Mリーグ2022-23シーズンの見どころ
トレード雑記第178弾、
Mリーグ2022-23シーズンの見どころ
10月3日(月)に開幕しましたMリーグ2022-23シーズン、
5年目を迎えるMリーグの見どころをわかりやすく(?)解説します。
なお、アイキャッチ画像はMリーグの公式ホームページ(トップ画面)、
シンプルながら次回(本日)の対戦予定チームが一目でわかるレイアウト。
スタイリッシュさがかっこいいです!
なお、ブログは、「アイキャッチ画像」と「おまけ2」以外の箇所は、
開幕前の段階(2週間くらい前)に作成済みのため、
開幕1週間の流れについてはフォローできていない内容になります。
ご了承いただけるとうれしいです。
さて、
今回のブログで紹介するポイントは、
次の3点。
1.優勝はどのチーム?
2.個人成績の行方
3.チームの魅力
1.優勝はどのチーム?
Mリーグは創設されて4年間経過していますから、
4チームに優勝経験があります(連覇など重複なし)。
☆優勝経験あり
赤坂ドリブンズ(2018-19シーズン)
EX風林火山(2019-20シーズン)
U-NEXT Pirates(2020-21シーズン)
KADOKAWAサクラナイツ(2021-22シーズン)
一方で、優勝経験のないチームも同数の4チームとなります(順不同)。
TEAM RAIDEN/雷電
KONAMI麻雀格闘倶楽部
渋谷ABEMAS
セガサミーフェニックス
全8チームでリーグ戦を戦うわけですが、
今年度は2回目の優勝を飾るチームがでるのか、
それとも優勝経験のないチームの初優勝があるのか、
過去成績だけを見ても絶対王者的なチームが存在しない、
実力伯仲でどのチームにも優勝のチャンスがあるという事実は、
Mリーグ優勝予想の楽しみ方のひとつと言えそうです。
2.個人成績の行方
まずは前段、
Mリーガーが所属する麻雀プロ団体の内訳について。
1チーム4名体制なので、現在32名が在籍しており、
それぞれ麻雀プロ団体に所属しているプロ雀士です。
所属団体と人数の内訳は次のとおり(団体設立順)。
最高位戦(最高位戦日本プロ麻雀協会):9名
連盟(日本プロ麻雀連盟):16名
麻将連合:1名
協会(日本プロ麻雀協会):4名
RMU(Real Mahjong Unit):2名
これら5団体が麻雀プロの主要5団体と呼ばれています。
最高位戦が1976年に設立された最古参で、
その最高位戦から分裂するかたちで、
連盟(1981年)、麻将連合(1997年)、協会(2001年)が設立。
さらに連盟と袂を分かった人たちが紆余曲折を経て2007年にRMUを設立、という流れ。
そのため、現在では、麻雀プロ同士が所属団体の垣根を超えた交流が見受けられますが、
ある時期まではバチバチというか共演NGというか、険悪な裏話もチラホラあったりします。
そして後段、
2022-23シーズン開幕前までの4年間通算成績について。
過去4年間の個人成績上位は次のとおり。
☆レギュラーシーズンのみ(=セミファイナル、ファイナルを除く)
多井隆晴(渋谷ABEMAS、RMU)1164.3p
佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部、連盟)728.5p
小林剛(U-NEXT Pirates、麻将連合)587.0p
堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ、協会)454.4p
近藤誠一(セガサミーフェニックス、最高位戦)435.1p
個人成績ベスト5をみると、
見事なくらいチームもバラバラ、所属団体もバラバラです。
特徴としては、
今期最年長となった近藤プロ(59歳)、プロ歴最長となった多井プロ(50歳)、
プロ歴が2番目に長い小林プロ(46歳)など、人気実績十分のベテラン勢が結果を残しています。
ただしチームとしては、
個人成績1位、2位、5位の選手を擁するチームが、
いまだ優勝の経験がない、ということもできます。
もしかすると、そのうち、
「Mリーグの7不思議」みたいに言われだすかもしれませんが、
