サッカー日本代表の課題-良い守備から良い攻撃へ!-

トレード雑記第552弾、

 

サッカー日本代表の課題-良い守備から良い攻撃へ!-

ワールドカップ出場を賭けた3月の最終予選ですが、

無事(?)に1勝1分、8大会連続となるW杯への出場権を獲得しました。

 

とはいえ、

ホーム(@埼玉)での2戦、

 

対バーレーン代表 2-0

対サウジアラビア代表 0-0

 

一見するとクリーンシートで順調のようにも映りますが、

守備を固める相手チームに対して攻めあぐねるシーンも多々あって、

快勝というよりは、いくつもの課題が明確になった2試合だったと感じます。

 

あらためて、

森保一監督が2018年の監督就任当初から掲げている、

 

“良い守備から良い攻撃へ”

 

というスローガン。

 

最近使われなくなった感じがありますが、

今こそこのフレーズが重要なのではないかと思います。

 

このブログでは、

ざっくりとですが、ポジション別に課題を整理して、

6月以降の代表戦の見どころとしたいと考えています。

 

 

GK.鈴木彩艶で盤石、長期ビジョンを!

 

まずはGKですが、

ここは鈴木彩艶で確定。

 

クラブチームでの活躍は申し分ないですし、年齢も若い(22歳)です。

 

向こう10年は彩艶を軸に長期的なGK大国へのビジョンが必要、

くらいの感覚ではないでしょうか。

 

ケガだけはしないでくれ、という状況。

 

DF.3バックor4バック、故障者続出で前途多難!?

 

現状、冨安、谷口をはじめ主力となる選手たちがケガで離脱中、

3月の2試合は調子を取り戻した板倉を中心に無失点で切り抜けました。

 

「良い守備」を形成するDF陣ですが、

現状では3バックでいくのか4バックでいくのか、

それぞれのスタメンとなる選手は、などなど、かなり不透明な状況。

 

個人的には、

選手の年齢なども考慮して伊藤洋輝を中心にDF陣の再構築が必要と思うけれど、

ある意味での伊藤の不人気ぶりは凄まじく、考え方自体ですら定着しそうにありません。

 

ちなみに3月の2試合で出場したDFの選手は全員、「及第点」というのがわたしの評価。

 

W杯出場を賭けたプレッシャーのなかでのバーレーン代表戦と、

W杯出場決定後のターンオーバーでのぞんだサウジアラビア代表戦とでは、

意味合いが異なるので、瀬古歩夢が酷評されて高井幸大が絶賛されて、というのも違和感。

(瀬古もボチボチだったし、高井もそこまで無双していた感じはしないので)

 

いずれにしてもガチガチに引いて守るアジアの代表戦だとDF陣の真価は問えないわけで、

だからこそ3バックと4バックを固定せずに曖昧に、という状況が続いているのだと思います。

 

いろいろなタイプのチームと戦うなかで、高井のさらなる成長には期待大。

 

せっかくGKがはっきりしてきたので、

いい守備の土台となるDF陣もはっきりしてくれると嬉しいのだけれど。

 

守備的MF.遠藤を中心に、その次を担うのは誰!?

 

主将・遠藤航は確定、

その相方としては守田英正が一番手。

 

その次、というところが、いつもながらわからない。

 

鎌田や旗手はより攻撃寄りだと感じるし、

田中碧は、自由に動く方がやりやすそう。

 

招集外の選手のなかでは伊藤敦樹とか期待していたんだけど、どうなっているんだろうか。

 

攻撃的MF.中央も左右のウィングも豊富過ぎて渋滞、組み合わせが肝心!

 

まずは3月の2試合で無双した久保建英、

フィールドを縦横無尽に駆け回る姿は圧巻。

 

問題は、格上のチーム相手でも同じプレーができるのか、というところ。

 

バーレーン代表戦では久保の活躍が目立ったけれど、

実は堂安律が黒子役としてサポートしていた部分が大きかったように感じる次第。

(堂安も伊藤と同様に叩かれやすい選手だけど)

 

久保、堂安、そして南野(さらには鎌田)など、

中央でボールをキープできる選手の起用法をどうするか。

 

さらには左右のウィングとなる三笘(+中村)、伊東の起用法も、

調子が良いときとそうでないときの差が激しいので、そのあたりをどう管理するか。

 

DF陣からのロングフィードへの対応など、DFとの組み合わせも重要。

 

伊藤が批判される理由のひとつだけど、

左WBの三笘や中村との相性がイマイチと感じてしまうのが事実。

 

わたしは伊藤中心に再構築派だけど、間違いなく少数派で、

多数派の意見は、三笘や中村を活かすDFを起用派(伊藤を入れ替え)だと思う。

(チーム戦術のなかで上手く調整できたら最高なんだけど)

 

このあたりのDF陣とMF陣との連携こそが、

良い守備から良い攻撃へのキモであることは間違いありません。

 

いずれにしても、

「史上最高の2列目」などと称される攻撃的MFが機能すれば勝ち、

機能しなければ負け、みたいなわかりやすい試合が少なくないので、

どの試合でも機能できるように、一方で機能しなくても勝てる次善策を、

という2つの考え方を並行して調整する必要があるように感じる次第。

 

FW.ワントップは確定なの?

 

森保監督になってから、ほぼワントップが採用されているけれど、

上田綺世のケガもあって絶対的なワントップという選手がいない状態。

 

他にも候補となる選手はいるけれど、

だいたい前線に1人でキープ力抜群みたいな理想のストライカーはいないのでは、と感じる。

 

絶対的なワントップとなる選手がいるのであればいいけれど、

もっと柔軟に、2トップとか3トップとかも試していいのでは、という感じ。

 

たとえば、先日のサウジアラビア代表戦だと、

前田大然と古橋亨梧を2トップ(トップ下に旗手とか)にしたり、

若手選手を起用するにしても、ワントップだとプレッシャーが集中するので、

FWが2人、3人いると、互いにサポートも兼ねて対応できるかもしれないし。

 

過去のW杯最終予選は、

いつもギリギリの突破だったので余裕は皆無だったけれど、

今回はせっかく余裕をもって出場を決めたわけで、

本番に向けた準備を徹底してほしい。

 

また、ここからはケガはしないように、

現在ケガをしている選手は万全の状態で復帰して、

最高のワールドカップへ繋げてほしいですね。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 

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