「15歳の女子中学生を妊娠させた!」の衝撃度は!?

トレード雑記第156弾、

 

「15歳の女子中学生を妊娠させた!」の衝撃度は!?

われながら・・・、極めてしょーもない釣りタイトルです。

 

わたしが10代の頃だと衝撃度は大きかったですし、

そういう題材のテレビドラマもあったように記憶しています。

(定期的にこういう題材は扱われていたりしますが)

 

で、ここで言いたいのは、

相手の「男」はどんな奴だ!???

 

ということと関係するのですが、

 

たとえば、

 

40歳の中学校教師だと・・・、

大炎上だと思います、今も昔も。

 

一方で、

 

13歳の男子中学生だと・・・、

少し印象が異なります。

 

相手も中学生、なんなら年下となるわけです。

 

だから問題ないとかそういう話ではなくて、

印象が大きく異なるということです。

 

あらためまして、

今回のブログで書きたい「本当の」テーマは、

 

“断片的な情報で全体像を想定し過ぎない”

 

となります。

 

気をつけていないと、

けっこうな頻度で陥ってしまいがちだったりします。

 

気をつけないと視野はすぐに狭くなる!?

最近だと、旧統一教会(マスメディアの表記はだいたいコレ)に関連して、

安倍晋三元総理は生前もの凄く関係が深かったらしい、という報道があります。

 

その真偽はわからないですし、そこは今回のポイントではありません。

 

ただ、政治家ですから「組織票」に繋がる各種の団体(宗教法人を含む)には、

会合などでのあいさつ、講演、祝電、機関紙へのインタビュー記事掲載、など、

そういった活動がおこなわれていても不思議はありません。

 

実際に安倍元総理が関係していたとされる団体はかなりの数にのぼり、

宗教法人だけでも、旧統一教会を含めて約20法人くらいあったようです。

 

ここでも書きたいことは、

それらの関係性が一つひとつ適切か不適切かとか、良いか悪いかとか、

そういうことではなくて、旧統一教会「のみ」と関係しているのと、

旧統一教会を含む多数の宗教法人と関係しているのとでは、

受け取る側の印象が大きく異なるということです。

 

「旧統一教会と関係がある」という極めて断片的な情報で、

勝手にそれがすべてであるかのようにとらえてしまうのは恐ろしく危険です。

 

落ち着いて、ちょっと冷静に考えてみれば、

特定の団体「のみ」にベッタリといった政治家は、

むしろめずらしい存在であると考えた方が自然です。

 

学校、企業、スポーツ・音楽・慈善団体など、

あらゆるところに顔を出すのが政治家だと思いますから。

 

前回のブログに関連して

前回、そして以前のブログで生稲晃子議員について書きました。

 

それも、否定的な立場ではなく応援する立場からの記述だったので、

否定的な立場の方のなかには、ずいぶんと気分を害してしまわれた方がいらっしゃったようで、

その点は申し訳なく思うわけですが、今回は否定的な記述もありますのでご容赦ください。

 

今回のテーマと関わるところでいうと、

今年6月に萩生田光一氏(当時は経済産業大臣、現在は自民党政調会長)に連れられて、

生稲氏が旧統一教会の関連施設を訪れていたという報道が出てきました。

 

案の定というか、両者への糾弾報道が目立つわけですが、

これ自体は萩生田政調会長の問題と捉えてかまわないと思います。

(新人候補者である生稲氏に実質的な選択肢はないはずですから)

 

そして、萩生田政調会長の意図はわからないですが、

①萩生田氏が同行訪問した候補者(新人議員)は生稲氏ひとりなのか、

②複数の候補者に対しても同様の訪問を実施していたのか、でも印象は異なりますし、

③萩生田氏以外の現職大臣クラスが同様の訪問を実施していたのか、でも印象が異なります。

 

①のパターンだと、アイドル生稲晃子のファンだった(かもしれない)萩生田氏が、

人気取り、仲の良さをアピールするために連れまわしたという公私混同みたいなものから、

もし③のパターンだとすると、現職大臣クラスの重鎮が手分けをして候補者全員を同行訪問していた、

みたいな感じで自民党全体で組織レベルでの実施という感じで大きな話になります。

 

それらの全体像の如何によって、論点が異なってくるはずです。

 

念のため、留意点として、

訪問時における選挙協力・サポート体制の依頼の程度や、

それによって選挙の当落に影響したのかなどについては、

今回のブログ・テーマの範囲外ですので言及しません。

 

同時に、旧統一教会の教義や活動内容、法人格がどうなっているのか、

その適法性・違法性などについてもブログ・テーマの範囲外ですから言及しません。

 

「萩生田氏と生稲氏の2人が訪問した」という情報だけでは、

今回の問題の全体像は判断できそうにない、ということです。

 

なお、ここまでメディア報道に否定的な立場で書いていますが、

必ずしも悪意がない場合であっても、断片的な情報から全体像を見誤る危険性は山ほどあります。

 

一連のメディア報道の流れを簡単にまとめても、

 

安倍晋三元総理が射殺された → 政治テロ、自由民主主義への挑戦だ!

犯人は特定の宗教法人に恨みがあったらしい → 政教分離はどうなっているんだ!

犯人の家庭環境はかなり悲惨だったらしい → 同情の余地があるし宗教法人が元凶だ!

