サッカー日本代表「公式アンバサダー」の波紋!?

トレード雑記第654弾、
サッカー日本代表「公式アンバサダー」の波紋!?
2026年W杯への出場切符を(開催国を除いて)世界で最初に獲得したサッカー日本代表ですが、
その後の親善試合など、どちらかというと「停滞ムード」が拡がっています。
人気選手の「ケガ」「体調不良」が主な原因(≒不安材料)ですが、
そんななかで、なかなかにショッキングな出来事が発生してしまったようです。
それが今回のブログタイトルの話。
詳細をイチイチ細かく書く気持ちにもならないので、努めて簡単に書きます。
サッカー日本代表に「公式アンバサダー」なるものが誕生し、
そこに、日本と韓国で共同出資している会社のタレントグループ、
いわゆる、というか事実上の「韓流アイドル」が就任したらしい。
メンバーの国籍は日本らしいけれど、
プロモーションとしてはそんな感じ。
そして「キービジュアル」として公開されたのが、
「韓国国旗」をモチーフにしたようなデザインで、
サッカー選手のプレーを「モノマネしたかのような」ユニフォームとポーズのフォトショット。
そりゃぁ、炎上するわ。
大炎上するわ。
炎上した主な理由は3点。
1.国家の代表が戦う「国際大会」のアンバサダーに外国系資本の会社、タレントを起用!?
「韓国がー」みたいに、韓国だから、という話ではなくて、
そもそもの位置づけが「世界大会」なのだから、応援は「日本」が主体でしょ、というお話。
たとえば、都道府県代表による全国大会で、
「〇県のイメージキャラが△県出身」だったらおかしいでしょ、というニュアンス。
その人やグループに人気があるとかないとかそれ以前のお話。
そして、
そもそも論として、
アンバサダーみたいなやつ、いるの???
と考えているサッカーファンだって少なくないわけですから、
「日本サッカー協会は何考えているんだろう?」「変な利権があるのか?」と思われても仕方がない。
2.選手をおちょくっているかのようなデザイン、ポーズ!?
デザインが他国の国旗に極めて似ている、というのは論外。
それ以外で炎上したふたつ目の理由がこれ。
若い男性アイドルが、試合中の選手のガッツポーズや咆哮のワンシーンなど、
試合を彩る真剣な仕草を真似たポーズは「おちょくっているのか?」と思われても仕方がない。
ものまねタレントがパロディとしてやるのと、
「公式アンバサダー」が「公式」にやるのとでは雲泥の差。
もちろん、今回起用されたアイドル自身に非があるという話ではなくて、
そういったアイドルを起用して、そういうポーズ、デザインでキービジュアルを制作した会社、
そういった会社に仕事を発注して納品した(=OKを出した)日本サッカー協会がおかしい、というだけのお話。
3.サッカーファンの多くは韓国代表が苦手!?
もう少し突っ込んで言えば、「韓国代表が嫌い」という人も少なくないのが実態。
その根拠となりそうなのは、古い順に3つ。
①1986年W杯でのラフプレーの数々が、「韓国代表」=「ダーティ」のイメージを植え付けた!
②2002年W杯でのラフプレー&トンデモ判定の数々が、①をより強固なものに、
そして初めて韓国代表に触れた新しいサッカーファンにも「韓国代表」=「ダーティ」が浸透した!
③その後のアジアカップの出来事をきっかけに、サッカーを超えて日韓関係にひびが入る事態になった!
30代くらいのサッカーファンは②から、
それより上の世代で昔ながらのサッカーファンだと①から、
日本だけではなくて、世界のサッカーファンの共通認識となっている状況。
そんな状況だから、
公式アンバサダー、って誰?
韓国資本のタレント、アイドル?
キービジュアルのデザインはこれ何?
となったわけ。
当然のようにキービジュアルが発表された直後から大炎上だったけど、
「韓国国旗に似せた意図はない!」みたいに強気だった日本サッカー協会が、
SNSで川淵三郎氏(Jリーグ初代チェアマン)が発信したらすぐに変更になった、
というのも、なかなかに残念なお話・・・。
川淵氏の凄さは再確認できたけれど、
そういったところを含めて「日本サッカー協会は大丈夫なの?」と思わずにいられない。
それでも、唯一に近いくらい、今回の件で幸いだったのが、
サッカーファンの批判の矛先があくまでも日本サッカー協会であって、
日本と韓国の対立をことさら煽ったりしているわけではないところ。
(この点は日本のサッカーファンも、韓国のサッカーファンも同じ)
結論を書くと、
選手の頑張りに水を差すんじゃないよ協会は、
という話に尽きるのではないでしょうか。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。
