リバプール遠藤航ベンチ外、冬移籍あるか!?

トレード雑記第475弾、

 

リバプール遠藤航ベンチ外、冬移籍あるか!?

シーズン開幕前から噂されていましたが、

日本代表キャプテンの遠藤航が所属するリバプールでベンチ外となりました。

 

今季のリバプールは、

公式戦6戦5勝1敗(リーグ戦5試合CL1試合の計6試合)という好成績ですが、

遠藤の出場時間がわずか数分、直近のボーンマス戦はベンチ外となりました。

 

遠藤航のファン、リバプールのファン、日本代表のファン、

その反応は三者三様といったところですが、冬移籍を含めて現時点での評価・感想をまとめます。

 

1.「リバプール」のファン目線

昨季まで指揮をとっていた名将と誉れ高いユルゲン・クロップ監督が退任し、

後任に、アルネ・スロット監督を迎え、新体制として挑む今シーズンですが、

色眼鏡を抜きにして結果を見れば、前述のとおり優秀な結果を出しています。

 

リーグ5試合での失点はわずかに1失点ですし、

その1失点がホームでの敗北だったこともあって、

過激な監督批判も出てはいましたが、冷静に考えれば上々の出来と言えます。

 

しかも、

若いフラーフェンベルフをチームに適応させて、

彼を中心として中盤が活き活きと躍動しています。

 

フラーフェンベルフは、

昨季、遠藤よりも後に、本当に移籍期限のギリギリにリバプールに加入した選手。

 

当時21歳の将来有望な若手選手として期待は掛けられていましたが、

シーズン序盤から適応に苦しみ、ケガの影響もあってイマイチなシーズンでした。

 

ところが、スロット新監督のもと、

そのプレースタイルにフィットしたのか、

「覚醒」と言っていいレベルで存在感を示しています。

 

リバプールのファン目線としては、「嬉しい誤算」かもしれませんが、

フラーフェンベルフの今季これまでの活躍を大絶賛しているわけです。

 

一方、

遠藤航への期待はそこまで大きくありません。

 

昨季も目をつけていた選手に断られて「パニック買い」と言われていましたし、

その起用イメージは、新しい若手が育つまでの「繋ぎ」としての役割といったところでした。

 

想定以上に活躍したシーズンとなりましたが、

フラーフェンベルフが成長した今となっては、

その序列がフラーフェンベルフに移動したことは疑いようがありません。

 

現状、

一部の遠藤航ファンから不満の声が出ていますが、

クラブの勝利以上の価値を見出せるスーパースターではありませんので、

あまりいい印象を持たれていないと思われます。

 

少なくとも、

スロット監督の人格がおかしいとか、人種差別で干しているとか、

誹謗中傷が横行しているようでは、「変なファンがいる選手」として、

遠藤自身がますますクラブのなかで居場所を失う可能性もあります。

 

いずれにしても、

現状しっかりと勝ち切っているわけですから、

リバプールファン目線としては、素直に喜べる状況と言えます。

 

なお、

こちらもよく聞く話として、

「ターンオーバーをしなければケガや疲労で後半失速する」という不安は、

わたしも同じように感じることもあったりします。

 

それでも、

まずは前半戦スタートダッシュを決めることが新監督の評価に大切なわけで、

そのあたりはスロット監督が結果を残しているという評価になりそうです。

 

2.「日本代表」のファン目線

現在、W杯アジア最終予選を戦っていますが、

日本代表はおそらくW杯出場は確約されているくらいの強さを誇っています。

 

そのなかで遠藤はキャプテンとして、

先日の試合でも先制点を決めていますから、

今すぐ(年内くらいは)招集外とはならないと考えられます。

 

とはいえ、リバプールで出場時間が激減しているわけですから、

そういう選手を継続的に招集するのかどうか、森保監督の手腕が問われます。

 

