AIによるフェイク映像が大流行!?

トレード雑記第652弾、
AIによるフェイク映像が大流行!?
前回のブログでは、
AIによる創作が人間のそれと区別が付きにくくなっているという話題を書きました。
今回のブログは、
そのことを「悪用」する人が少なからずいる、というお話。
最近、あまりにも巧妙な「フェイク映像」が出回っているようです。
わたしもSNSで、
「動物のハプニング」みたいな映像を見ていて笑っていたんだけど。
コメント欄をみると・・・、
どうもAIでつくられた「創作映像」(≒実質的なフェイク映像)らしい、
みたいなコメントがそれなりにありました。
犬などペット同士の喧嘩の顛末とか、「ドジっ子」的なやつとか、
さらには、小さな動物が大きな動物に襲われて逆襲するやつとか。
こういう「ハプニング」系の映像はそれ自体、単体では笑って終わりなんだけど。
この手の映像を一度でも見てしまうと、SNSのAIが(良くも悪くも)反応して、
その後のおすすめに似たような映像が流れてくるんだけど・・・、困惑するのが「衝撃の映像」系。
車が突っ込んできて間一髪で助かるとか、
橋とか建物が倒れたけれど、奇跡的にその人のところだけ落下物がなくて助かるとか、その手のやつ。
(一方で、これは絶対に助からないやつだ、みたいな映像もチラホラ)
似たような映像が、いっぱい・・・。
そして、わたしの鑑定眼では、本物かフェイクかはわからないので、
結局のところ、真偽不明のまま、「信じないようにしよう」からの「見ること自体を控えよう」となります。
ところが、この手の映像を信じる人は一定数いるし、
それをまた拡散する人も少なからずいるのが世の常。
昭和の「心霊写真」みたいなやつで、
ネタをネタとして楽しむ程度であればいいのですが・・・。
最近は、画像の加工はもちろん、映像の加工も精密にできますし、
何よりAIによって「無から有が作り出せてしまう」ことになります。
ネタではなくて、
悪用されると危ないなぁとは常々思っていたけれど、
やっぱりそういう時代の流れになってきているような感じ。
すでに高市早苗総理をはじめとした政治家や著名人が、
「行ったこともない場所で言ったこともない発言をしているフェイク映像」の被害に。
さらに、
そのフェイク映像を信じた人による二次被害(どっちが一次被害かわからないけれど)も広がっていて、
わかりやすいところだと「投資詐欺」みたいなフェイク映像として悪用されてしまっていたりします。
平成の時代は、
画像は加工して悪用ができることはたぶん一般常識だったけど、
映像は(真実とは言えないまでも)少なくとも事実が映し出されている、
みたいな共通認識が一応はあったように感じます。
ところが、令和の時代になると、
映像すらも「怪しい」「疑ってかからないといけない」という時代に。
技術が高度になればなるほど、
人間の限界を超えてしまうわけで、
こういう世界が本当に良いのかどうか、わからなくなります。
近未来を想像した「SF映画」で、そういう話を、
それこそ10年か20年くらい前に何本も見ていたような記憶があるのですが、
本当にそんな時代になったんだなぁ・・・、と感じることが多くなりました。
悪意のあるフェイク映像(画像や文章を含むフェイク全般)を創作・悪用して、
混乱を煽ったり詐欺を働いたりする類のやつは、時代に併せて法律を新設・強化して、
しっかりと裁いてほしいと思わずにはいられません。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。
