戦争は買い!?

トレード雑記第103弾、

 

戦争は買い!?

ロシアによるウクライナ侵攻、

実際には攻撃はしないで落としどころを見つけるだろう、

くらいに考えていたら、始まってしまった・・・。

 

クリミア侵攻(2014年)から、

すでに戦争は始まっていたという意見もあるけれど、

あらためて死傷者数や爆撃の映像などを目の当たりにすると、

どうしようもなく哀しい気持ちになってしまう。

 

なお画像や映像には、

過去の画像の使い回しや加工・捏造などフェイク映像・画像も多いらしいので、

そのあたりは冷静に判断する必要があったりするのは言うまでもない。

 

いずれにしても始まってしまったわけだけれど、

その前後にTwitterなんかで聞こえてきたのが表題のタイトル。

 

「戦争は買い」とか、「銃弾が鳴ったら買え」とか、

「遠くの戦争は買い、近くの戦争は売り」とか、という表現。

 

そのほとんどが、戦争が始まる前の段階で、

実際には侵攻しないと考えていたときの(だからこその)発言だと思う。

 

少なくとも開戦後に嬉々として「戦争は買いだぁ~!」みたいなツイートが、

溢れているような状況になっていないのが、うれしい。

 

もしそういう状況になっていたら、

そっとTwitterを閉じたと思う。

 

本編を始める前に

当たり前だけど、わたしは戦争に反対。

ロシアとウクライナについてもそうだし、

東アジアについてもそうだし、

第三次世界大戦なんてのもやってほしくない。

 

それでも現実は現実として直視する必要はある、と思う。

そんな感じの内容ですので、少なからず閲覧注意です。

 

ご理解ご了承いただける方のみ、

お読みいただけますとうれしいです。

 

「戦争は買い!?」で考えること

先週あたりから大きく相場は動いているし、

指を咥えて見ているだけのわたしだけれど、

思うところを3点ほど、整理してみました。

 

1.「戦争は買い」と言える人たち

簡潔に言うと「情報を握っている人たち」だということ。

 

たとえば「銃弾が鳴ったら買え」のエピソードは、

1815年「ワーテルローの戦い」でフランスとイギリスの勝敗に関連した、

ロスチャイルド家のネイサン・ロスチャイルドの発言ともいわれている。

 

ネイサンはロスチャイルド家の情報網を使い、

フランスのナポレオンが敗北した情報をいち早く獲得したわけ。

 

そこでネイサンが取ったのが「(イギリスの)公債を売る」という行動。

 

ちょっと考えたらおかしいでしょ?

イギリス勝利、フランス敗北であれば「イギリス買い」となるはず。

 

だけど、ネイサンの公債売りを確認した投資家たちは、

一斉に「イギリス売り」に走ったわけです。

 

そして暴落したところで、ネイサンは買いに買いまくったんだけど、

その頃になって「イギリス勝利」の情報が伝わってきたという逸話。

 

派生してネイサンが「ナポレオンが勝った」という偽情報を流したとか、

いろいろと創作っぽい話があったりしますが、

大切なことは、情報網をしっかりと握っていたということ。

 

今回のロシアによるウクライナ侵攻でも、

ロシア、ウクライナ、周辺諸国、米国、英国など主要国と、

リアルな情報をリアルタイムに獲得できる情報網があるのであれば、

「戦争は買い」と言っていいと思う。

 

そうでなければ、二次情報、三次情報、ガセ情報に踊らされるだけになりそう。

 

ちなみに、ロスチャイルド家は、イギリスとフランス両方に武器を流していて、

そちらでも大儲けしていたりします。

 

2.「戦争の恩恵」はあるか!?

こういう表現も憚られるものだと思う。

戦争はないならそれにこしたことはない、と心底思う。

 

最初にも書いたけれど、わたしだって戦争には反対だ。

 

だけど、なくならないのが事実だし、

現代の人々が「戦争の恩恵」を受けているのも事実だと思う。

 

たとえば、より安全な自動車、船、飛行機など、

戦車や戦闘機の技術が活かされていたりする。

 

インターネットは軍事衛星からスタートした技術だけど、

現代ではなくてはならないものになっている。

 

より直接的には、医療やエネルギー関連は残酷だけどわかりやすい。

 

外科手術の発展、義手や義足の開発、病気の治療などなど、

また日本人としては複雑な思いがある原子力というエネルギーの活用。

 

目を背けたくなる気持ちもあったりするけれど、事実は事実。

 

3.戦争を知らない子供たち

大阪万博(1970年8月23日)で初披露された楽曲のタイトル。

 

翌71年にジローズによってシングルカット、

発売当時から賛否両論が巻き起こったようだけれど、

そこには大切なメッセージが込められているように感じる。

 

ジローズ『戦争を知らない子供たち』(1971年発表)

 

 

この世代も現在では70代なので、

それよりも下の世代の日本人はわたしを含めて、

戦争なんてまったくイメージできないと思う。

 

今でも戦争に関連した言説はタブー視されている感じがするし、

テレビでは「脳内お花畑」みたいな言説が、

一方のネットではあまりにも好戦的な言説が、散見されたりする。

 

難しい問題だけれど、

ちゃんと考えないといけない問題なんだと思う。

 


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2件のコメント

  • おはようございます。
    今日も朝からアメリカ3指数のCFDが爆下げで始まり
    難しそうな雰囲気たっぷりでしたね・・・
    私もノートレですw
    ウクライナ戦争、一刻も早く収束に向かってほしいところですね。
    この戦争がもたらすもう一つの懸念は、
    中国が真似をして台湾を侵攻する可能性が
    出来てしまったことだと思います。
    私の祖父は太平洋戦争でビルマで戦死していて、
    父は祖母の女手一つで育てられました。
    祖母からその時の苦労をいろいろと聞かされていて、
    幼いながらも戦争はいけないことなんだと
    教わりました。
    本当に1日も早い終戦を願わずにはいられません。
    トレーダーとしてはダメダメなんでしょうが、
    それでもいいかなぁと思っていますw

    • 週末リフレッシュして、
      朝起きた時は、それなりにやる気があったのですが、
      最初のリバウンドで拾えなかったので意気消沈w

      集中力がまったく続きませんwww

      戦争体験は、祖父母の話を父母から聞いたくらいですが、
      何もいいところがないですよね。

      本当に一刻も早く終戦してほしいものです。

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