弱者の常識・強者の非常識-短期は実力、長期は運

トレード雑記第54弾、

 

弱者の常識・強者の非常識-短期は実力、長期は運

前回の「利確は正義」で懲りずに「弱者の常識・強者の非常識」第2回。

 

今回のテーマは、

-短期は実力、長期は運-

 

前回の「利確は正義」については、想定した以上に肯定的な反応が返ってきたのですが、

今回はなんとなく微妙な内容になりそうなので異論反論も多くなりそうw

 

というのも「短期」投資と「長期」投資とをどこで区分するか、とか、

「実力」と「運」って明確にわけられるものなの!?みたいな感じで、

どうしてもぼやけた内容になってしまいそう。

 

とはいえ、別に議論討論の火種をまいてバトルを誘発することが目的ではないので、

できるだけ単純に、かつ、いい意味で肩の力を抜いた感じで書きたい。

 

あらためて、

短気投資と長期投資、運と実力についてですが、

それぞれにそれぞれの要素が複合的に絡み合っている大前提で話をすすめます。

 

わたしが投資、それもデイトレードに関する書籍とかブログ、YouTubeをみて、

最初に教わった(と思っているだけだったりする)のが、この考え方。

 

長期投資には、運・不運の介在する要素(決算や海外事情など)が強いけれど、

短気投資(特にデイトレード)では、運・不運の介在する要素が少なく、

売買ルールとテクニカル指標を駆使することで、つまり実力で稼ぐことができる。

 

みたいな感じの内容。

 

そこでは、長期投資は「運」、短期投資は「実力」という考え方で、

ある種の刷り込み(といったらアレだけど)もあったように思う。

 

そういったものを見聞きするなかで思い描いたのは、

「短期投資で勝っている人たちの実力はすごい!」

「自分も実力をつけて、あんな感じになりたい!」

という気持ち。

 

で、あえて刷り込みって書いたのは、

実際に短期投資をやると、まぁ負けるのよwww

 

そうやって負けたときに考えることは、

「短気投資で負けるのは実力が不足していたからだ!」

というものになっちゃうわけ。

 

さらに付け加えると、

「運が悪かったから負けた、なんて言っている人は成長しない!」

みたいなニュアンスの言葉が・・・、

お金を失った上に精神的に重圧としてのしかかってくるんですよw

 

ぶっちゃけ、この考え方に囚われちゃうと、キツいですよ、いろいろと。

 

もちろんこういった考え方がひとつの事実であることは間違いないだろうし、

(わたし自身の)実力不足についてもまったく否定しない。

 

とはいえ、短期投資、特にデイトレードの領域だと、

「試行回数や期待値などに裏打ちされたトレード」のような、

麻雀でいうところの「デジタル」思考が大隆盛なんだなぁと思ってしまう。

 

そこであえての「アナログ」「オカルト」もあってもいいのかなぁと。

 

悩み過ぎると良くない!

最初に書いたように「ぼやけた」話しかしていないし、

「短期は実力じゃなくて運の要素がむしろ強い!」、とか、

「長期ほど企業分析など実力の要素が表現される!」とか、

そういう対立を煽りたいわけではなくて・・・、

今回のブログで言いたいことは、次のとおり。

 

1.投資・トレードには運も実力も必要!

2.特に短期投資(≒デイトレード)だと実力の世界だと言われがち!

3.上手くいかなかったときに必要以上に自己嫌悪になるな!

 

という感じ。

 

実力不足は自分自身で噛みしめるとして、

だからといって短期投資が実力100%の世界ではないと思う。

 

負けたのは実力ってSNSで表現するのはいいと思うけれど、

必要以上に実力のなさを思い詰めないこと、ぶっちゃけ運・不運もあるよねということ。

 

もちろん現実逃避ばかりしていてはダメだけど、直視し過ぎると辛くなることもあるから、

上手い感じの距離感で現実とお付き合いすること。

 

なんか、甘えるなって言われそうだけどw

 

それでも、たぶんだけど、

いい意味で、強者であればあるほど、

上手くいかなかったとき、負けたとき、損をしたときなどに、

必要以上に落ち込んでいないように感じる。

 

上手くいくときもあるし上手くいかないときもあるけれど、

肩ひじ張らずに自然体で相場にのぞむことが一番だと思う。

 


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2件のコメント

  • 先ほどは、忙しい時期にもかかわらず時間を割いて頂き、ありがとうございました
    昨日の記事といい、今日の記事といい読みやすく流れるような文体、
    すうさんの文才、本当にうらやましいです!
    内容も昨日に続き深いです!
    >そこであえての「アナログ」「オカルト」もあってもいいのかなぁと。
    自分に(メンタルの面でも利益の面でも)プラスになる考え方は、
    「あり」だと思ます。
    損切り貧乏が続くと、トレードとしては正しいのだろうけど
    メンタル的にはきついですよね・・・
    実際「メンタル」が次のトレードだったり、トレードを続けるモチベーションになりますから。
    負けが込んでいる時って、朝ツールを立ち上げて相場に臨むのが怖かったり、憂鬱だったりします。
    最近はなんとか勝てているので、そんな気持ちも無くなって
    「今日も頑張ろう」という気持ちで相場が見れていますw
    また、運も実力のうち」という言葉もあるので、味方に出来るならずっと味方であって欲しいですwww
    >上手くいくときもあるし上手くいかないときもあるけれど、
     肩ひじ張らずに自然体で相場にのぞむことが一番だと思う。
    私も前のめりになった時は、大体うなくいかないので自然体でトレードすることを
    心がけます。
    「トレードは8割が心理的要素を占めるゲーム」
    だからこそ、まずは自分の気持ちを「静まり返った漣一つない湖面」のようにして
    毎日「自然体」で相場に臨もうと思います。
    (すうさんの文才に影響を受けて普段使わない言葉を使ってみましたが、
    なんか微妙ですねwww)
    いつも気付きを頂ける記事、感謝しています。
    今週も忙しい中、毎日の更新本当にありがとうございます。
    お互いに日々の疲れを癒して、明日からの相場に備えましょう!!!

    • いえいえ、こちらこそ勉強になりました。
      最近は避けていたトレード手法だったので、
      利益を伸ばすことを考えると再挑戦が必要ですね(爆損フラグかもw)

      流れというか「今、わたしキテル!!!」みたいなw
      あったりしますよね、逆に何やってもダメだわぁって時もありますし。

      自分自身のメンタルの整え方は、本当に重要だと思います。
      心理的要素の大きさに日々、驚かされるとともに笑っちゃったりします。
      (なんでこんな銘柄のこんな位置でエントリーしちゃったんだろうってw)

      今週は火曜日が「勤労感謝の日」で祝日なので変則的な4営業日の週ですね、
      お互い爆損には気をつけて、自然体で相場にのぞみましょう!

1件のピンバック

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