トレードの技術-Air &or Real
トレード雑記第43弾、
トレードの技術-Air &or Real
今回のブログで扱うテーマは、デイトレードを始める前から興味があって、
そしてその興味はますます大きくなるばかりというテーマです。
もしかすると、すごく荒れる可能性もあると思っていますが、
できる限り丁寧に書いていこうと考えています。
今回のテーマは「エアトレード」について。
まず最初に、エアトレードとひと口にいっても、
その概念や範囲など用いる人によって内容がマチマチということもありますので、
ある程度の概念整理、定義づけが大切になってきます。
トレードの分類-エアトレードとは?
大まかな分類ですが、わたしのなかでは次のように捉えています。
1.リアルトレード(リアル)
現実の証券口座にある投資資金を使った現実のトレード
2.デモトレード(デモトレ)
架空の証券口座にある投資資金を使った架空のトレード
(無料版を含めて)市販の「株式投資システム」や「アプリ」を活用するものと、
自身で構築したシステムを活用するものの2種類に大別される。
「デモンストレーション」として思考と行動(≒結果)の検証が可能
3.エアトレード(エアトレ)
頭の中などでエントリー&イグジットを空想する架空のトレード
現実の発注板やチャートを見ながら実践することが可能で、
「エアー」として思考の検証が可能(≒行動・結果の検証は困難)
4.バーチャルトレード(バーチャ)
実体をともなわない仮想・疑似的なトレード
一般的に「嘘」「脚色」「でっち上げ」などネガティブな概念である場合が多い。
本ブログでは、これ以降「エアトレード」「エアトレ」と表現するときは、
2.の「デモトレ」と、3.の「エアトレ」を含めた概念として使用します。
今回、2.「デモトレ」と3.「エアトレ」をあえて分類しましたが、
これらの用語は使用する人によっては、ほぼ同じ内容を指す用語として使われたりもしますし、
Twitterなどで「エアトレ」と表現されている人のなかには、
「エアー」より「デモンストレーション」の意味合いが強いと思われる、
つまり、2.の「デモトレ」に近いトレードをされている人も少なくないと思います。
こんな感じでエアトレの概念をまとめると、
現実に投資資金の増減がなくて(1.リアルではない)、
悪意のある嘘やでっち上げでもない(4.バーチャでもない)、
「自身のトレード技術の向上を目的とした架空のトレード」
について、広い意味でのエアトレードと表現します。
エアトレードの目的-その①
上記で概念整理をしましたが、あらためてエアトレードの目的を示します。
(最終的には)「リアルトレード」におけるトレード技術の向上、
安定した利益の計上が第一義的な目的だと考えられます。
つまり、エアトレ自体のゲーム性やそこでの利益計上が目的ではなくて、
あくまでもリアルトレードにおける実際の投資資金の増加が目的となります。
(その資産形成の金額やスピードには当然ながら個人差があると思います)
エアトレードの目的-その②
エアトレードとリアルトレードの関係性を、
(+):利益、(-):損失、「→」:方向性を考慮して表現すると、
①エアトレ(+)→リアル(+)
②エアトレ(-)→リアル(+)
③エアトレ(-)→リアル(-)
④エアトレ(+)→リアル(-)
の4タイプが想定できます。
このうち最高の流れは①で、
エアトレで体得した技術がスムーズに現実のトレードに移行できる(できた)状態です。
一方で最悪の流れは④だと思いますが、
エアトレでは無双の利益を計上していたのに現実には役に立たず夢想(失礼)で終わる状態。
そして、目的(=現実のトレードでの安定した利益計上)から逆算すると、
「→リアル(+)」における「→」こそが最重要のポイントとなります。
次いで、「エアトレ(+)」の「(+)」の技術がポイントとなります。
なんとなくで確信は持てていない部分ではあるのだけれど、
この重要性の順番はかなり大切なポイントだと思っています。
もし、「エアトレ(+)」それ自体が最重要なのであれば、
たとえば4倍値幅銘柄(最近だとグローバルウェイなど)みたいなハイボラ銘柄を、
全力買いして握力ゴリラ状態で利益を伸ばせば、だいたい爆益になると思います。
どうぜ爆損してもエアトレなので実損失ゼロです、みたいな感覚で、
ゲームとして楽しんで派手なトレードを繰り返せばいいわけですね。
一方で「→」をより重視する場合は、
リアルトレードでエントリーする銘柄やタイミングに焦点を絞ってエアトレをしますので、
極端に言えば、それこそトヨタとかSBGとかで地道にトレード技術の向上を目指す、
みたいなエアトレが遠回りに見えてむしろ基礎固めに最適で堅実な道なのかもしれないわけです。
エアトレードを効果的に活用するために
ここまで読んでいただいた皆さまにはご理解いただいていると思いますが、