昨年はセリエAで出場機会に恵まれなかった鎌田大地の招集が見送られたこともありましたし、

主力だから、主将だから、召集は大丈夫、というわけではないように感じます。

 

また、遠藤のポジションでは、

現状は遠藤が頭ふたつ以上抜けていると思いますが、

年齢、試合勘の鈍り、若手の台頭など諸々考えると、

次回W杯に遠藤がピッチに立っていないことも十分にあり得ます。

 

わたし個人は、

次回W杯を終えた時点で代表引退になるのかなぁと漠然と考えていますが。

 

3.「遠藤航」のファン目線

今季の出場機会の激減にともない、

過激な遠藤ファンがSNS等で暴言を吐きまくっている空気がありますが、

そういった人たちとは区別して、冷静に遠藤航のファン目線で考えます。

 

まず重要なポイントは、

スロット監督は遠藤をほとんど評価していないということ。

 

それは、

前任クロップ監督の戦術の代名詞「ゲーゲンプレス」からの決別があります。

 

「ゲーゲンプレス」(たぶんドイツ語)は、

英語にすると「カウンタープレス」となって、

相手ゴール近くから果敢にボール奪取に挑み、

ショートカウンターを駆使して攻撃回数を増やす戦術です。

 

そのため、

ボール奪取でのフィジカルの強さ、

激しい攻守の入替に対応するスタミナや走力などが求められます。

 

言い換えると、

消耗の激しい戦術で、

それがケガや疲労の蓄積の一因ともなっていました。

 

クロップ監督は名将ですが、

この点(戦術的にケガが多くなる)は、批判的な評価もあったりしました。

 

一方のスロット監督は、

中盤でじっくりボールを運ぶポゼッション重視のサッカーを考えていて、

ボールを刈り取るアンカー(守備的MF)が縦横無尽にアタックするより、

ダブルボランチでゆっくりボールを保持する戦い方を採用しています。

 

当然、ボールキープに優れパスやドリブルで推進力のある選手が好まれるわけで、

しかも若くて長身(190cm)のフラーフェンベルフは打って付けの存在となります。

 

開幕前から、

そのことは遠藤本人にも伝えられており、

何度か遠藤は「構想外」とメディアを通じて暗に明に表明されていたわけです。

 

ですから、

敗戦が増える、

中盤の選手がケガをする、

監督が更迭される、

といった状況にならない限り、遠藤の出場機会は限定的になります。

 

冬に補強が行われた場合、

出場機会ゼロもあり得ます。

 

だからといって、

クラブの敗戦の願う、選手がケガすることをを願う、監督の更迭を願う、

というのは・・・、良質なファンとは言えないわけです。

 

昨季の輝きを一生懸命に説いたり、

クラブの敗戦を願うなどネガティブな応援をしたり、

みたいなことをしても、ほとんど意味はなさそうです。

 

遠藤の立場としては、

構想外を受け入れる、そのうえで主力選手のケガのバックアップ要員となる、

移籍を希望する、

の2択が現実的な選択肢となりそうです。

 

以前のインタビューなどから、

小さな子どもがいる遠藤にとって引っ越しを伴う移籍は、

かなり慎重になっている様子ですが、

プレミアの他のクラブへの移籍など引っ越しを伴わない移籍なども、

検討の余地があるのではないでしょうか。

 

もちろんビッグクラブへのこだわりも大きいでしょうが。

 

いずれにしても

新監督の構想に入っていない、

かつ、クラブが好調なわけですから、

こればっかりはどうすることもできないと思われます。

 

わたし個人は、

もうしばらくリバプールで活躍する遠藤を見たい気持ちがあります。

 

それでも、想像以上に成長したフラーフェンベルフを見ると、

クラブとしてフラーフェンベルフのファーストチョイスは理にかなっていますので、

冬か、もしくは来夏での移籍が、遠藤にとっても、リバプールにとっても、日本代表にとっても、

最高ではないかもしれないけれど、最善の選択だと感じています。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 

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