断捨離その33-株のライブ配信で行動を変えない

昨日公開の断捨離に引き続き、

情報収集、分析、解釈、からの活用方法についての断捨離になります。

 

すでにここまで情報の取り扱いに関連して、

〇情報収集全般について(断捨離その27)

〇メディアによる銘柄紹介について(断捨離その28)

〇株の掲示板について(断捨離その32) ← 昨日公開

を公開しているので、そこから考えると第4弾ですね。

 

まだ上記のブログをご覧になっていない方は、

そちらを先に見ていただいてから今日のブログを読んでいただけると、

より流れがスムーズに伝わると思います。

 

断捨離その32-気持ちが下向きのときに株の掲示板を見ない

 

ということで第4弾は、

Y〇uTubeの株、トレードのライブ配信について。

 

わたし自身、負けが込んでいた時期に、

たまたまライブ配信を見つけて、漠然となんか救われたと感じた経験があります。

 

ライブ配信を見始めた時期は、

だいたい2019年前半のどこかのタイミングだったと思います。

 

その後はどっぷりハマって毎日のようにトレードしながら見ていた時期、

イメージ的にはラジオ感覚でずっと流していたっていう感じの時期もありますし、

ほとんど見ていなかった時期もあります。

 

また、2020年以降は複数のライブ配信チャンネルが開設されたので、

ハシゴしたり同時に複数を視聴したり、といったこともありました。

 

配信で話題になっていた銘柄に飛び乗って利益を上げたこともありますし、

爆損したこともあります。 ← もちろんわたしの自己責任w

 

昨日も書いたけど、

情報それ自体ではなくて、解釈や活用方法こそが重要だと思っています。

 

 

そういう考え方を大前提として、

メリットもあればデメリットもあるし、

けっこう大きなリスクもあると感じる今日この頃なので、

いろいろと思うところを書いていきたいかなぁと思っています。

 

なんか歯切れ悪いんじゃね!?

って思われた方、たぶん正解です。

 

今日はタイトルも、書く内容もけっこう手探り状態で、

昨日のYah〇o掲示板に関してみたいに軽く書けそうにありません。

(その理由も明確なので、後述します)

 

あと先週複数のライブ配信で話題になっていた例の若い女性トレーダーさんの話も触れます。

 

さて、それでは本題!

 

やる必要のないことをやめる

株の断捨離その33

 

株のライブ配信で行動を変えない

断捨離その28(銘柄紹介系の話)でも書いたけど、

大切なことはビジネスの視点を持つこと、

つまり「ライブ配信はビジネス」と認識することです。

 

登録者数や視聴回数による広告収入、

スパチャ(スーパーチャット。いわゆる投げ銭)など金銭を生み出すビジネスです。

 

ですから、暗黙(≒公然)のシステムというか特徴があります。

 

1.投資金額は多からず少なからず、視聴者が親近感を湧く水準

2.ある程度の手数は必要で視聴者に飽きがこない工夫が必要

3.派手な取引は視聴回数やスパチャに効果的

 

といったところでしょうか。

 

1.はけっこう重要で、

たとえば1億円以上の資金で超絶値がさ株ばかり扱っていたら、

一度は見るだろうけど雲の上の存在すぎてライブ配信よりはダイジェストで十分ってなる。

 

また、銘柄にもよるけど、数万株とかそれ以上のロットを入れると、

株価操縦とか見せ板とか、買い煽り・売り煽りとかの制約も多くなりそう。

 

つまりただの自慢動画になって長期的には視聴者がつかないだろうし、

金融庁からにらまれるかもしれないのでやるメリットがほぼない。

 

視聴者(特にトレードを始められたばかりの人も少なくないことを想定)が、

俺(私)も真似できそう、真似したい!って思われる水準が重要になる。

 

そのため、たとえ1億円以上の金融資産があったとしても、

50万円チャレンジとか100万円チャレンジといった口座資産でやる方が需要があるわけですね。

 

同時に、2.と併せると、

わたしみたいに取れても数百円~数千円の利益で手数も少ない人の配信はまったく需要がない。

 

そして3.も総合すると、

大味で派手なトレードになってしまいがち。

たとえば3千円の負けよりも3万円の負けの方が配信としては盛り上がる傾向にある。

 

広告収入やスパチャを念頭に無茶なトレードを繰り返すようなチャンネルはないと思うけど、

そういったかたちで補填できるという可能性がある配信者のトレードを、

そのまま模倣するような行動はけっこう危険ではあると思う。

 

悪意のある配信者・視聴者がいる危険もある

と、ここまではいわゆる「性善説」の話で、

ライブ配信の配信者や、そこでコメントされている視聴者のほぼすべての方は、

トレードで利益を上げようと頑張っていたり、これから始めようと勉強中の方だと思う。

 