わたしはこのブログにおいて、エアトレ肯定派と否定派に分かれてバトルする、
みたいなことには一切興味がありません。
(おそらくどちらの意見も、それなりに一理あって結論なんか出ないと思います)
そうではなくて、繰り返しになりますが、
「エアトレ(+)→リアル(+)」を達成するために、
効果的なエアトレードの方法とはどのようなものか、
その方法がわたし(やエアトレに興味のある人)に対しても効果があるのか、
より直接的には「自分にとって効果的なエアトレードとは?」、
といったかなり漠然とした疑問に対して、
自分の考え方を整理して、あわよくば回答が見つかることに繋がれば、という感じです。
エアトレードの弱点
そういう視点であらためてエアトレを考えると、
実は、わたし自身「無料の株式投資ゲーム」を試した経験があります。
実際の相場のデータを使用して(数分タイムラグがあったような気がしますが)、
架空の証券口座にある架空の投資資金を運用するゲームで、
段階的に複数のミッションが設定されてあったり、
同じように参加している人のなかで運用成績の順位でランクづけされる、
みたいなやつです。
ゲームとしてはそれなりにおもしろかったのですが、
真剣になれない(=緊張感・緊迫感がない)、雑なトレードをしてしまう、
などなど、そして比較的すぐに飽きてしまってアプリからは離脱しました。
おそらく、この真剣になれない、雑なトレードをしてしまう、というのは、
一般的に考えられるエアトレードであるがゆえの弱点と言えそうです。
言い方を変えると、真剣にできて、雑なトレードをしないような仕組みというか、
しばりのようなものがあれば、エアトレードの効果は大きいのではないかと感じます。
そういうエアトレードのシステムってないですかね・・・???
今日のテーマ「エアトレード」については、
トレードを始める前から考えていた内容で、いまだに考えている内容なので、
そんな簡単に答えが出ないことはわかっているつもりでもありますし、
それと同時に、どこまでいっても最終的にはシステムの良し悪しよりも、
個々人の考え方、意識、行動の違いがすべてだとは思いますけれど・・・。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。
2021年も残り約3か月、
納得のいくシーズンにできるように精進したいと思います。
お疲れ様です。
今日のテーマもなかなか興味深いですね。
記事を読んでなるほどと思えた部分が
たくさんありました。
私もデモトレードは行った経験があります。
私の場合、③でしたね。
理由を考えたのですが、リアルトレードと違いは
「自分のお金がかかっていないから」というのが
私の結論です。
デモトレでどれだけお金が増えようが
実生活にはには全く関係がないのであまり真剣にやらない。
ところがリアルトレードはもろに跳ね返ってきますよね。
デモトレの弱点のひとつは、「含み損のときのメンタルを
鍛えることが出来ない」と私は考えます。
実際自分でトレードすると、含み損の時に
メンタルが悲鳴を上げて、その結果損切りをします。
ところが時間の経過とともに買値に戻る、あるいは
買値を上回って含み益になるwww
この部分が「自分のお金がかかっているかどうか」
でメンタルを大きく左右するため、
デモトレ通りにはトレード出来ないのだと思います。
もちろん使い方次第では有益なのでしょうが・・・
そういう意味では私は根っからのギャンブラーかもしれません。
デモトレは自分の気質を知ることに関しては
一番最適な手段だとも思います。
なにはともあれ、リアルトレードで損失を出さないことが
トレードに対するモチベーションの維持には
大きい要素だと思いますので、残りの営業日も
鉄壁のガードを最優先で頑張りたいと思います。
今日も読ませて頂きありがとうございます!
今週のご武運お祈りしています。
お疲れ様です。
思っていた以上に反響がありまして、
多くの方がエアトレ・デモトレの経験者でした。
しかも、エアトレ(+)→リアル(+)の、
「→」のところでは、エアトレとリアルの関連性が薄いのか、
現実のトレードの利益には結びついていない・・・、
といった体験談が大勢でした。
解釈はそれぞれですが、アラフィフさんもご指摘のように、
「お金がかかっていない」、「メンタルに影響が出るor出ない」
といったご意見が多かったです。
もちろん、エアトレからリアルのトレードにおいて利益を出されている人も
たくさんいらっしゃると思うのですが、その秘訣をいただくには至りませんでしたw
(飯のタネと言えばそのとおりなので、なかなか成功談は集まりませんね)
最後に書かれているように、
リアルトレードにおける損益が最も大切な部分であることは間違いないので、
そこだけは外さないようにして、エアトレの研究・探求も進めていきます。
明日からも頑張りましょう!!!