断捨離その46-負けた理由をひとつに限定しない
やる必要のないことをやめる
株の断捨離その46
負けた理由をひとつに限定しない
負け続けた時期が長い人ほど、
そのあと勝ったり負けたりの時期になったとき、
「負けた理由」を一生懸命に探求しがち。
もちろん経験談ですw
負けた理由を探求して、その理由を突き止めて、
しっかり克服して、次からは同じ負け方をしないぞ!!
っていう考え方や、その意気込みそれ自体はいいことだと思います。
なかでも無限ナンピンや、
ムキになってロットを普段の何倍にもするみたいな・・・、
そして一撃で退場寸前になるような負け方は、絶対に克服しないといけない。
だけど、実際のところ、そういった負け方を回避したとしても、
負けるときは負けるということ。
ここで声を大にして言いたいことは、
負けた(負ける)理由は必ずしもひとつではない
ということ。
勝てる理由を探し求めることを「聖杯さがし」と揶揄して否定的に考える人でも、
負けた(負ける)理由を一生懸命に探し求めていたりする人は意外と少なくない。
「エントリーがかなり甘かった!」
「ナンピンしたのが失敗だった!」
「あー、はやく損切りし過ぎた!」
「次は損切りしたのが早すぎた!」
などなど・・・。
そこにチャート分析とか振り返りながら、
一生懸命に要因分析をしては理由(らしきもの)を発見して・・・、
そこで満足してしまっている自分がいたりするわけ。
そして、その理由(らしきもの)を克服すれば、
バラ色のトレード人生が開ける・・・。
そんなわけないですよね!?
この「理由(らしきもの)」が案外に曲者で、
やっぱり負けた理由がわからないとモヤモヤするんだけど、
コレだ!って見つけて納得するのは、ぶっちゃけ自分を慰めているだけ。
Twitterやブログには、そういう意味での自己満足要素があるので、
わたし自身、そうやって自分で自分を慰めていたりもします。
もちろん自覚しておりますwww
そういった精神安定剤的に負けトレードの自虐分析はありっちゃありだと思うけど、
本当に負けたトレードの原因を突き詰めて考えると訳が分かんなくなると思う。
特に危険なのは、ひとつの理由(らしきもの)を見つけてしまうことで、
本当は複雑に絡み合っている理由をひとつに限定してしまっていること。
だから結局、また負けてしまう。
そしてまた次の理由(らしきもの)を探す旅に出るだけ。
ぶっちゃけ「運が悪かった」
ってくらいの軽い気持ちの方が次につながったりしません!?
こんな感じ。
このブログを見ている人でも知らない人の方が圧倒的に多いと思う漫画だけどw
マニアックな人気を誇った隠れた名作『特攻の拓』(佐木飛朗斗=原作・所十三=作画)。
事故にあう可能性は決して0%ではないけれど、
そんなことを言っていたら、車も単車も自転車も、電車や飛行機も、
なんなら外を歩くこともできなくなるわけで。
もちろん安全には気をつけるし回避できる事故は回避するわけだけど、
事故に遭遇したら運が悪かったよねっていうくらいの気持ちでいかないと生活できない。
たぶんトレードも同じ。
トレードからも引きこもっているわたしが言うのもなんなんだけどwww
勝つ理由はひとつに限定できなくて複数あるし、
負ける理由も同じようにひとつに限定できない。
一生懸命に分析をして理由(らしきもの)を発見して克服できても、
次は勝てるかどうかはわからないというのが当たり前のこと。
あまり深刻に考えないで、気楽にいこうぜ!
っていうのが功を奏するときもある気がします。
3月後半戦、
肩の力を抜いて気楽にいきましょう!
追記。
とはいえ無茶し過ぎると事故るから安全運転を心がけましょう!
踊りが得意な私です(泣)
ブログのタイトルの趣旨とちょっと変っちゃうんですけど、負けの原因をひとつに限定出来てそれを
克服できるなら一番いいのですけれど…
大負けしたときは色々考えちゃいます。
あれも悪かった、これも悪かった、ついでに機関投資家の罠に嵌まった大間抜けだとか…
勿論その中に運が悪かったっていうのも(笑)
勝つ理由を増やせるようにしたいものです。
わたしもよく踊っていますwww
勝つ要因も負ける要因も、たぶんいっぱいあると思います。
しっかり分析できていればいいんですが、自分を納得させることが目的になってしまうと、
結局こじつけの理由づけをしちゃうので逆効果の場合も多いです。
実力不足の一言で片づけるのが一番楽なんですけど、
じゃあどうすんのってところにつながらないとあまり意味のある理由づけにならないですしね。
こっちも程度の問題で、何もやらないのはダメでしょうし追求しすぎるのものダメという感じ。
お互い一つひとつ成長していきましょう!!