一部には、

荒らし(意味不明な長文コメントを何度も繰り返し投稿する人)、

賑やかし(脈略のない下ネタを投稿する人)、

マウント(配信者など他人の損失や手法を馬鹿にしたりする人)もいるけれど、

そのあたりは好みの問題もあるので、

嫌ならライブ配信を見なければいいという気持ちもある。

 

実際わたしも時期によってはそういうのが気になって見なくなったチャンネルもありますし、

本当に酷ければ、チャンネル自体の評判が下がるので結局は淘汰されると思う。

 

で、やっぱり考えておかないといけないのは、

悪意のある人もなかにはいるかもしれないと警戒しておくこと。

 

最悪を想定して、その斜め上をいかれたらどうしようもないけれど、

考えられる悪意のある配信者・視聴者像は次のとおり。

 

当たり前だけど、やっている人がいるぞっていう意味ではなくて、

そういう可能性もないとは言えない、100%否定することはできないという感じです。

 

1.配信者が別口座で反対売買をしている

2.配信者と視聴者が協力して(≒グルになって)、特定銘柄や商材への誘導をしている

3.複数の視聴者が協力して(≒グルになって)、以下同じ。

4.複数のアカウントを駆使して自作自演して、以下同じ。

 

1.は個別銘柄、それもスキャルピングだと想定しづらいけれど、

指数系の先物やFXだと容易に考えつくパターン。

 

たとえば、買いポジを取って30万円の損切りをして大袈裟に泣き叫ぶ配信をする。

でも実際には別の口座も用意しておいて同じタイミングで売りポジを準備しておく。

 

配信では爆損だぁ~!って言ってるけど、実質的には時間と手数料分くらいしか損失はなくて、

視聴回数やスパチャで丸儲けというやつですね。

 

難しいシステムを構築しなくても協力者が1人いれば比較的簡単にできる。

 

2.3.は、いわゆるコンビ打ちで、

それぞれ他人と思っていた人たちが裏で繋がっていてカモられるパターン。

 

特定銘柄の紹介だったり、

エントリーや利確の宣伝だったり、

教えてくれてありがとう!、みたいな流れを上手く構築すれば、

いわゆる買い煽り・売り煽りに近いことが出来る可能性がある。

 

巧妙にやれば情報商材やセミナーなどへの自然な誘導も可能かもしれない。

 

もしこういう話に興味があれば、少し毛色は違うけれど、

ミステリーの女王アガサ・クリスティーの『オリエント急行殺人事件』がおすすめ。

 

定番の推理小説ですが、「犯人は誰だ!?」

に対しての推理というか盲点というか、読者の思考を裏切る展開は見事。

 

4.は今の2.や3.を1人で実行するパターン。

これもある意味では定番で、いわゆる「裏垢」を使ってやるやつ。

 

まあ、その労力は面倒くさいし、もっと別のところでその才能を発揮しろよって思いますが、

自己顕示欲や承認欲求の強い人、ネット弁慶的な人、コミュニティをかき回す愉快犯、

さらには高額商材への誘導をもくろむ人には惜しみない労力なのかもしれません。

 

例の若い女性トレーダーさんの話

触れるかどうか迷ったんだけど、タイミング的にもタイムリーだったので、

避けては通れないかなぁと思ったので自分への警鐘を含めてブログで取り上げます。

 

あまりにも最近の出来事だし、

わたしがブログやTwitterで親しくさせていただいている人のなかにも詳しい人はいると思う。

 

同時に、これから書く文章に反感を持たれる人も一定数いらっしゃると思う。

 

それでも、

次に似たようなケースが起こったらどのように対応すべきか?

を考えるには避けては通れない事例だと思います。

 

だいたいの経緯

1.あるトレーダーのライブ配信に視聴者として参加する

2.自己紹介で興味をひく

3.コミュニティの中心的な人たちから寵愛を受ける

4.マスコットガール的な存在となり、コミュニティ内に一定の影響力を得る

5.トレード技術の成長、利益額の上昇がみられる

6.そのトレード手法に興味を持つ人が増える

(7.凄腕トレーダーの1人として認識される)

(8.そのトレード手法を教えてほしいと願う人が増える)

(9.情報商材などへの誘導がおこなわれる)

(10.気がつけばコミュニティの中心に君臨している)

 

こんな感じでしょうか。

 

おそらく6.までは着実に進行していて、

そこで退場(という表現が適切かはわからないけど)されたので、

7.以降は推測できる悪い流れです。

 

単純に、自己顕示欲の強いメンヘラ女子みたいな感じで、

少し大袈裟に言っていただけでそのまま続けていても実害はなかった可能性もありますので、

そのあたりの真相はわかりません。

 

それでも、ちょっとヤバい流れだったと思うので検証したいと思います。

 

1.は、たまたまですが、彼女が初参戦されたであろうチャンネル、

そこでのやりとりをリアルタイムで見ていました。

(確証はないけれどほぼ間違いないと思う)

 

そこで2.が展開されるわけですが、

年齢や職業(というか生徒だけど)なんかで配信者や視聴者(コメント欄)がざわつくわけですね。

 

