カリスマ待望論とバーチャの見分け方【前編】
トレード雑記第19弾、
カリスマ待望論とバーチャの見分け方
ここ1、2ヶ月このテーマのブログを書こうと温めてきたテーマ。
「カリスマ」と「バーチャ」という相反するような二つの内容を、
ひとつのブログでまとめるのは至難の業なんですが、ざっくり言うとこんな感じ。
コ〇ナがひと段落すると、「ポストコ〇ナの働き方」みたいな文脈で、
自宅にいて稼げるトレーダー(専業兼業問わず)はクローズアップされるはずで、
現状のような混迷期、復興期にあると、カリスマ待望論が出てくるのが一般的。
つまり、新しいタイプのカリスマトレーダーが注目される流れになると思う。
たとえば、
1.天才少年・天才少女といった未成年のカリスマトレーダー
2.正統派ヒロインと呼べるような女性カリスマトレーダー
3.脱サラ系の中高年カリスマトレーダー
みたいな人が誕生して、メディア等に取り上げられる流れがくると思うわけです。
そして、同時に、いわゆる偽物、バーチャが雨後の筍のように湧いてくるのもよくある話。
ということで、どういう感じのカリスマが今後誕生するかという話と、
その過程で(ほぼ間違いなく出てくる)バーチャについてが今回のテーマです。
長くなりますので、本ブログでははじめての試みですが、
前編と後編の二部構成となります。
ぜひ後編もあわせて読んでいただけると嬉しいです。
バーチャの見分け方!?
タイトルでは後ろの部分に書いていますが、
まずは「現状わたしの知る限り、最も精度の高いバーチャの見分け方」を紹介します。
まず、大前提として100%見分けることができるのは「自分自身のみ」だということです。
そしてもう一つの大前提は、身もふたもない話ですが、
他人に対してバーチャかどうか見分けることは基本的に不可能だということになります。
ですから、限りなくバーチャの可能性が低いのはどういうケースかについて紹介します。
なお、バーチャには、完全な捏造で情報商材やスクールに誘導する悪質なものから、
自己顕示欲や承認欲求などから「ちょっと利益を盛る」感じのものや、
逆に羞恥心や悔しさから「ちょっと損失を少なく伝える」というものなど、
ぶっちゃけ夫婦や家族でも起こり得る「悪意のない見栄」も含めて多様なケースが考えらます。
わざわざ他人に正直に伝える義務自体そもそもないので、
極端に言えば、自分以外はすべてバーチャくらいの気持ちでも問題ないと思っています。
そんななかで、現状わたしの知る限り、最も精度の高いバーチャの見分け方として、
「証券口座を開設して実際にトレードしている証券会社のセミナーなどで登壇する人」
については、バーチャの可能性が限りなく低いと考えています。
代表的なのは、松井証券のセミナーで大人気のテスタさん。
(伏せ字にする意味もないと思うので、今回のブログでは伏せ字はなし)
この場合、取引履歴を含めた個人情報を証券会社側は把握できる立場にあるので、
その証券会社からオファーされて登壇する人の取引は事実の可能性が極めて高い(はず)。
要するに、100%の確信が持てる自分自身以外で、
「最も信頼度の高い人(組織)は誰か?」という設問に、
「取引履歴を把握できる証券会社」だろうというのが、その回答。
もちろん、証券会社と普通の人(この場合テスタさん)が共謀して、
「テスタ」というカリスマトレーダーを捏造して誕生させた可能性は0%ではないです。
(メリットがないのでありえないと思いますが、可能性という意味ではあると言えます)
証券会社自体が新規顧客(新規の個人投資家)獲得の過当競争に陥りつつあるため、
そういう裏技(絶対やっちゃダメだけど)を使うところが出てこないとも限らないわけです。
この「バーチャの見分け方」の精度と比較すると、
たとえば、ビジネス系のテレビ番組などへの出演、書籍の出版、
スクールの運営、YouTubeやTwitterなどでの知名度や影響力、など、
他にも素晴らしい活動をされているトレーダーはたくさんいらっしゃると思いますが、
信頼度という意味では格段に落ちると考えています。
そういう方々についてバーチャだと言いたいわけではありませんが、
その人がどれだけ有名であっても、すごい実績を誇っていても、
そのことを盲目的に信用しない方がいいというのがわたしなりの考え方です。
なお、ここでお名前を挙げさせていただいたテスタさんについても、
松井証券の取引実績については高確率でバーチャではないと思いますが、
松井証券以外の証券口座の取引実績については「わからない・判断できない」となります。
さらに言うと、
「テスタさんはバーチャじゃない」→「テスタさんが言っていることは正しい」
みたいな感じで、妄信的な信者みたいな人がいたりもしますが、
わたし自身はテスタさんのTwitterや最近始められたYouTubeなどで学ぶことも多いですが、
発信されている言葉のなかには共感できない部分もあったりします。
そのあたりは、柔軟に考えて、個々別々、是々非々で判断する必要があると思っています。
それでは、「バーチャの見分け方」を踏まえたうえで、
カリスマ待望論について後編で紹介したいと思います。
後編につづく。
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