広陵高校の暴力事件に思うこと③-報道は変わるか!?

トレード雑記第611弾、

 

広陵高校の暴力事件に思うこと③-報道は変わるか!?

前回、前々回と関連ブログを書いてきたけれど、

想像以上に想像どおり(?)の展開に驚きと笑い(苦笑)に包まれています。

 

☆前回ブログ

広陵高校の暴力事件に思うこと②-そして消滅へ!?

 

☆前々回ブログ

広陵高校の暴力事件に思うこと-高校スポーツの負の遺産(?)

 

繰り返し指摘したように広陵高校の対応は、

すべてが無茶苦茶、「廃校はいつ???」くらいの流れ。

 

在校生や保護者に対して思うところもあるけれど、

新入生の確保は難しいだろうし、早晩、そうなるだろう、という感じ。

 

今回は、

前回の続き、

4.高野連にメスは入るのか?

5.学生スポーツの報道は変わるのか?

について。

 

4.高野連にメスは入るのか?

わたしは前々回のブログで、

高野連の対応そのものは批判できそうもない、と書きました。

 

捜査機関ではないので、高校側の報告に基づいて処分を下す、

その手続きや内容に誤りがなければそれ以上の行動を求めるのは酷、という意味。

 

とはいえ、

8月10日に開かれた広陵高校の辞退会見を踏まえて、

同日すぐに開催された高野連の会見をみると、高野連にもメスが入るかも、という感覚。

 

特に気になったのが、

広陵高校の暴力事件と同種の報告は年間1,000件以上入ってくるのだとか。

 

1日で約3件のペース。

 

そりゃあ、裁けるわけがない・・・。

 

内容を精査する時間もないだろうし、

次から次へと同じような報告がくると担当者は嫌になりそう。

 

そのなかから重大な案件を見つけ出すことなんか、事実上不可能。

 

報告義務を課していて、一つずつ対応しているだけでもある意味すごいと感じる次第。

(他の多くのスポーツを管轄する高体連には報告義務がないので、あくまでそことの比較)

 

間違いなく機能不全に陥っているわけですから、

このあたりを機能させるためにどうするか、高野連自身が制度設計を考え直す必要がありそう。

 

報告への対処方法のあり方もそうですし、

そのことを通じて、暴力事件等の実数を減少させる方向に持っていく必要があるはず。

 

そのために必要な措置は何か、

高野連の改革が迫られている感じ。

 

で、このあたりを曖昧なままにすると、

次に同じような事案が発生した場合、高野連の価値そのものが問われる自体になる。

(現時点ですでに高野連解体とか言っている人もいるくらいだし)

 

今回の件は、

あまりにも当該高校である広陵高校の対応が無茶苦茶過ぎるので、

高野連にどうこうできる範囲を超えていると思うけれど、そういう高校もあるという前提での制度設計の見直し。

 

わたし自身、パッと対応案が思い浮かばないので、これ以上のことは書けないですが、

たとえば、こういう高校に対して「高野連からの除名!」みたいな処分が出来れば存在意義はあるかも。

 

5.学生スポーツの報道は変わるのか?

そして、こちらの点も想像以上に想像どおりでしたが、

テレビや新聞など主要なメディアのいくつかは、「SNSのせい」という高校側の言い訳を垂れ流している状況。

 

さすがにその論法はキツイ・・・。

 

広島市議をはじめすでに多くの人が、

問題の根本は暴力事件とその事件への対処であると理解している。

 

SNSの問題(誹謗中傷や爆破予告?など)は、あくまでも別の問題。

 

そういったトンチンカンな報道をするから、

甲子園の主催社である朝日新聞に忖度しているのか、

NHKやテレビ朝日、利権があるから・・・、みたいな印象を持たれてしまう。

 

果ては、ジャニーズのときと構図が一緒、みたいな意見まで出てくる始末。

 

感動の押し売り、お涙頂戴、

みたいなストーリー仕立てで盛り上げる手法が、

いよいよ通用しなくなってきた感覚。

 

高校野球は昭和の遺産で、

そろそろ消滅してもいい頃、

みたいな意見もチラホラ聞こえてくるけれど、

さもありなんというか、そうなっても驚かないくらいに状況が悪い方に転がっている。

 

そして、

被害者のケアはどうするの、どうしていくの、

という肝心かなめの話に触れる人がほとんどいない。

 

被害者軽視どころか、被害者無視で進んでいる高校の対応、

高野連の対応、メディアの報道、すべてがありえないと感じる次第。

 

高野連や広陵高校への取材を通じて、

SNSはくだらないと思わせるような骨太の報道を期待したいけれど・・・。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 

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