格闘技の地上波放送って必要!?

トレード雑記第132弾、

 

格闘技の地上波放送って必要!?

それなりに「煽り」が入ったブログタイトルw

 

わたしの結論は・・・、

 

“どっちでもいいよ”

 

というもの。

 

格闘技ファンではあるけれど、

放送があろうがなかろうが、

そこにあまり意味はない、

というのが率直な感想。

 

とはいえ、そんな風に言っちゃうと話が終わるので、

格闘技と地上波放送、そして問題視されている反社との関わり、

みたいな感じでブログを書いていこうと思います。

 

それはまた、「需要と供給」という相場における重要キーワードとも関連する話かなぁと、

勝手に思っていたり・・・、するとかしないとか、そんな感じ。

 

格闘技と地上波放送

地上波放送というと、在京キー局に代表される大手テレビ局の放送、

実質的に視聴は無料、というのが一般的なイメージだと思います。

(ハードであるテレビを購入すれば、ソフトである番組は基本的に無料という考え方)

 

さて、日本において、

最も代表的な格闘技の地上波放送は、

おそらく、というか間違いなく「大相撲」。

 

年間6場所、すべてNHKで放送されていますからね。

 

そして戦後の黎明期の格闘技放送を支えたのが、

プロレスとボクシング。

 

大相撲を廃業した力道山が「日本プロレス」を創設し、

彼の愛弟子であるアントニオ猪木が「新日本プロレス」、ジャイアント馬場が「全日本プロレス」を創立し、

みたいな感じで、現在でもプロレス団体と言えば、たぶんこのふたつは外せない・・・、と思う。

 

この間、プロレスブーム(力道山ブーム、タイガーマスクブームなどなど)で、

毎週のように地上波放送があった時期もあれば、

深夜枠になり、ひっそりとプロレス中継が消えて・・・、みたいな低迷の時期もあったりする。

 

わたし自身は、闘魂三銃士で武藤ちゃん≒グレートムタのファンですし、

全日脱退後の故・三沢光晴が立ち上げノアの(特に)ジュニアの戦いが好きだったりしますw

 

マニアックな話になるので、わたしの趣味は置いておいて、

時期による流行り廃りはあるけれど、一定の知名度を維持しているのがプロレス。

 

ボクシングも同じ(だと思う)。

 

人気の選手が出現すると、現在だと井上尚弥みたいな“化け物”が登場すると、

俄然盛り上がる、というのがボクシングの特徴。

 

先日のドネア戦2(ノニト・ドネアというフィリピンのレジェンドボクサーとの2回目の対決)が

地上波放送されずPPV(ペイパービュー)になったのは記憶に新しいところ。

 

そして、

「やられてもやられてもすべて受けて、最後に立っていた奴が強い」

という、ある種の“プロレスの美学”が下火になったときに、

「一撃必殺」を引っ提げてK-1が台頭してきた感じで、

その後の総合格闘技など格闘技ブームが多様な競技に広がっていった先駆者みたいな感じ。

 

特に、初期のK-1は規格外のヘビー級選手の対戦カードが中心で、

文字どおり一撃必殺のパンチやキックで決まる手に汗握る展開は最高でした。

(プロレスのアンチテーゼという位置づけだったけれど、両者ともにwin-winだったと思う)

 

その後、味を占めて、日本人スターを無理くり作ろうとして・・・、

ミドル級を主戦場にしたり、変な判定をしたり、・・・、ごにょごにょごにょw

 

ちなみに年末大晦日に格闘技の長時間放送をするブームを作ったのは、

たぶんK-1。

 

地上波放送の全盛期は、2003年、ボブ・サップvs曙が視聴率43%で、

一瞬だけど紅白歌合戦を超えた時間帯があったと話題になりました。

 

現在では、格闘そのもののシーンに対してもそうだけれど、

どうしても流血シーンとか凄惨な試合にはクレームがつきもの。

 

たとえば、土曜日(6/11)に敵地メキシコで行われた、

京口紘人(WBA世界ライトフライ級チャンピオン)の統一世界戦は大流血戦に。

 

THE”昭和のボクシング”といった感じで、

メキシコだから許される、地上波放送じゃないから許される、くらいの印象でした。

 

「日本」で、「地上波」で、そして「生放送」とかしていたらクレームいっぱいきてたと思う。

 

この「生放送」、「LIVE中継」というのも重要なポイント。

 

格闘技に限らずスポーツ全般は、臨場感とか一体感、展開が予想できないドキドキが大切。

 

結果が先にわかると興ざめするわけで、

現在では生放送じゃないと先にネットで試合結果が出ちゃったりすることも多い

 

