断捨離その47-大幅GUのときは大勝負をしない

やる必要のないことをやめる

株の断捨離その47

 

大幅GUのときは大勝負をしない

今回は断捨離っぽい断捨離ですね。

やってもいいけど、やらないことで爆損に繋がらない(≒繋がりにくい)というやつ。

 

その日の相場が始まって寄付の数値(指数、株価)が、

前日比で上昇して始まるとGU(ギャップ・アップ)、

逆に下落して始まるとGD(ギャップ・ダウン)ですが、

いずれの場合においても、その後の値動きが上か下かはその日次第です。

 

また日経平均やマザーズなど指数と個別銘柄では、

いずれもGUで一致していることもあれば、

指数はGUなのに個別銘柄はGDなど乖離がある場合ももちろんあります。

 

細かく言うと、多くのシチュエーションに細分化して検討しないといけないのでしょうが、

下手くそのわたしには複雑すぎるので、今回は至極単純明快に考えて、

自分が監視している指数や個別銘柄がGUかGDかに注目します。

 

大幅にGUして始まった日は、下振れる可能性やその値幅が大きい!

 

単純ですが、そういうことです。

 

もちろん実践では「大幅」の基準があいまいですし、

GUからグングン指数&株価が上昇する相場も少なくありません。

 

それでも、デイトレードに限定すると、

大きく損失を計上する日は、だいたいGUで相場がイケイケ、

自分自身も「今日は上昇だ!」って根拠のない自信を持っているときが多いです。

 

そういう日に限って、大きな勝負をかけてしまいがちで、

逆行した際の逃げ足も遅れがち。

 

よくあるやらかしトレードを紹介すると、

ストップ高付近でエントリーして、そこから下がり続けるなか、

もう一度上昇するだろうという思い込みでナンピン、ナンピン、・・・、

 

気がついたら前日終値付近(つまりマイテン間近)まで下落している。

 

さあ、どうする!?

 

この前日終値付近で最後の反転に期待してのファイナル・ナンピン!!!

 

期待も虚しく貫かれて、

放心状態になっているあいだに、あれよあれよという間に前日比-5%、-10%・・・、

 

とんでもない含み損を抱えてしまう、というやつ。

 

こういう場合は、

泣く泣く損切りすると、まさかのプラテン!?

握りしめ続けると、ヨコヨコからの安値引け!

という結末が待っていたりします。

 

もっと早く損切りしておけばよかった・・・

なんでナンピンなんかしてしまったの・・・

ナンピン分だけでも損切りしておけば・・・

なんでこの銘柄に入ってしまったのか・・・

 

などなど、

後悔しても大切なお金は帰ってこないわけですね。

 

GUだと相場の雰囲気がいいので、浮足立ってしまうこともあるし、

相場が始まる前から「今日は行くぞ!」って大勝負をかける気持ちになったりする。

 

それとは別に、さっきの例のように気がついたら大勝負になっていたっていうパターンもある。

 

以前紹介した断捨離(断捨離その4‐値頃銘柄で無限ナンピンしない)と似ていますが、

より大きな視点で、相場に対してエントリーする前提条件として、

大幅GUだと上昇よりも下落の値幅が大きいためエントリーの期待値が低いのは当然。

 

意識的か無意識的かの違いはあるけれど、

大勝負を仕掛けることは控えた方が無難だと思う。

 

極端にいえば、GUだとノートレ、

GDだとエントリー(を検討する)くらいの感覚でやった方が、

毎日トレードするよりも最終的に利益が残る可能性すらある(かも)。

 


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4件のコメント

  • こんにちは。

    確かにGU銘柄は難しいと思いますねー。

    GUって昔に比べると好材料でもそのままぐんぐん上がっていく銘柄って
    減ってるような気がしますね。
    それどころか、寄り付きから数ティック上がって急降下で巻き込まれる事も
    あります(泣)

    すうさんの仰るようにどこまでが「大幅」GUなのか銘柄によって違うと思います。
    いままで曖昧だったのをきちんと定義した方が良いのか?
    と思って考えてみました。

    例えば2%とか…2000円の株なら40円以上が大幅?
    いや、40円って高すぎでしょ?とか…
    うーん、難しいですねえ。
    その銘柄の勢いとか色々あるので一概に言えそうもありませんねえ。

    む、難しいです。

    それからGDの程度の測り方の方が楽かもしれないと思い至りました。
    以前の足を見れば大体の位置関係が分るかもとか…

    GUにせよGDにせよ、いままで曖昧にしていた「程度を考える」という
    事は大切なんだなと今回の記事は気づかせて下さいました。

    ありがとうございましたm(_ _)m

    • お疲れ様です!

      こういう場合、2種類に分かれると思います。
      厳密に程度を数値化したい人と、あいまいな感覚でとらえる人。
      どちらが正しいというわけではなくて、前者はデータ分析とかが好きで論理的な人。
      後者は(ある程度の経験に裏打ちされた)直感的な人。

      で、わたしはある程度は数値化できるだろうけれど、
      どうせ相場環境が変わると使い物にならないので、まああいまいでOKと考える人。

      だから勝てないのだろうけれどw

      数値化できないけれど感覚的に正しそうなポイントをみつけて、
      そこはしっかりと検証するのは大切かもって思っています。

      明日から、実質相場復帰、トライ&エラーですが頑張ります!

  • 相場環境が変わると考えると
    たしかに「あいまい」でいいのかも知れませんね。
    そして経験に裏打ちされた「あいまい」なら尚良しでしょうけど。

    実質相場復帰頑張って下さい!

    • はい、頑張ります!
      tr_penさんも一緒に頑張りましょう!!

1件のピンバック

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