五輪開会式とトレード

トレード雑記第21弾、

 

五輪開会式とトレード

一時は中止もあり得るかと言われていた東京オリンピック2020ですが、

無事、2021年7月23日、約1年遅れで開会式を迎えました。

 

開会式直前まで辞任・解任などゴタゴタが続いていたので、

現場のスタッフの苦労はとんでもないものがあったと思うと、

(なんの関係もない第三者だけれど)お疲れさまでしたと言いたいです。

 

わたしなりに開会式の感想を書くと、

製作者の理想を慮るに、一つひとつの演出が最高品質で、

かつ全体の調和がとれた「懐石料理」の方向性だったと思うけれど、

現実としては「幕の内弁当」くらいになっていた感じ。

 

悪いわけではないけれど、至極かと言われると、う~ん。

 

たとえば、歌舞伎とJazzピアノとか、それぞれ単体で楽しみたいのに、

この組み合わせは・・・、みたいな、ね。

(わたし自身は十一代目市川海老蔵も上原ひろみも両方好きなんですけどね)

 

そういう意味では、「創作弁当」に挑戦したんだと思う。

 

ネットの感想を見ても、開会式を評価する人は「寄せ鍋」のような楽しさを、

そうでない人は「闇鍋」をやるYouTuberみたいなチープなノリを、

それぞれ感じ取ったようです。

 

なんか食べ物ばかりにたとえてしまって申し訳ないですw

最近のTwitterが美味しいもので埋め尽くされているので。

 

個別に見ていくと、良かったと思えるのは、

最新技術を駆使した「ドローン」と、

「ピクトグラム」のパフォーマンス。

 

前者は言わずもがなだけれど、

後者は「日本らしさ」が抜群に表現されていたと思う。

 

ピクトグラムは前回の東京五輪(1964年)に向けて日本で開発されたもの。

 

言語圏で言うと、日本語という特殊な言語を使用する日本において、

どうしたら他の言語圏の人に上手く伝えることができるかを一生懸命考え抜いて出来上がったもの。

 

「おもてなし」とか「ユニバーサルデザイン」とか「多様性」とか、

そういった(現代的な意味での)概念がなかった時代における最高級の創造物。

 

仮装大賞みたいだったね、という話題もネットにあったけれど、

おそらく日本人よりも海外の人々にこそ伝わる最高のパフォーマンスだったと思う。

 

過去の創意工夫(ピクトグラム)から、

現代の技術(ドローン)に将来への期待を込めた世界へのメッセージだと感じた。

 

不満な点も、それなりにあるけれど、

粗さがしをしているみたいであまりいい気持ちにならないので、ちょっとだけ。

 

聖火ランナーについて。

 

すでに話題になっていて、

見た直後にツイートもしたけれど、

最終走者になった大坂なおみ選手へのバッシングは、見ていて悲しい。

 

プログラムの最終局面での登板、

おそらく30分くらいは時間が遅れている状況で、

現役選手としてのコンディション調整を考えたら非常に酷な役回り。

 

また、病気を公表したり、大会欠場したり、競技でのパフォーマンスも不安定なところに、

(日本では受け入れられにくい)政治的発言もされているのでアンチの人がすごく多い選手。

 

当然、なんで最後が大坂なんだ、金メダリストが良かった、などなど、

別に本人が最終走者やりたい!って言ったわけじゃないだろうし、

そんなところを攻撃してどうするのって思う。

 

話を大きくしてしまうかもだけれど、

日本におけるハーフの人たちのアイデンティティの問題に関わってくる感じで、

大衆としての日本人からは「大坂なおみ」は日本人として受け入れられず、

(こんな扱いを受けると、少なくとも本人はそう受け止めるんじゃないかなぁ・・・)

引退後に日本で生活したり後進を育てたりっていう将来は見えてこない。

 

結局、予想はしていたけれど、

ネットなどでの心ない発言は、ほとんどいじめみたいなもので、

多様性を一番排除しているように感じられて残念。

 

