昔々、新聞記者NGでテレビ会見した政治家いたけれど、今後は・・・。
トレード雑記第505弾、
昔々、新聞記者NGでテレビ会見した政治家いたけれど、今後は・・・。
前回のブログで次のような記述をしました。
そういえば・・・、
昭和の時代に某大物政治家が、
新聞は取材した話を勝手に変えて書くから、
直接テレビを通じて国民に語る会見をする、
新聞記者は帰ってくれって言った人がいたような。
今回はそのお話。
こういう場合の大物って、
だいたい大したことない人物だったりするけれど、
今回紹介する人物は「大物中の大物」。
すでにアイキャッチ画像(NHKのアーカイブ画像)で、
「すべてを理解した」という方もたくさんいらっしゃるでしょうが。
その人物の名は、
佐藤栄作
第61~63代内閣総理大臣にして、
ノーベル平和賞の受賞者。
この人を大物と呼ばないのであれば、
誰が大物やねん、というレベルの大物。
そして、
その舞台となったのが、
総理大臣の退陣記者会見の場。
しっかりと映像に残っています。
(ブログの最後に映像のリンクあり)
「テレビカメラはどこか、国民に直接話したい、新聞記者の諸君とは話さない、帰ってくれ」
「(話した言葉が)文字になると、違うからね、偏向的な新聞は大嫌い、(新聞記者は)帰ってください」
総理大臣だから、
というより、佐藤栄作だから言えた言葉かもしれません。
1972年当時は、
「文字」(≒新聞)は編集・加工が入る、
「映像」(≒テレビ)は事実を報道する、
といったイメージだったのでしょうか。
ニュアンスとしては、
事実を曲げることができない(≒映像を編集・加工できない)
という感じに近いと思いますが。
その後、
映像技術も格段に進化したことで、
映像も編集・加工によるフェイクが簡単にできるようになりました。
令和の時代になって、
「テレビは偏向報道ばかり、自分自身(Youtubeなど)で直接話す、テレビには出演しない」
って言いだす大物政治家が出てくると、
大きく時代が動くことになりそうです。
現状、政治の領域におけるネットの活用方法は、
テレビでは扱いづらい過激な発言・思想の方などが少なくないように見受けられます。
今すぐではないでしょうが、
石破茂総理や、あるいはその何代か後の総理、
5年後とか10年後になるかわからないけれど、与党政治家の大物が、
「党独自のチャンネルで話すので、一切テレビには出演しない」と言い出したら、
すごいことになるのではないか、と思わずにいられません。
実際のところは、
新聞もテレビもネットも、
それぞれの強みを使い分けて活用することが大切なんですが。
それでは、最後に、
実際の映像がYoutubeにあったので添付します。
なお、NHKのアーカイブ(アイキャッチ画像のやつ)の動画をそのまま添付は憚られたので、
Youtubeにあった日テレの映像を添付します(NHKの映像も検索すれば無料で視聴可能です)。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。