「神域リーグ2023」の見どころ-高校野球から少年野球へ!?
トレード雑記第252弾、
「神域リーグ2023」の見どころ-高校野球から少年野球へ!?
前回ブログ「神域リーグの「セミファイナル」いいなぁ!」に引き続き、
「神域リーグ2023」の見どころについて、特にドラフト結果の感想をつらつらと。
すでに3月31日に所属選手を決めるドラフト会議が終了して、
5月(おそらく下旬)の開幕に向けて各チームが準備を始めたというところです。
ここでは、ドラフト会議の感想を含めて、
わたしなりの「神域リーグ2023」の見どころを考えていきます。
☆神域リーグ2023 ドラフト結果(アイキャッチ画像と同一)
(画像.Twitter「どっといんふぉ|雀魂攻略まとめサイト【雀魂.info】」より引用)
ドラフト指名の前提条件と結果-昨年度からの変更点を踏まえて
昨年度から大きく変更となったところ
1.参加チームが4から5に増加
昨年度監督の多井隆晴プロ、村上淳プロ、鈴木たろうプロ、松本吉弘プロは継続。
今年度新規の監督として、渋川難波プロが参加する5チーム体制。
なお、1チーム4名体制(監督含む)のため、選手の人数も12名から15名に増員。
2.ドラフトに麻雀プロの参加が可能
YouTubeでの配信実績があるなど一定の条件を満たしたプロはドラフトへのエントリーが可能。
3.ランク制度の撤廃
昨年度、大会で使用するオンライン麻雀ゲーム『雀魂』のランクに基づいて、
上級、中級、初級レベル(呼称はAランク、Bランク、Cランク)に分類して、
各ランクから1名ずつ選出(エントリーもランク別)する形式だったものが、
今年度はランク制度を完全に撤廃。
4.継続する監督4名については、昨年度の所属選手を1名まで指名可能
昨年度の所属選手3名のうち1名しか指名ができない仕組み。
(他のチームに所属していた選手の指名については制限されない)
ドラフト結果について
1.エントリーしていた「麻雀プロ」は指名されなかった
運営側が熟考したレギュレーション変更だと推測しますが、
結果として麻雀プロはひとりも指名されませんでした。
理由はひとつではないでしょうが、
〇監督以外にもプロがいることで船頭が多くなってやりにくい
〇VPL(V-pro League、Vtuber麻雀プロリーグ)とのすみ分け
〇勝利そのものより麻雀の普及活動、新規ファンの獲得などを重要視
などが考えられます。
2点目のVPLについては、
監督となっている多井隆晴プロが代表を務める団体RMUと日本プロ麻雀協会により昨年創設、
4月から1期生デビューというこちらも「新しい取り組み」なので別物と判断されたのかもしれません。
とはいえ、VPLのプロ試験と神域リーグ2023のドラフトに同時エントリーしていたVtuberもいましたので、
そのあたりは個別に説明などがあったのかどうか、外部からはわかりません。
2.いわゆる「セミプロ」も指名されなかった
「ランク制度の撤廃」の影響が色濃くでたドラフト結果として、
昨年度参加していた「セミプロ」的な麻雀系Vtuberが指名されませんでした。
当初のわたしの予想としては、
前述のプロ参加を認めたうえ、ランク制度が撤廃されたことで、
昨年度より「強さを追求したドラフト指名」となる方向性を考えていましたが・・・。
正直なところ、
その方向性だったら「麻雀プロ」の大会を視聴すればいいと感じていたので、
そういう意味で、あまり「神域リーグ2023」に興味を持っていませんでした。
(開催決定からドラフトまでTwitter、ブログ等で一切触れなかったのはそのため)
なんとなく、
「高校野球」のようなわちゃわちゃした感じが、
神域リーグの魅力だと勝手に思っていたので・・・。
ふたを開けてみると、プロおよびセミプロ的なVtuberがひとりも指名されたなかったことから、
監督にとって「第2監督」「コーチ」的なポジションは不要と判断したのかもしれません。
3.「普及」「育成」「成長」「楽しさ」などがキーワード
上記に示したようなレギュレーション変更にともない、
今年度は「麻雀プロ」や「セミプロ」を拡充して勝利を目標とするのではなく、
新規ファン獲得に向けた「麻雀の普及」により重点が置かれたように感じます。
また、重要な事実として、
昨年度MVP(一番得点を稼いだ選手)がCランクの選手であったことなど、
必ずしも強さに定評があった選手が結果を残せなかったという影響も考えられます。
今回のドラフト結果全体を眺めてみると、
昨年度の高校野球のようなイメージから、
アマチュアが一生懸命頑張るという姿勢を残しつつも、
より初心者向けの少年野球教室のようなイメージへと変化したように感じます。
「神域リーグ2023」の見どころ
練習配信など成長ぶりの可視化やふり返り(反省会)が充実するかも!?
