仮想通貨というネーミング

トレード雑記第22弾、

 

仮想通貨というネーミング

株式投資・トレードしている人のなかには、

「仮想通貨」もあわせて取引している人も少なくないと思います。

 

ボラ(価格変動)が大きく上昇気流に上手く乗ると個別株のトレードよりも、

資産が増える可能性が高いというのが人気の一つです。

 

もちろん、その分、下落に巻き込まれるととんでもなく資産を減らすこともあるので、

そのあたりは細心の注意が必要となってくるわけですが。

 

そもそも仮想通貨が広く一般に浸透したのは2010年代以降と比較的新しいです。

 

欧州中央銀行、米国財務省などの機関で定義づけられたのが2010年代前半、

日本で法律施行されたのが2017年ですから、生まれたばかりといった感じです。

 

そして仮想通貨というネーミングが法定通貨と紛らわしいなどの理由から、

「暗号資産」へと呼称変更されたのが2018年(日本では2019年)ですが、

残念ながらしっくりこないネーミングであったため定着するにはいたらず、

メディアを含めて一般に目につくところでは、

いまでも仮想通貨というネーミングが継続使用されることが多い印象です。

 

仮想通貨が流行した理由

仮想通貨が流行した一番の理由は、急騰(の可能性)による資産の拡大でしょうが、

この仮想通貨という「ネーミング」もその流行に一役買ったのではないかと思います。

 

①通貨に対する信頼感・安心感、イメージの良さ

当初から「暗号資産」だとなかなか難しそうで取っ付きにくそうですし、

何よりも「通貨」という言葉の信頼感、イメージの良さが圧倒的だったからだと思います。

 

これがもし、仮想株式とか仮想証券といったように、

「株式」「証券」「債券」などという表現であれば、おそらくというよりほぼ間違いなく、

通貨ほどの良いイメージはなかったのではないかと思います。

 

地域振興券やクーポンなど、現金(通貨)を代替するイメージのものはこれまでにもあったので、

仮想通貨の「通貨」というネーミングが、信頼性や安心感を醸成していても不思議はないです。

 

②射幸心を刺激する

このように信頼・安心・安全の代名詞のような「通貨」ですが、

同時に射幸心を刺激するゲーム感覚が流行の起爆剤になったと言えそうです。

 

もともと仮想通貨という用語の誕生(時期的には2008~2009年頃といわれる)が、

ソーシャルゲームやデジタル通貨と並行して開発された用語だと知ったときに、

なんとなく腑に落ちました。

 

個人的には、射幸心を刺激するという意味において、

ソーシャルゲームの右に出るものはないと思っていますので、

隆盛を極めていた時期にゲームから離れていて良かったと思っています。

(もしハマっていたら年間100万円課金とかしていてもおかしくないのでw)

 

③仮想の良さと通貨の良さの組み合わせ

安全な通貨、それが何倍にも何十倍にもなる!?

みたいな響きは、人気が出て当然なのかもしれません。

 

要するに、

仮想・・・ボラ(価格変動)の激しい射幸性、不安定性

通貨・・・(超を何個つけてもおつりがくる)安定性の象徴

という相反する用語の組み合わせが、

安心と不安のはざまで人間の潜在的・顕在的な欲求を刺激しているんじゃないでしょうか。

 


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2件のコメント

  • すうさん、こんにちは~
    今回の上げでめちゃめちゃ心が揺れ動いていました。
    スタンスとしては大きなうねりが来たら乗る。
    というものなのですが、大きなうねりの判断が全然つかない。
    ここブレイクしたら~とかはあったのですが、いざブレイク
    してもまた急落するんじゃないかと疑心暗鬼で未だ買えてません…

    相性悪いの分ってるんで口座から資金引き上げちゃおうかなあ
    そうすれば揺れ動くこともないし…

    とか考えてます。

    いつも考えるきっかけをくれる記事をありがとうございます。

    • わたしも見てるだけに留めています。
      ある意味でTwitterとかで盛り上がってくると、
      そこが天井かもって気もしますし。
      (最近話題にならなくなったですしね)

      なんか休日に慣れつつありますが、
      明日から平日、また頑張っていきましょう!

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