 

みたいな感じで、

複雑な(はずの)論点が小出しにされてしまって、

都度その話題に追われているのがよくわかります。

 

特に初期の段階で、

思想犯を想起させるような犯人像や犯行動機を語っていた人たち、

メディア報道に対しては・・・、

 

“断片的な情報で全体像を想定し過ぎない”

 

という感じで、

まんま今回のブログのテーマで言いた内容だったりします。

 

そして現在では、

 

旧統一教会と関係のあった政治家は誰だ! → けしからん!

 

みたいな感じで、

過去に関係があった政治家をリストアップしては、

「あーだこーだ」と批判を展開しているようです。

 

結局のところ、全体像はさっぱりわかりません。

 

「全体像はわからない」という認識が大切

ガラッと話を変えて、トレードでもそうですが、

“自分が知りうる情報は常に断片的な情報でしかない”

という感覚を持つことが大切になってきます。

 

SNSなどの「買い煽り」「売り煽り」はその典型的な事例です。

 

それ以外でも、決算発表なんかを読んでいて感じることですが、

たとえば売上が1.5倍になっていたとして、その理由は様々です。

 

本業の売上が1.5倍になった場合もあるでしょうが、

本業ではないところで向上している場合もあれば、

M&Aなど事業とおよそ関係のないところの数字の場合もありますし、

会計上の表記を変更した(≒帳簿の数字が変わっただけ)とか、

極端な話、数字の改ざんの可能性もあったりします。

 

そしてこの「数字」や「理由」が、株価に与える影響もまたわかりません。

 

わたしの知る限り、酷いなぁと思った事例としては、

決算資料の売上が10倍になっていて、株価が反応して急騰したところで、

「あの数字は一桁間違って記入しており、“0”を一つ消した数字が正しいです」

というIRが出て、その直後に株価は急落したという話もありました。

(意図的か単純ミスかは判断のしようがありませんが、酷いのひと言)

 

まぁ、トレードの場合は、そうは言っても情報が発信されたら、

それに対して素早く行動(≒売買)するのが正しい気もしますが、

報道なんかの場合は、少し時間を置いてから反応した方がいい場合も少なくありません。

 

特に、今回のブログタイトルのような、

意図的に過激な表現をしている場合であれば、

なおのこと冷静に判断した方がいいように感じます。

 

最後に

生稲晃子議員への否定的な意見。

 

旧統一教会の施設訪問に対しての報道機関からの質問への回答コメントが、

「参議院議員 生稲晃子事務所」名義で発表していること、

コメントの内容が、スタッフが勝手に判断しただけというニュアンスであること、

については、率直にダサいなぁと感じた次第です。

 

コメントを出すのであれば議員本人の名義で出さないと、と思います。

 

ちなみに議員本人の名義でコメントを出す場合でも、

スタッフが書いていることはめずらしいことではありません。

 

有名な話ですが、先のアメリカ大統領選挙では生放送のテレビ討論中に、

バイデン、トランプ両候補の本人名義のTwitterが多数更新されていました。

 

誰も候補者本人がスマホをポチポチ押してツイートしているなんて思っていないわけです。

(おそらく岸田文雄総理もTwitterなどは広報担当のスタッフが発信しているはず)

 

要するに、政治家の発言(文章であっても、口頭であっても)については、

法律に詳しいスタッフや、専門のスピーチライターが書いていてもいいわけですが、

名義を議員本人のものとして「文章の責任を取る姿勢」を示すことが大切になります。

 

今回の生稲晃子議員による、自身の名義でコメントを発表しない、

すなわち文責を事務所名義にするというのは、

「国会議員としての資質」が欠如していると言われても仕方がないように感じます。

 

現実の話、実際のやりとりを推測すると、

現職大臣クラスだとスケジュール管理をするスタッフ(秘書など)がいるでしょうし、

萩生田氏が生稲氏に直接連絡をとって訪問日時の調整をすることは考えにくいです。
(当事者ではなくて、両者のスタッフ同士で調整したことは容易に想像できます)

 

そんな感じで、事実が「スタッフが判断して勝手に調整した」であったとしても、

そこは生稲晃子議員本人としてコメントを出さないと、そしてスタッフを守らないと、

というのが、国会議員であり事務所のトップである人間としての責任だと思います。

 

選挙活動中のテレビ出演などは、選挙戦略の範疇ですから拒否してもいいと思いますが、

当選後の国会議員としてメディアへの質問回答は「≒国民・有権者」への回答ですから、

そこは逃げちゃだめでしょ、というお話。

 

追記。

その後、メディアの取材に応じたみたいです。

(内容は核心に迫るものではなかったけれど)

 

ざっくり映像を見たうえで、

今回のブログテーマに則っての疑問と感想を加筆。

 

選挙活動中に、何十件、何百件と訪問したうちのひとつであれば、

その施設で何の挨拶をしたかなんか、いちいち覚えていなくても、

さもありなんという感じです。

 

鬼の首を取ったようなメディア報道が目立つけれど、

政策立案や社会問題について質問すればいいのに・・・。

 

ちょうどYahooニュースに「AV新法の改正要望」みたいな記事があったし。

 

いずれにしても、ちゃんと仕事をしてくれたら、

わたし個人はそれで何の問題もないという考え。

 

仕事のひとつの柱として、

児童労働の分野をやってくれたらいいのに、

というのは繰り返しブログで言及してきたとおり。

 

逆説的には、そういう分野で活躍しないのであれば、

もったいないなぁという感情と、何のために国会議員やってるの、

ていう疑問が生じるけれど、それは1年くらい活動をみてからの話。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 


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