だからといって生放送にこだわると、たとえばボクシングで1RでKOと12Rで判定だと、

試合時間がまったく異なるので、どちらにも対応した放送時間や番組内容の調整が難しすぎる。

 

結局、(個人的感想ですが)しょーもない煽りVTRと、いよいよゴングでウン十分引っ張る、

みたいな演出がたくさんでてきたために、制作サイドも視聴者も敬遠されてきたのが近年の流れ。

 

このあたりは、地上波放送と試合時間が定かではないスポーツ中継のジレンマ

 

たとえば昭和のテレビの名物であり遺産でもあるプロ野球中継が、

平気で放送時間を延長していた時代と現在のそれとを比較すると、

テレビ局、番組制作会社、スポンサー、視聴者など、考え方がだいぶ異なってくる感じ。

 

しかも格闘技は、他のスポーツ(特にチームスポーツ)と異なり、

選手のケガなどのアクシデントで試合自体が直前に中止(or延期)になることも少なくないので、

放送枠を確保していても常に代替番組を準備しておく必要があったりする。

 

要するに、格闘技の地上波放送は、

需要(視聴者)もそれほど大きくはなく、供給(番組制作)もリスクが高いため、

よほどの旨味がないと敬遠されやすいコンテンツの代表例だといえる感じ。

 

トレードに例えると、出来高が少な過ぎる銘柄やセクター。

(たまに急騰して、その後暴落して落ち着くという感覚も似てるかもw)

 

反社との関わり

さて、今回、

メジャーなのかマイナーなのか、個人的にはメジャー寄りのマイナーだと思うけど、

それなりに注目されていた武尊と那須川天心の試合について、地上波放送が流れたみたい。

 

週刊誌に、格闘技団体の中心人物がいわゆる反社との関わりがある、

みたいな記事が出た直後だったので、憶測を呼んでいるわけだけど。

 

このあたりも、前述した流血シーンOKorNGなんかと同じで、

コンプライアンスというか基準みたいなものが時代によって違うんだと思う。

 

とはいえ、格闘技ファンのひとりとしては、

反社との関わりを奨励してはいけないけれど、

直接的にトラブルを持ち込まないのであれば、

容認というか黙認というか、そんな感じだと思う。

 

すでに例に挙げた大相撲でもプロレスでもボクシングでも、

反社(当時は愚連隊だったりヤクザだったり呼称はいろいろ)との関わりどころか、

創設者などかなり近しいところにそういう人たちが名前を連ねていたりするので。

 

周知の事実だけを書けば、

昭和の大横綱・大鵬の化粧まわしは一時期“某有名暴力団”のものだったりしたし、

千代の富士の結婚披露宴中継はほとんどの参列者がモザイク入りでの中継。

 

一般人への配慮・・・、というか、そういう人たちばかりで映せない、

という裏話が漏れ伝わっていた感じ。

 

日本プロレスなんかは、ある時期まで協会の会長が某有名右翼活動家、

副会長が某有名暴力団組長(大鵬の化粧まわしと同一人物)だったりしましたし。

 

ボクシングジムの運営だって某有名暴力団が取り仕切っている、なんて話も多々あったし。

 

どこで線引きするかというのがすごく曖昧なのでモヤモヤするけれど、

さっきも書いたように、容認というか黙認というところにならざるを得ないと思う。

 

反社とのつきあいをすべてシャットダウンして、クリーンな・・・、

みたいなきれいごとだけを唱えても、格闘技はもちろん、スポーツや芸能、

さらには政治、行政、など、あらゆる活動がストップする可能性すらあるわけなので。

(政治家や公務員と暴力団員の二足の草鞋、みたいな人もいたりしたわけなので)

 

ちなみに武尊と那須川天心の試合自体に対しては、

わたしは・・・、そこまで興味がなかったりする。

 

理由は単純で、4年前に団体は違えど26歳の絶対王者・武尊と、

19歳のニュースター・那須川天心が交わるか!?みたいな瞬間は興味があったけど、

なんだかんだ言って引き伸ばした挙句、今となっては両者ともに実質引退試合。

 

30歳になった武尊は勝っても負けてもそろそろ引退だろうし、

ボクシング転向を表明している那須川天心にとってはラストマッチ。

 

地上波放送で子どもたちに夢を与えたい!