その後、トレードをする理由などに身の上話を絡めながら興味をひいていった感じ。

 

ほどなく3.にうつるわけですが、

ここでの「コミュニティ」は2020年以降に急速に出来上がっていったやつで、

複数のライブ配信と、そこにまたがってコメントされるヘビーユーザー的な視聴者、

そして著名なデイトレブロガーさんたちが中心となって形成された感じのやつです。

 

一部には雑誌等でも紹介されるようなレベルの億トレーダーさんもいたりして、

箔が付いているというか、それなりの勢力になりつつあったように思います。

 

正直なところ、2019年まではライブ配信はひとつしかなかったと思うので、

ある意味で2020年以降のコロナなど特殊事情を踏まえて急激に大きくなったコミュニティと、

その歪みというか隙を突かれたような出来事だったのかもしれません。

 

で、上手くコミュニティの中心的なメンバーに取り入った感じで4.となる。

 

こうなると、

最初は疑いの目で見ていた人のあいだでも、

「有名な〇〇さんが認めているのであれば、本物なんだろう。」

って感じで彼女と接する人も出てくるわけですね。

 

これってめちゃくちゃ怖い話で、

騙された、利用された、に留まらないで、

万が一、商材とか詐欺みたいな話まで進んでしまったら・・・、

共犯者扱いされる危険すらあったわけです。

 

金額にもよるだろうけれど、もし自分がそういう感じの詐欺被害にあったら、

例の彼女は当たり前だけど、周りでチヤホヤしていた人たちもグルじゃねーかって、

怒りが込み上げてきても不思議ではない。

 

自己責任で自分がアホだから騙されたとはわかっていても、

そこはお金が絡むときれいごとではおさまらないだろうと思う。

(肉親や親友だってお金のトラブルは面倒くさいのに)

 

話を戻すと、5.の利益が増えるは最近顕著にみられた傾向で、

そして6.トレード手法を知りたいって感じた人が増え始めていたと思う。

 

ちなみにわたしも興味がなかったといったら嘘になる。

だからこそ今回の件を丁寧に書き留めておこうと思ったんだけど。

 

この後の(悪い方向への)流れである7.以降は、さらにヤバい話で、

例の彼女が自分から「商材を買ってください!」って流れにはならない。

 

むしろ逆で、

彼女のトレード手法に興味を持った人たちが、

秘訣を教えて下さい!

お願いします!!

お金も払いますからぁ~~~~!!

って、(失礼極まりない表現だけど)カモの方から寄り添ってくるような流れ。

 

これって詐欺認定しづらいんだよね・・・。

 

露骨に商材販売を匂わせてくる人とか、

お〇ぱいを強調して自己紹介するような人とか、

ぶっちゃけネタみたいな人には引っ掛からないって自信はあっても、

今回の彼女のようなケースで、かつ万が一、悪意をもって暗躍していたとしたら、

わたしはそれを見抜ける自信は正直ない。

 

君子危うきに近寄らずっていうのが、

最適な回避方法かもしれないけど、ぶっちゃけ難しいなと思う。

 

最後の10.気づいたら中心に君臨しているについては、

半分冗談で半分本音。

 

新興宗教の教祖の愛人がいて、

なぜか奥様が・・・、で後妻となり、

ついで教祖も・・・、で気づいたら、みたいなやつ。

 

失礼な言い方だけど、今回の彼女の件は、

形づくられて1年程度のコミュニティなんて、

簡単に壊滅に追いやることができる程度の破壊力はあったと思う。

 

最初に書いたように、

わたし自身ライブ配信ですごく勇気づけられた1人だから、

ほんと、大きな事案(最悪は事件)にならなくてよかった。

 

ひろゆき氏の名言

アイキャッチ画像は「2ちゃんねる」開設者のひろゆき(西村博之)氏のテレビ初出演時のもの。

 

とある事件に関連してインタビューを受けているやつで、

彼の名言のひとつだと思う。

 

“うそはうそであると見抜ける人でないと難しい”

 

当時は匿名掲示板を念頭に置いたインタビューだけど、

現在ではその部分をTwitter、LINE、facebook、YouTubeなどに置き換えても成立すると思う。

 

昨日のブログの最後に追記で書いたけど、

掲示板には頭っから懐疑的で否定から入るのに、

ライブ配信のコメント欄には疑いもしないってときあったなぁと。

 

冷静に考えると掲示板もコメント欄も仕組みはほとんど変わらないのにね、

って少し怖くなった出来事でした。

 

追記。

例の彼女が本当に若くて美人な女性の可能性もあるし、

実はおっさんだったっていう可能性もある。

 

さらに、まったく実在すらしない人物で、

あのときそのライブ配信にいたどなたかの裏垢だったという可能性もある。

 

いろいろ考えると頭痛くなってくるので、ここらでおひらき。

 

長文お付き合いいただきありがとうございました。

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