採点競技で、ふと思うこと
トレード雑記第97弾、
採点競技で、ふと思うこと
あまり大きな声では言えないので、ここだけの話。
オリンピックの採点競技が、どうも苦手。
速い、高い、強い、など勝ち負けがはっきりしている競技と違って、
どうしても結果がわかりにくいし、採点や判定のあり方とかで・・・、
変に揉めちゃったりもするし、なんかスッキリしない感じ。
一生懸命頑張っている選手や関係者、ファンには申し訳ないんだけれど。
こんなことを書いておきながら、
体操やフィギュアスケートを見ては日本選手を応援することもあるので、
採点競技が嫌いというわけではないです(あくまでも苦手という程度)。
そんななかで芸術的だなって思ったのは、
1998年冬季長野オリンピックのフィギュアスケート選手、
フランスのフィリップ・キャンデローロ(Philippe Candeloro)。
曲は『d’Artagnan』(ダルタニャン)、『三銃士』より。
他の大会やエキシビジョンだとプログラムにバク宙を取り入れた自由人。
バク宙(手をつかない後ろ向きの宙返り)は採点基準にないので、
大会ではゼロ点だったりするんだけれどw
そういったこともあり異端児扱いされたスケーター。
とはいえ、採点競技だと、
よく「表現力」というワードが出てくるけれど、
彼ほどそれを体現した人はいないんじゃないかなぁ。
プログラム、振り付け、表情、そのすべてが、そう思う。
まぁ、芸術面に全振りしている感じなので、銅メダルだったけど。
その当時もそう思ったし、
現在でもあまり変わらないけれど、
THE「素人目線」を100も承知で、
演技時間に技を詰め込む的な無味乾燥としたプログラムが多いなか、
彼の表現力、芸術性、ストーリーの可視化はズバ抜けていた気がします。
それでも、その方向性がオリンピックか!?と問われると、
う~ん・・・って感じもしますけど。
競技とは何か、
芸術とは何か。
採点競技に限らないけれど、
「美しい負け方」みたいなものをどう捉えるか、
といった感覚に近いかもしれない。
トレードしていても、たまに思うよね、
美しい散り際・・・、みたいなwww
採点競技は、採点者の主観が入るので難しいですよね。
(採点委員の買収とかも噂が絶えませんし)
もやっとした気持ちが残るので、
私も苦手ですwww
>美しい散り際
私としては、散るまでもがき、苦しみ
それでもどうしようもなく散る、
これが一番すがすがしいと思います。
(華麗ではないんですがw)
採点者の主観に、
見ている側の主観も入るので、
どうしても贔屓の選手のポイントが低いとモヤモヤします。
そこに、買収とか忖度とか、いろいろ言われると、
なんだかなぁ~っていう感じで素直に観戦できないんですよね。
散り方は、それぞれの方のそれぞれの美学がありますよね!
それこそスポーツ選手なんかを見ていると、
ボロボロになっても限界ギリギリまで現役にこだわる選手と、
スパっと辞めちゃって第二の人生(?)に進む選手と。
どちらがいいとかではなくて、
本人が満足していることが大切ですよね。
トレードでもそうありたいですね!