断捨離その10-超人気銘柄には入らない
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株の断捨離その10
超人気銘柄には入らない
ここでの超人気銘柄とは、普段から出来高ランキングの上位にくる銘柄で、
たとえば三菱UFJ銀行やソフトバンクグループなどではありません。
マザーズなど新興市場の銘柄で、普段の出来高はそれなりだったり、
もしくはあまりないにも関わらず、なんらかの材料などが出たことで、
普段の5倍や10倍の出来高となっている銘柄を想定してください。
そのなかでも東証1部を含めた出来高ランキングのトップ10や20に入ってくるような銘柄です。
決算発表の翌日など1日で収束することもありますし、
個人投資家に人気のあるバイオ関連銘柄やゲーム関連銘柄などだと、
材料によっては数日~数週間のあいだ出来高急騰による大商いが展開される場合もあります。
2020年だと、
川本産業、Aiming、アンジェス、GNI、など・・・、
動意づいてから一定期間は非常に盛り上がっていたように思います。
ちなみに上記の4銘柄におけるわたしのトレード成績はマイナスです・・・。
(Twitter等での収支公開前ですが、アンジェスでかなり負けています)
このような超人気銘柄は、出来高が大きく、株価が上下に激しく変動するので、
なんとなく勝てそうな雰囲気を醸し出しています。
しかし、「断捨離その4-値頃銘柄で無限ナンピンしない」でも紹介しましたが、
超人気銘柄は勝ちやすいと錯覚させると同時に、簡単に負けてしまう非常に難易度の高い銘柄です。
自分は狩る側か、狩られる側か?
出来高が大きいということは豊富な資金が流入してきているわけです。
言い換えると豊富な資金が流入しているから出来高が大きくなるわけです。
当たり前のことですが、
普段は流入していない豊富な資金が入っているということは・・・、
それだけ巨額の投資資金を持っている大口の投資家がその銘柄に入っているということです。
実際にAimingが動意づいたときには、
一週間ほどストップ高やストップ安を含めて乱高下する難しいチャートを形成しましたが、
某有名個人投資家が数分という短時間で数千万円の利益を計上したとSNSで報告されていました。
そしてこの某有名個人投資家は、この銘柄以外でも不定期ですが、
一日で数千万円から億単位での利確報告や損切り報告もされています。
おわかりいただけましたでしょうか??
豊富な投資資金を持つ超絶上手いトレーダーが入っているのが超人気銘柄の実態だと思います。
このような銘柄において、自分が勝ち切ることができるのか、
よくよく考えてエントリーした方がいいのではないかと思うようになりました。
大切なことは、1回エントリーして利確できるかではなく、
トータルで勝ち切ることができるか、ということです。
2回、3回とチキン利確できても4回目で一気に下に貫かれたら・・・、
苦し紛れにナンピンしてしまい、さらに下に持っていかれたら・・・、
そう思うと相当な覚悟を持たないと入れない銘柄と言えるかもしれません。
自分自身が、狩る側に立っているのか、狩られる側に立っているのか、
判断できないと一発退場のリスクすらありそうです。
戦闘力5の地球人が53万のフリ〇ザ様に戦いを挑むようなもので、
数十億円などといった豊富な投資資金を持つ超絶上手いトレーダーの前では、
投資資金50万円のトレーダーも、500万円のトレーダーも、
おそらくは5000万円のトレーダーも、ほとんど差はないもの思います。
エントリーする銘柄を自由に選択できるのが株式トレードの魅力のひとつですから、
超人気銘柄にあえてエントリーしないのも戦略のひとつではないでしょうか。
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