マザーズ市場-天国と地獄-
トレード雑記第84弾、
マザーズ市場-天国と地獄-
わたしを含めて投資・トレード歴が短い人にとっては名前は知っているけど、
実際のところはよくわからないという人も少なくないと思う、そういうお話。
2006年1月16日に史上最高値をつけたマザーズ市場、
そして、翌日の1月17日から始まる悪夢・・・。
もったいぶった書き出しをしたけど、
もはや伝説といっても過言ではない、
「ライブドア・ショック」
せっかくの機会なので、簡単に紹介します。
知っている人にとっては当たり前の内容でしょうが、
知らない人にとっては、知っておいて「絶対に損のない内容」だと思います。
ぶっちゃけ、根拠のない「売られすぎだろぉ~」「安い、買いだぁ~」、
みたいな安直な感情を、一瞬思いとどまらせてくれる出来事でもあります。
さて、あらためまして、
マザーズ市場-天国と地獄-
ライブドア・ショックを、
すごく簡単にまとめると、
1月16日・・・ライブドア本社などへ強制捜査(証券取引法違反)
1月17日・・・ライブドア関連銘柄がストップ安(マザーズ指数は前日比△11.76%)
1月18日・・・午後、東京証券取引所「全銘柄取引停止」(同△12.08%)
1月19日・・・ライブドアなど3連ストップ安(同+5.50%)
~1月24日・・後場開始を13時に後ろ倒し
となります。
その後、相場はいったん落ち着きを取り戻した感じになったけれど、
大きなトレンドとしては、マザーズ指数はず~~~っと右肩下がり!
そして、
わずか、
3年弱のあいだに、
マザーズ指数は、
10分の1以下に・・・。
【参考】マザーズ指数
最高値:2800.68p(2006年1月16日)※終値だと同日の2799.06p
最安値:255.95p(2008年10月28日)※終値だと2008年10月10日の269.41p
まさに地獄・・・。
当時の「新興市場への投資ブーム」の最高潮だった瞬間と、
強制捜査の日程が重なったことはただの偶然かもしれません。
また、ライブドアは2006年4月14日に上場廃止となっているので、
その後の下落トレンドについて同社の影響はあまりないはずです。
ちなみに、ライブドア・ショックの陰に隠れがちだけど、
「マネックス・ショック」もたいがい、いやむしろそっちの方が元凶だろ、
という人もいらっしゃると思います。
いずれにしても、
株価の下落には単一の原因だけではなくて、
複雑な要因が絡み合っての結果だと思いますので、
詳しくお知りになりたい方は、ぜひ一度ご自身で調べてみてください。
もしかすると、新しい発見があるのではないでしょうか。
最後に
当たり前の話なのですが、わたしは今回のブログにおいて、
「ライブドア・ショックのような暴落が起こるぞ」とか、
「2022年は暴落するぞ」と煽りたいわけではありませんし、
「持ち株は手放した方がいい」「売り仕掛けをするべきだ」みたいな、
そういった投資判断を推奨したりするつもりも一切ありません。
そうではなくて、
“歴史的な出来事について、
事実として知っておくことは重要である”
という考えによるものです。
その事実をどのように解釈して行動に移すかについては、
わたしを含めて、十人十色、千差万別だと思っています。
>“歴史的な出来事について、
事実として知っておくことは重要である”
これ、私も大切だと思います。
歴史は繰り返す、という言葉が示す通りだと思います。
前の記事で「阪神淡路大震災」に触れてありますが、
奇しくも昨日「トンガで大噴火」の災害が起こっています。
過去の出来事からいろいろなことを学ぶ、
温故知新、忘れないようにします。
良い一日をお過ごしくださいね。
それでは失礼します!
トンガの大噴火もすさまじいものがありますよね、
いまだに全体像がみえてきませんし・・・。
被害が少なければいいのですが・・・。
温故知新、本当に大切ですよね、
明日もお互いベストを尽くしましょう!