「ひよこ食い」って知ってる!?

トレード雑記第259弾、

 

「ひよこ食い」って知ってる!?

いわゆる「士業」界隈の表現だと思いますが、

司法書士、行政書士、中小企業診断士、社会保険労務士、などなど、

試験に合格した人や独立開業した人たちを対象とした「悪徳セミナー」、詐欺等の総称です。

 

〇〇すれば儲かる、

固定顧客を獲得する△△の方法、

みたいなキャッチコピーで・・・、

新規参入者をカモにする質の悪いセミナーや、

他にも教材・情報商材の販売などが含まれます。

 

ポイントは、

①実施者は「有名」「古参」「先輩」士業の面々である

②新規参入者の不安や希望、目標などを上手く刺激する

③セミナー等の効果のほどはよくわからない

④騙された側が騙されたと表明しにくい

⑤定期的に新規参入者がいるため「カモ」に困らない

などが言われています。

 

 

①が「最も質が悪い」ポイントで、

合格したばかりの「ひよこ」を悪意を持った先駆者「にわとり」が騙す構図です。

 

新規参入者にとって「にわとり」の悪意の有無を判断することは困難です。

 

一方で「にわとり」にとっては自身が新規参入した頃の不安等を知っている分、

右も左もわからない「ひよこ」に上手く取り入ることができたりするのが現実です。

 

なお、悲しい話をすると、

自分自身がひよこ食いで騙された経験者が、

「ひよこ食いをする側」になっていることも少なからずあります。

(詐欺師の過去を調べると詐欺被害に合っていたりするパターンと同じ)

 

この手のセミナーや教材の内容はだいたいのところ、

基本的には当たり障りのないレベルのものですので、

参加・購入の有無と成功or失敗の因果関係は計測不能です。

 

そのため上手くいく人もいるし上手くいかない人もいるため、

上手くいかなくても「当人の努力不足」と言われかねません。

 

上手くいかなかった場合に、

声高に「騙された!」と言ったところで、

同情よりも「騙される方が勉強不足」と評価されやすいのも特徴のひとつ。

 

いわゆる「自己責任論」がまかり通る世界です。

 

業界のなかで「相手にされない」ことは言うまでもありません。

 

そういう人たちと入れ替わるように・・・、

また新しい「新規参入者」が入ってくるわけです。

 

そのため、残念なことですが、新規の「ひよこ」を対象に・・・、

「ひよこ食い」がなくなることはないと言ってもいいと思います。

 

株式用語「イナゴ」と同じ!?

ここまで書いてきた「ひよこ」「ひよこ食い」は、

株式用語でいうところの「イナゴ」とほぼ同じ意味合いかもしれません。

 

定期的に悲劇が繰り返されるのも、

前述した「ひよこ食い」のポイントと似ています。

 

仕手株大暴落による阿鼻叫喚をみると、

いつもながらそんな感覚を呼び起こします。

 

結局のところ、

自己防衛する以外の方法はないのかもしれません。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 


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