チーム戦の醍醐味-内川幸太郎プロのリーダーシップ

トレード雑記第238弾、

 

チーム戦の醍醐味-内川幸太郎プロのリーダーシップ

麻雀のチーム戦、Mリーグがいよいよ残り10節、

ここからはポイント差を考慮した高度な「人読み」が求められる最終局面です。

 

今シーズン開幕前に注目選手として紹介した内川幸太郎プロですが、

先週(2/26-3/4)めちゃくちゃかっこよかったので、改めてその魅力をご紹介。

 

ちなみに、開幕前のブログでは、

陵南の魚住のようなリーダーシップを発揮する主将と表現しましたが、

まさにそんな感じの活躍だったと思います。

 

☆開幕前に内川プロを紹介したブログはこちら

チーム戦の魅力-Mリーグ注目選手紹介

 

大切な終盤戦での闘い方と渋川選手への苦言

全8チーム中の下位2チームとなればレギュラーシーズン敗退、

内川選手が所属する昨シーズン覇者のKADOKAWAサクラナイツは、

5位から6位あたりにいるため、敗退の可能性があるチーム状況。

 

2月28日(火)の試合では、

内川選手が1戦目2戦目と連闘して2着1着で大きなプラスをチームに持ち帰りました。

 

特に、2戦目のオーラス(最終局)では3着目だったこともあり、

大物手を狙う必要があった局面ですが、配牌から少し考えて「中」切り。

 

次巡も少し考えてから2枚づつ持っていた「2萬」「3萬」から、

3萬、2萬と落として「純チャン三色」へと向かう方針を選択。

 

その後、ツモを決めて大逆転での1着。

 

道中、タイミングよく有効牌を引き入れたことは幸運かもしれませんが、

狙いに行かないと完成しない大物手なので、構想力と気迫が光る一局となりました。

 

この対局の模様は、誰でも無料視聴が可能で、

ABEMAで以下のタイトルからキーワード検索すると視聴できます。

 

「Mリーグ ベストコレクション | サクラナイツ
内川幸太郎:2/28 2G 南4-1 劇画的な結末!リーグ史に残る大逆転」

 

アイキャッチ画像は、

普段は温和で優しいイケメンの“ウッチー”ですが、

上記映像でツモった直後の勝負師・内川幸太郎選手の表情です。

 

 

そして、

運命の3月3日(金)。

 

1戦目を岡田紗佳選手が1着を獲って、2月28日からチーム2連勝、

2戦目の結果次第ではチーム順位も3位まで浮上するので、

レギュラーシーズン突破が濃厚となる勝負どころの一戦。

 

この大切な一戦を任されたのが、今期新加入の渋川難波選手。

 

しかし、不運な放銃も重なり大きな4着目となって迎えた南一局の対局姿勢から、

控え室の内川選手や堀慎吾選手曰く、渋川選手史上最悪の手(ワーストプレー)が出ました。

 

とはいえ、素人のわたしなりに状況を解釈すると、

渋川選手の捨て牌の手順自体がおかしな手順で悪手を連発していたわけではなくて、

「安い手を捨てて高い手を狙いに行ったのに」「高い手の可能性が出たら手を捨てて方針転換した」

という、闘い方がブレている(ように映る)渋川選手の対局姿勢に対する苦言だったように感じます。

 

おそらく素人目には牌譜で手順を見てもミスとは感じないでしょうし、

麻雀AIなどを活用しても必ずしも悪手とは認定されないような微妙な選択だったと思います。

 

それでも、気持ちがブレてその局の方針が定まらずフラフラしている対局姿勢を、

同じMリーグの舞台で戦うトッププロ同士だからこそ見抜いたのかもしれません。

 

対局終了後には渋川選手自身、フラフラしていた、日和ってしまった、気合いを入れ直す、

などしっかり受け止めている様子だったので、渋川選手の次戦以降の闘い方に期待が高まります。

 

渋川選手は、YouTubeでのいじられキャラもあって、「軽く」見られがちですが、

実績のある実力派なので、Mリーグにフィットした打ち方をされるのではないでしょうか。

 

また、内川選手も「西放銃」がCMネタになるなど、こちらも「軽く」見られがちですが、

個人成績はシーズン400p超(個人成績2位)もありましたし、

チームとしては全シーズンでファイナル進出、昨シーズンは優勝を獲得、

派手なチームメートを支えつつ、静かに闘志を燃やすタイプの熱いキャプテンです。

 

トッププロ同士の真剣な会話が見られるのもチーム戦ならではのMリーグの特徴ですし、

この後、劇的な快進撃を続けることになれば、それもひとつのドラマになるのだと思います。

 

ファンの反対はアンチ、ではなくて!?

3月3日のオンラインパブリックビューイング(控え室のYouTube配信)のなかで、

内川選手や堀選手の発言に乗っかる形で渋川選手への批判的コメントが過熱したり、

逆に、厳しい口調の両者の人間性を否定したり、みたいな荒れたコメント欄は残念でした。

 

これはMリーグ、あるいは麻雀界、さらには社会全体でも当てはまりそうですが、

ファンの反対はアンチではなくて、クレーマーだと感じることがよくあります。

 

アンチの意見の場合、ときに耳を傾ける価値もあるのでしょうが、

クレーマーの戯言は相手にしない方がいいように感じます。

 

長文になりましたので、この続きは次回以降のブログで。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 


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