将棋と麻雀-記録方法の違い

トレード雑記第240弾、

 

将棋と麻雀-記録方法の違い

本日のブログは、間違っていたらごめんなさいのネタ。

 

アイキャッチ画像は、棋譜。

 

将棋の対局を記録したもので、

日本将棋連盟のホームページから「将棋コラム」に掲載された実物の写真。

 

アイキャッチ画像は、横長仕様にするたために棋譜の下3分の2をカットしたので、

あらためて全体画像を表示するとこんな感じ。

 

 

対局者名、棋戦名、開始終了日時、記録係名、

結果と経過が詳細に記録されています。

 

タイトル戦である王将戦の棋譜で、

明日11日に行われる藤井聡太王将vs挑戦者羽生善治九段の王将戦が第72期なので、

棋譜は8年前のもので、当時の渡辺明王将(現名人)vs挑戦者郷田真隆九段、

記録係は増田康宏四段(現七段)です。

 

注目すべきは、☗(先手の指し手欄)、☖(後手の指し手欄)の横に、

「消費/通計」欄があって、そこに消費時間が記録される様式になっています。

 

たまに将棋中継で棋士が記録係に棋譜を見せてもらっているところがありますが、

「どの手に何分くらい時間をかけていたか」「どのタイミングで時間を使ったか」など、

消費時間を確認していることが多いようです。

 

当然、棋譜は記録として残りますし、

指し手の流れとともに時間の使い方もまた、重要なデータとなります。

 

一方、麻雀の場合だと、牌譜が存在し、

棋譜と同じように対局終了後に牌譜検討がなされます。

 

特に、最近はYouTubeを活用したMリーグ当日夜に選手自身が牌譜検討をされているので、

プロの打ち筋や思考を学ぶことができるコンテンツとなっています。

 

そこでしばしば解説されているのは、

「ここで〇〇選手が少し考えたから、テンパイ(orノーテン)と感じた」

「ノータイムで無筋の危険牌を切ったので、高い手でテンパイの可能性が高い」

「強気の打ち筋だったのに、ここで悩んだ(≒少考した)からテンパイしていない」

などなど・・・。

 

時間に関する「読み」が少なくないことです。

 

このあたりの解説・感想を聞くと、プロの記憶はすごいなぁと感じる反面、

そうした時間についても記録に残しておかなければ古い対局は忘れるんじゃないかなぁと感じます。

 

冒頭に書いたように、

間違っていたらごめんなさい、なのですが、

棋譜は日本将棋連盟の様式でひとつだと思いますが、

牌譜は各麻雀プロ団体で様式が異なると思いますので、

いわゆる消費時間の記録がある様式も存在するのかもしれません。

 

わたしは、

将棋と同じように麻雀でも「感想戦」を放送することで、

よりプロの凄さが伝わるのに、と考えているひとりです。

 

それと同じような感覚で、牌をツモってから切るまでの消費時間についても、

しっかり記録しておいて「誰が見ても当たり前の牌を切るのに60秒費やした意味」みたいな解説があれば、

より麻雀プロの凄さ、読みの深さが伝わるのになぁと感じています。

 

もちろん将棋のようなゆったりとした時間の流れではないため、

一つひとつの打牌時間を記録するのは大変なことは間違いないですが、

そこにプロの技術や思考が詰まっていると考えたら、時間を記録した牌譜もありだと感じます。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 


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