女流棋士会に激震!?

トレード雑記第565弾、
女流棋士会に激震!?
前回ブログで棋聖戦の賞金総額が5000万円と、
タイトル戦最高額を更新したことを紹介しました。
それとほぼ同時に、
女流棋士会を激震させるような発表が3点ありました。
1つ目は、
女流棋士のタイトル戦であるヒューリック杯白玲戦もまた、
優勝賞金が1500万円から実質5000万円へと大幅増額となったことです。
名人戦や竜王戦よりも賞金総額が大きいため、白玲を獲得することで、
年間賞金ランキングで棋士、女流棋士を併せても、藤井聡太竜王名人に次ぐ2位になりそうな勢い。
女流棋士のタイトル戦にさらなる注目が集まること間違いなしですし、
これから女流棋士を目指す少女が増えるなどすそ野が拡がる効果もありそうです。
2つ目は、
この「白玲」を通算5期獲得すると、
「クイーン白玲」という永世称号が得られるわけですが・・・。
クイーン白玲となった女流棋士には、
棋士の資格を自動的に付与する制度変更が6月の棋士総会にて提案されることが発表されました。
こちらについては賛否両論。
どちらかというと、
否定的な意見が少なくないようです。
ちなみに、
クイーン白玲の有資格者は現在0名。
2021年設立のタイトル戦ということもあって、
西山朋佳白玲(女王・女流王将と三冠)が通算3期、
福間香奈女流五冠が通算1期、となっています。
そのため、
最短での永世称号獲得は、
西山白玲が今期と来期の2期続けて防衛ということになります。
まだもう少し時間がありますので、
6月の棋士総会で議案が可決されるのか、
それとも継続審議となるのか、注目されます。
そして3つ目ですが、
西山白玲が体調不良のため、
挑戦者に決定していた女流王位戦を辞退されました。
ご本人の発表によると、早期の手術と入院が必要とのこと。
福間女流五冠の出産に伴う休場(現在は復帰)のなか、
プロ編入試験など女流棋士の話題を独占し、孤軍奮闘していた西山女流三冠の離脱。
なかなかに衝撃的な発表で、病状は明かされていないため、
手術の成功と1日も早い回復を祈るしかできないわけですが、心配でなりません。
女流棋士会にとっては、
嬉しいニュースと悲しいニュースが一気に降りかかってきた感覚ですので、
今年は激動の1年となるかもしれません。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。