みたいな意気込みはすごく伝わるけれど、

なんとなく論点がズレているのが悲しい感じ。

 

おまけ-事実・解釈・論点のズレ

ひとりの格闘家が、テレビ放送に注文をつけるというのは、なかなかハードルが高いと思う。

 

そんなことを考えていたら、

元格闘家で現在は参議院議員をしている須藤元気氏がTwitterで話題になっていたので、

格闘技つながりでそちらも書いちゃおうと思います。

 

話題になっていた内容は、

コロナワクチンに摂取した人と摂取しなかった人では、

摂取した人の方がコロナ感染率が高い、というデータに基づいて、

ワクチンへの否定的見解を述べていた、というもの。

 

こういう話題に乗っかる場合、大切なことがあって、

それが前提条件の確認としての次の2点。

 

1.事実(データ)の真偽はどうなっているのか?

2.事実の場合、解釈の真偽はどうなっているのか?

 

事実(データ)が誤っている、もしくは調査方法や集計にミスがある、

みたいな場合は「偽の可能性が高い」≒「全幅の信頼で真とは言えない」となる。

 

仮に「偽」(フェイクニュースを含む)の場合は、

そもそも解釈する必要もなければ論点も生じない。

 

ただただネタとして楽しむだけです。

 

で、事実が「真」の場合は、解釈の真偽として、

受け取り手が見極めないといけなかったりする。

 

今回の場合だと、

ワクチン接種者は非接種者より感染率が高いか、というものだけど、

どうも事実(データ)の集計が怪しいらしいという、その時点で終わりそうな話だったりする。

 

とはいえ、肌感覚で言うと、

おそらく事実だと思う。

 

だからといってワクチンに問題がある的な解釈にはかなり疑問で、

おそらくだけど、次の例と同じ論点、論理展開が成立する(はず)。

 

須藤氏が参議院議員なので、選挙の投票動向について。

 

“選挙で投票する人の方が投票しない人よりも死亡率が高い”

 

仰々しく書いたわけで、

しかもわたし自身は一切データを取ったわけではないけれど、

ほぼ間違いなく事実だと思う。

 

すでにお気づきだと思うけれど、

日本では年代別の投票率に顕著に差があるようで、

高齢者ほど選挙に投票して、若者ほど投票しないという話がある。

 

これらの、データとしての事実を組み合わせて、それでいて「偽」の解釈をすると、

選挙が寿命に影響している、選挙に行くと死期を早めるぞ、みたいな感じになっちゃう。

 

そして「選挙は控えるべきだ!」みたいな主張をすると、

論点がズレている、と思うわけ。

 

要するに、投票動向と死亡率、あるいは5年生存率みたいな、それっぽい表現でもいいけれど、

データとしては相関が出てくるのはほぼ間違いない事実だけれど、

それは「年齢」という主要因が隠れている(隠されている場合もある)という感じ。

 

同じような解釈、論点整理をすると、

ワクチンを接種していない人って、おそらく若い世代に多いように思う。

 

それは政策として高齢者や既往歴のある人に優先接種を進めたからでもあるし、

初期のパニック状態と、その後の落ち着きぶりを考えると、おそらく事実。

 

だから、ワクチン接種者の方が、

感染率も高いし、重症化率も高いし、死亡率も高い、はず。

 

単純に高齢者が多いだけ、の可能性を否定できないんだけど、

こういう解釈から、ワクチン不要論や責任論、戦犯論、

みたいな流れになると、論点がズレているという印象しかなくなる。

 

選挙が近づくと、公約とかマニュフェストとか、

絵に描いた餅みたいな話が飛び交うけれど・・・。

 

事実の真偽、解釈の真偽、論点の真偽について、

判断できる能力が必要だと思ったわけです。

 

株式投資の売買に関連する真偽は、

まったくわかんなかったんですけどねw

 

それでは、また、たぶん一週間後に!

 


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2件のコメント

  • お疲れ様です。
    いわゆる興行がメインだったころの名残が、
    反社とのつながりの原点ではないのかと推測します。
    一般人にはわからない部分もあるのでしょうが、
    これまではあまり表に出ない、地下でのつながりだったものが、
    近年ちらほら表に出てきている感じがします。
    個人的にはどっちでもいいかな、って感じです。

    話は変わりますが、今日とうとう相場の転換点を
    日本株も迎えてしまったようですね。
    これからまた稼げない日々が続いて睡眠不足になりそうですw
    すうさんのご武運お祈りしています!!!

    • お疲れ様です。

      おっしゃるとおり、興行がメインの時代の名残ですね。
      わたしも実害がなければ、どっちでもいいかなという感じです。

      以前ブログに書いたけれど、
      “Sell in May, and go away. Don’t come back until St Leger day. ”

      相場から5月に去って9月に帰ってくる、
      という格言は今年は当てはまらないって言われていたけど、
      かなり正しいかもしれませんね。

      しばらく日本株は浮上しそうな感じがしませんもんね。

      アラフィフさんはくれぐれも慎重に利益を重ねてください、
      いつもいつも応援しています!!!

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