐欺」も横行している様子。
SNSでも積極的に発信されていて、
親しみやすい雰囲気がある一方で、
なんとなく軽いというか、なんだか危うい感じが否めない。
最近もそうだけど、
「自分(テスタ氏)を騙った詐欺被害に合った人と直接対応した」というXの投稿をみて、
え、そんなことして大丈夫なの、と心配になってしまった(下記一連の画像を参照)。
☆.わたしの引用リポスト
☆.テスタ氏のポスト全文
☆.事案の発生と注意喚起
3枚の画像は、
時系列的には逆の流れで、
テスタ氏を騙る詐欺に引っ掛かった(と思われる)人から問い合わせがあった、
という3枚目の画像が1番最初の発信。
ここでは、「知らない人と個人的に連絡することは100%無い」と断言。
このXに対するリポストに対して、
詳細な対応を発信したのが2枚目の画像。
直接、DM(ダイレクトメール)と電話をした、というもの。
ゑ???
知らない人と個人的に連絡してるんでは???
というのが率直な感想。
こういう場合にどう対応すればいいのかわからないけれど、
今回のテスタ氏のXで紹介している対応は、悪手中の悪手だと感じた次第。
理由は簡単。
①100%対応しないと書きつつ、実際には対応している
②被害者(と思われる人)と直接対応をしたという事実
③(詐欺師にとって)アフターフォローを本人がしてくれたという事実
①は、
わたしにはまったく理解できない次元で、「大丈夫なの?」ってなったやつ。
②は、
電話の内容はわからないけれど被害者と接点が生じた以上、
そこでの対応において逆恨みされるリスクが発生する(それもすごく大きそう)。
さらに、電話をするくらいだから、
直接面会もするんじゃないかと思われそうで、
その場合にはますますリスクが高まってしまう。
いやいや直接会うわけないでしょ、って思うけど、
それはそもそも電話なんかしない人の発想だと思うわけです。
そしてこのことは③の詐欺師側にとって、
至れり尽くせりのアフターサービスとなってしまっている。
当然、このやりとりを知った詐欺師たちは、
今後もテスタ氏を騙る詐欺を続けると思う。
だって、本物が対応してくれるんだもん。
さらに別の観点から、
テスタ氏と電話がしたい人(≒ファン、冷やかし含む)のなかには、
詐欺の被害者を装って氏にコンタクトを取る人も出てくるだろう、とも思う。
まとめると、
加害者(詐欺師)を増長させて、
さらなる被害者を増やすことに繋がるし、
被害者を装う愉快犯が増える可能性もあるし、
何よりもテスタ氏自身に危険が及ぶリスクが高まる対応に映ってしまう。
そういった意味で、
「何回リスキーダイスを振っとんねん!」という印象。
ぶっちゃけ「これは本物のテスタさん!?」と感じたくらい、
あまりにも対応が危なっかしいと思わずにはいられなかった・・・。
それでは、
どう対応すれば良かったのか正解はわからないけれど、
個人として対応するのであれば、警察へ相談するように促すくらいが関の山かもしれない。
あるいは、
東洲斎写楽やシェイクスピアなどの都市伝説でよく言われる「集団体制」への移行、
「テスタ」というハンドルネームを法人化するイメージで、法律系のスタッフを雇用するなど、
扱う金額の大きさに対応したリスク管理体制を検討してもいいのかもしれない、とも思う。
「カリスマ個人投資家」という「個人」で活動していることが、
テスタ氏のアピールポイントのひとつなので、そことのバランス調整は必要だろうけれど、
「こんなしょうもない対応を本人が自らしていたら時間と命がいくつあっても足りないわ!」という印象。
しかもその対応をSNSで発信してしまうというところを含めて、正直に氏の行動が理解できない。
詐欺事件に関係がある場合(SNS上では被害者と対応している状況)、
警察が捜査する案件になりそうだし、その場合、情報発信は慎重にしなければならない、はず。
いずれにしても、
テスタ氏は個人投資家としての知名度抜群、
証券会社等による個人投資家のアイコンとして活動しているわけですから、
ファンも多いけどアンチも多い、逆恨みされるリスクも多々ある、という状況にあるわけで、
軽率な行動(SNSでの犯罪に関わっている発言などを含む)は避けた方が良いように思う次第。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。
2人目以降については、
またブログをあらためて。
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