トレード雑記第36弾、

将棋とトレード-勝負めし

プロの将棋では、朝から晩まで1日をかけて1局を指すことが通常です。

（早指し戦と呼ばれる短時間の対局や、2日制のタイトル戦などもあります）

そのため、対局の途中に昼食休憩と夕食休憩が設定されていて、

そこでの食事のことを「勝負めし」、あるいは「将棋めし」と表現されます。

最近では、『将棋めし』という漫画（2016～2020年連載）が連載されたり、

それを原作としたドラマが放映されたりしたようですし、

「観る将」（みるしょう）と呼ばれる将棋は指さない（あるいはルールも知らない）けど、

将棋の対局を見るのが好きという人たちも話題になったりしています。

それぞれの棋士のメニューへのこだわりがあったり、

食事で誰が何を注文したかといった話題で盛り上がったりもしますし、

一方で、そんなことは将棋とは関係ないから取り上げるなといったアンチもいたりします。

ちなみに「勝負めし」は最近の流行だと思われがちですが、実際にはその歴史は古く、

最初にメディアに登場したのは1932年（昭和7年）9月11日、ちょうど89年前の今日、

『國民新聞』（現・東京新聞）という新聞に紹介されたのが最初のようです。

インターネットはもちろんテレビもなかった時代です。

盤上の駒の動きだけではなく、対局者や対局場の様子、

その臨場感を味わってもらおうと勝負めしの紹介をしたところ大好評だったようで、

現在まで続いているという流れですね。

わたしを含めて素人の将棋だと5～10分もあれば1局終局しますので、

ピンとこないかもしれませんが、食事をがっつり食べるのか、簡単に済ませるのか、

そのメニューの選定を含めて対局の一部と捉えるのがプロの将棋。

極端に言えば、食べ過ぎて眠たくなったり、逆にお腹がすいて集中できなかったり、

食べ合わせが悪くて体調を崩したり、お腹を壊してトイレに・・・、

なども全部ひっくるめて「持ち時間」の使い方という意味で重要となります。

基本的には好きなものを食べたらいいわけですが、

腹持ちが良かったり、栄養価が高く吸収のはやいものだったり、

ゲン担ぎ（「勝つ」でカツ丼やカツカレーなど）をされたりと、

それぞれの棋士の性格の一端が見えたりもします。

2016年から2017年にかけての将棋界の黒歴史（将棋ソフト不正使用疑惑騒動）以降、

棋士の対局中の外出が制限されたため、外食ができなくなったこともあって、

通常の将棋会館での対局は出前（orお弁当持参）となったのは少し寂しい気もしますが。

トレーダーの「勝負めし」とは？

Twitterなどではお昼休憩でランチの写真を公開しているトレーダーをよく見かけます。

（よく見かけるというのは、わたしが食い意地が張っているから目に留まるだけかもw）

丁寧に料理をされていたり、コンビニやスーパーのお弁当（割引シールが肝）だったり、

今の時期だと某ファストフードチェーンのハンバーガーだったり、

外食をされている様子だったりと、千差万別、人それぞれといった感じです。

また、株主優待を活用して食事されている様子を見ると、

トレーダーならではだなぁといった感覚になります。

メディアに登場したやつだと、

B・N・F（小手川隆）さんの「赤いきつね」はあまりにも有名ですし、

キャスターの久米宏さんの取材では立ち食いそばで「天ぷらうどん」を注文していました。

（久米さんが「今日は私が奢ります」って券売機にお金をいれている動画がYouTubeにあります）

わたし自身は、平日は昼食を抜くことも多いですし（爆損して食欲がないこともw）、

食事に関してはゲン担ぎみたいなこだわりもなかったりします。

皆さんがおすすめするトレーダーの「勝負めし」があれば、教えてください。

1日1回応援クリックよろしくお願いします！