個人成績上位陣とチームの優勝とが必ずしもリンクしないところも、
「チーム」で戦うMリーグならではの面白さかもしれません。
3.チームの魅力
ここまで、
絶対的王者チームが存在しないこと、
個人成績が必ずしも優勝とリンクしていないこと、
を確認しました。
9名とか11名で戦う、しかもポジションごとの役割が明確な野球やサッカーとは異なり、
4名と少数で、実際に麻雀をする場面だけだと個人戦の様相を示しているにも関わらず、
優勝チームが毎年異なっているというのが、興味深いところです。
それを、麻雀は運の要素が強いから、
と片づけてしまうのは早計だと思います。
通算個人成績トップ5をみても、成績上位陣は人気、実力を兼ね備えたトッププロで、
運の要素が強いのであれば、もっと別の人がというと失礼ですが、バラけても良いはず。
そのため、チームの魅力として、
「個人戦(個人成績)×人数」を超えたなんらかのチームの力がある、はず・・・。
先日のブログでは、「主将(キャプテン)の力」みたいな仮説めいたものを書きましたが、
このあたりの「プラスアルファ」は数値化できないのでなんとも言えません。
☆先日のブログ
そういった「プラスアルファ」があるのかどうか、あるとしたらなんなのか、
そのあたりも考えながら視聴するのも、Mリーグの楽しみ方かもしれません。
おまけ-優勝予想
最後に、わたしなりの優勝予想。
絞り切れないのと、期待を込めて、3チームを選出。
☆渋谷ABEMAS
そろそろ優勝してくれないかな???
多井プロ(RMU)、白鳥プロ(連盟)、松本プロ(協会)、日向プロ(最高位戦)と、
4名全員が所属団体を異にする唯一のチーム。
個人成績No.1で「ラスボス」と称される多井プロが率いる人気チームですが、
そろそろ優勝しないと、Mリーグ全体の盛り上がりに響きそう・・・。
☆KONAMI麻雀格闘倶楽部
同名の麻雀ゲームが連盟とタイアップしていることから、
ドラフトは連盟から全員選出すると明言しているチーム。
(団体を明言しているのは、8チーム中このチームだけ)
個人成績No.2の佐々木プロ、
麻雀プロでグラビアもこなす高宮プロ(グラビア→麻雀ではないところが異例)、
昨年度最高スコア賞に輝いた伊達プロ(声優との二足の草鞋への批判を結果で黙らせた)、
チーム移籍(風林火山→格闘倶楽部)を唯一経験している滝沢プロ、
こちらもそろそろ優勝しないと「アンチ連盟」の声が大きくなるかも・・・。
☆KADOKAWAサクラナイツ
昨年度優勝チームにして「Mリーグ連覇」の可能性を追える唯一のチーム。
リーグ最年長だった沢崎プロの契約満了、新しく渋川プロを迎え入れた、
キャプテン内川プロがどのようにチームを再構築するかが見どころのひとつ。
すでに最強の一角と呼び声の高い堀プロ、
放送対局で珍しい役満を複数回成就させるなど華のある麻雀を打つ岡田プロ、
ここで連覇して「常勝チーム」が誕生すれば横並び8チーム体制から別のドラマが生まれるかも。
おまけ2-開幕第1週を終えて
10月3日の開幕から、月、火、木、金の4日間、1日2試合なので、
計8試合の対局を終えたわけですが・・・。
見どころ満載w
伊達プロの役満「四暗刻」が開幕初日からさく裂するわ、
昨年度は個人として不調だった魚谷プロ、園田プロ、日向プロが堅実にトップを飾り、
チームメンバーのラス(4着)など苦しい展開を打破する松ヶ瀬プロ、黒沢プロのトップ、
以前のブログで今期注目選手に挙げた内川プロの大きなトップ(現在個人成績第1位)、
多井プロ、堀プロ、小林プロの超一流が織りなす乱打戦(アガリも放銃も普段の3倍くらい)、
嶺上開花(滝沢プロ)や海底撈月ツモ(内川プロ)などなど・・・、書ききれません!!
上記「おまけ-優勝予想」とした3チームが、現在チーム成績トップ3なので、
出来過ぎというか正直つまらない(?)予想になってしまいましたが、
それもまたご愛敬ということで。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。
2件のピンバック
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