一方で、元読売巨人軍のスーパースター長嶋茂雄さんへは、好意的な意見が相次いでいるけど、

病気療養中でコ〇ナ感染のリスクもあるのにそういう人を担ぎ出すところに違和感が・・・。

 

あんまり書くと、こっちは長嶋さんファンから総攻撃されそうだけれど、

以前の五輪でパーキンソン病を発症していたモハメド・アリが出てきたときも、

同じような違和感があったので、それに近い感情。

 

今回の五輪で唯一に近いくらいうれしいことは、

マスメディアによる「過剰な感動の押し売り」がないところだったんだけど、

親子や師弟の絆とか病気の克服とか、そういったサイドストーリーまみれの五輪になるんだろうか。

 

トレードを考えると

かなり強引に五輪開会式からトレードについて考えると、

今回書きたいポイントはみっつ。

 

1.あれもこれもと欲張っても上手くいきそうにない

懐石料理を目指して幕の内弁当って書いたけれど、

あれもこれもと手を出しても、わたしのレベルでやると、

上手く調和がとれないで結局全体(トータル)でマイナスになりそう。

 

これがメインだという軸(手法にしても、考え方にしても)がないと、

全体のパフォーマンスがぼやけてしまう。

 

2.目先のものに飛びつかない方がいい

開会式で印象的だったのが、音楽の選曲で「ゲーム音楽」が多数使われていたこと。

 

知っている曲もあったし、全然知らない曲もあった。

(ドラクエくらいしか知らなかったんだけどね)

 

で、ドラクエの曲が流れたから、スクウェア・エニックスを買いだぁ~!!!

っていうのはけっこう危ないと思うwww

 

たとえば、リオ五輪の閉会式では任天堂のスーパーマリオの演出だったから、

東京五輪の開会式ではマリオ以外で日本を代表するゲームがくるんじゃないかって、

そういう連想からドラクエに目をつけてスクエニを仕込んでいた人はすごいと思うけど、

週明け月曜日に並ぶようでは、あまりにも浅はかな気がしないでもない。

 

もちろん来週の値動きがどうなるかはわからないですけどね。

 

3.背景はいっさい関係ない

アスリートはその競技で戦う人たち。

 

亡き母(父でも祖父でも祖母でも兄弟姉妹でも)とか恩師のために、みたいな話は、

好きな人が多いだろうけれど、基本的に競技とはいっさい関係ない。

 

病気やケガの克服秘話なんかも同じ。

そのとき、その瞬間に、最高のパフォーマンスを出すことがすべて。

 

トレードにおいても、自分や家族の事情とか、そのあたりは何ひとつ関係ない。

マウスでポチポチするときに最高の判断をすることがすべて。

 

人間味のないことを書いているようにも思うけれど、現実は現実として理解しないと。

(今まさにわたし自身、自分に言い聞かせていますw)

 

最後に、五輪開催国では、その年の株価が上がることが多いというデータがあるので、

相場にもいい波が来てくれることを期待しています!

 


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2件のコメント

  • すうさん、おはようございます。
    実は私、開会式開始15分で見るの止めてました。
    なんか前衛芸術見せられてるみたいで意味不明でちっとも
    良いと思わなかったので…
    小学生が見てわくわくするようなの作れよと思って消しちゃった。

    そしてタイムラインでゲーム音楽が!というのを見てまた
    テレビつけました。

    音楽ひとつでこれほど心境が変化するとは自分でもびっくりです。
    音楽って凄い!

    あとはすうさんの感想とそっくり同じ事思ってましたので
    この記事を後で見返したらその時の気持ちが蘇ると思いますので
    保存させて頂きますm(_ _)m

    • ぺんさん、おはようございます。

      わたしも別のことしながら見てましたw

      なんかチグハグでバラバラでやっつけ仕事感が見え隠れしていましたね。

      あとは天皇陛下の扱いの惨さとか挙げたらキリないです。

      いずれにしても開会式や閉会式の演出がメインではないので、
      純粋にスポーツ観戦を楽しみましょう!

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