ヒューリック杯棋聖戦「賞金総額5000万円」、タイトル戦最高額に!

トレード雑記第564弾、
ヒューリック杯棋聖戦「賞金総額5000万円」、タイトル戦最高額に!
将棋の八大タイトルのひとつ、棋聖戦が、特別協賛のヒューリック社の支援強化により、
賞金総額5000万円となり、竜王戦(4400万円)を超えてタイトル戦最高額の棋戦となりました。
古い将棋ファンにとって棋聖戦は、
一時期は年に2回開催(1994年まで)されていたこともあって、
どちらかというと序列の低いタイトル戦という印象が強かった、はず。
また、当時17歳の屋敷伸之四段が挑戦、18歳でタイトル奪取、19歳でタイトル防衛と、
若手が一躍トップ棋士の仲間入りを果たすことができる棋戦という印象もありました。
ちなみに、
最年少記録は藤井聡太竜王名人の登場により破られることになりますが、
10代でのタイトル防衛達成は、屋敷棋聖(当時)と藤井竜王名人の2名だけです。
ちなみにちなみに、
屋敷棋聖は、当時プロデビュー1年2ヶ月の「四段」で棋聖戦挑戦だったわけですが、
四段でのタイトル挑戦は史上初、そして今後絶対に出てこないと言われている記録。
なぜなら、
現在のルールでは、
タイトル挑戦が決定した段階で五段昇段だから。
ルール変更がない限り、100%出てこないわけですが、
明確に棋士に不利益(昇段規定の撤廃)となるルール変更は考えづらいので、
これからも唯一無二の記録として「屋敷四段→屋敷棋聖」は語り継がれると思います。
さて、話を戻して、
棋聖戦の賞金総額大幅アップ。
棋聖戦の冠にもなっているヒューリック社が協賛金を増額したようです。
ヒューリック株式会社は、
東証プライム上場(証券コード3003)の不動産会社で、
新しい関西将棋会館の建設にも大きくかかわっていました。
ひとつの社会貢献事業として将棋界を支援してくれている企業。
近年では女流棋士における順位戦に相当する白玲戦の主催もされていて、
西浦三郎代表取締役会長の姿も映像によく映っていたので「あの会社ね」という人もいらっしゃると思います。
現在、棋聖戦は、
藤井聡太棋聖への挑戦を決める挑戦者決定戦の直前。
4月25日(金)、永瀬拓矢九段vs杉本和陽(すぎもとかずお)五段が行われます。
叡王1期、王座4期の通算タイトル5期、棋聖の初戴冠を目指す永瀬九段と、
勝てばタイトル初挑戦、故・米長邦雄永世棋聖門下の杉本五段との一戦。
ヒューリック杯棋聖戦がますます盛り上がっていくことを期待したいです。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。
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