ドラフト指名された選手には「麻雀歴半年未満」の本当に初心者もいるようなので、
ほぼ間違いなく対局それ自体のレベルは低減すると予想できます。
だからつまらない、という意味ではなく、
プロ野球、高校野球、少年野球、それぞれの見どころがあるわけですから、
それぞれに対応した視聴をすればいいのだと感じます。
正直なところ、昨年度(高校野球)のつもりでドラフトをみていた、
選手、候補者(指名漏れの人)、視聴者には戸惑いや混乱もあったように感じます。
今回のイメージが少年野球教室なので、
単純に勝利を追求するよりも、マナーや作法、役の作り方、点数計算の基礎など、
「楽しさ」「面白さ」を伝えることが中心になってくるなどのプロセスを通じて、
対局そのものよりも、練習風景や控え室の模様、終了後のふり返り、などなど、
学習と成長をメインテーマとしたコンテンツが充実しそうです。
同時に、ある意味では路線変更をしたことから、
前回とは異なる第2回大会の課題もありそうです。
【課題】対局の「魅せ方」をどうするか!?
昨年度導入されていたランク制度の一番のメリットは、
わたしのような(失礼だけど)Vtuberをほとんど知らない人でも、
対局において同一ランクの選手同士であれば「ライバル対決」、
CランクがAランクに勝利することがあれば「下剋上」などと、
「わかりやすい魅せ方」が存在しました。
また、CランクやBランクの選手が上位ランクに勝利するなど、
大会が進むにつれて強さを発揮することで「成長が可視化」されたわけです。
今年度はランク制度そのものが撤廃されたので、
そういったわかりやすい対立構図や成長の可視化が描けないので、
どのように魅せるのか、「神域リーグ2023」の最大の課題だと思います。
視聴者に求められること
今回の「神域リーグ2023」は、
同じ名称の大会で出場者が高校生から小学生になったような感覚です。
(指名された選手には強いと評判の人もいます、あくまでも全体の印象)
だからこそ、視聴する側の意識が、
第1回とは異なる視点が求められそうです。
麻雀プロの大会であるMリーグとはまったく異なりますし、
ランク制度による上級者もほとんどいなくなりました。
初心者から中級者を中心とした、楽しみながら麻雀を学習する大会です。
こういった大会の変化を、
それぞれの視聴者が自覚する必要がありますし、
それが難しければ運営がしっかりアナウンスするか、
あるいは監督などがそれとなく配信で伝えるか、など、
対応が必要になるかもしれません。
視聴者として一番ダメなのは・・・、
少年野球の選手を相手に、プロ野球や高校野球のレベルを求めたり、
他人の子どもに指示したり説教したりするような変な行動をすること。
いるんだよね、たまに・・・。
少年野球では少ないかもしれませんが、
麻雀やトレードの世界だと、そういう感じの人・・・、
たまにと頻繁にのあいだくらいの出現頻度あったりするのが恐ろしいところ。
こんな感じで、
ドラフト会議直後の驚きや戸惑いもあって、
しょうもない不安が膨らんでくるわけだけど、
そんな気持ちを吹き飛ばしてくれるくらいの面白い大会になることを期待して、
本日のブログは手仕舞い。
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