なぜか続きが読みたくなる「不思議な魅力」を持つ漫画5選

トレード雑記第299弾、

 

なぜか続きが読みたくなる「不思議な魅力」を持つ漫画5選

最近はスマホで、それも無料漫画アプリで「チケット」や「ポイント」を集めることで、

読み進めていく漫画が少なくないんだけれど、今回は「変わり種」をご紹介。

 

めちゃくちゃ面白い、絶対にこれはおススメ!!!

 

というよりは、

 

自分でもなぜだかわからないけれど読み続けているという作品たち。

 

どちらかというと、そこまでの面白さを感じなかったり、

なんならつまらないと感じることも少なくないのだけれど、

無料だからいいかと思いつつ(本来なら無料だから読むのを止めてもデメリットゼロなのに)、

なぜか続きが気になって、更新されていると読んでいる、そんな漫画。

 

なんなら無料漫画アプリの特徴でもある、

一話ごとの巻末にある「読者の感想」で、

作品へのツッコミみたいな文章を読んで共感するのがメインになっていることも・・・。

 

といった感じで、

よくわからないけれど、不思議な魅力がある漫画を5つまとめてご紹介。

 

なお、いわゆる人気・知名度のある作品もない作品もバラバラですが、

あくまでもわたしの基準で「不思議な魅力」を持った作品の選定です。

 

 

1.『十字架のろくにん』(中武士竜)

2020年に『別冊少年マガジン』にて連載開始、人気が定着せず一度打ち切り(?)となるも、

漫画アプリ『マガジンポケット』で連載再開、現在も連載中の作品。

 

小学生時代に同級生から「いじめ」にあっていた少年の復讐劇。

 

いじめとは名ばかりの凶悪犯罪(家族が殺害されるなど)の被害者が、

加害者少年たちを、独自の残酷な方法で復讐する展開で、ある種の爽快感をもたらす作品。

 

人気作ではあるけれど、

単純な復讐劇にとどまらず、途中から話が大きくなりすぎて・・・。

 

いじめっ子の主犯格は怪しげな新興宗教の教祖みたいになっていたり、

主人公側も謎の組織に所属して復讐代行業みたいなものを始めたり・・・。

 

よくわからなくなっちゃった・・・、という作品。

 

以前のような注目度大の漫画ではないけれど、

結末が気になるので、定期的に読んでいる漫画。

 

 

2.『シマウマ』(小幡文生)

裏社会の半グレ(?)みたいな青年たちによる「回収屋」、復讐代行業をテーマにした漫画。

 

いわゆるバイオレンス・アクション作品で、

絵のタッチがきれいで、迫力のある戦闘シーンなど、

こちらも非日常の「闇の世界」を描いている作品。

 

ただし、途中からストーリーはあってないような感覚で、

物語のカギを握る「シマウマ」の謎も・・・、結局よくわからなかった。

 

完結作品だし、スピンオフや映画化もされた人気作品ですが、

ただ殴り合って、瀕死の重傷→仲間に救出される→次号では復活、みたいな連続で、

画力の高さを除けば、全体のストーリーやキャラの魅力はそこまで高くない、かも。

 

一話ごとにある「読者のコメント」のツッコミに共感しながら読んでいた作品。

 

 

3.『豚の復讐』(作画:黒田高祥、原作:仁藤砂雨)

こちらも復讐ものですが、前2作品とは異なるテイスト。

 

豚と呼ばれて学校でいじめられていた少年が自殺したら・・・、

異世界に転生していました、というさほど珍しくない導入。

 

そこで異世界のモンスター(オークやエルフなど)と仲良くなって、

全然別の物語が始まるのかと思っていたら・・・、

学校でいじめていたクラスメイト全員も同じように転生していて。

 

特殊能力を持ったいじめっ子たちがを異世界を支配している状況で、

そこに立ち向かう元・いじめられっ子、という捻ったストーリー展開。

 

こちらも『十字架のろくにん』同様、

いじめの次元を超えた胸糞悪い犯罪のオンパレードで、

そういったいじめっ子たちを「鏖」(みなごろし)にする、みたいな復讐ものなんだけど。

 

いじめっ子たちの現地(異世界)での行動パターンが、

男性に対して強制労働でこき使わせて、最後には殺害、

女性に対して商品として売買させたり性犯罪の被害に、

というわかりやすい展開。

 

復讐ものの王道展開なんだろうけれど、

復讐される側の登場人物がテンプレで、

殺人、放火、強盗、強姦など、いわゆる凶悪犯罪を散りばめている、という感じ。

 

復讐するパターンも、

「目には目を」的な類似の拷問など、

バリエーションの拡がりがほとんどないので、

長期連載になると・・・、魅力が失われがち。

 

これら「復讐もの」については、

短編集とか、一定の区切りで、完結させた方がまとまりがいいのに、と思うけれど、

漫画家、出版業界ともに大人の事情が見え隠れする作品テーマなのかもしれません。

 

 

4.『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』

作画:石沢庸介、原作:謙虚なサークル、キャラクター原案:メル。

 

「小説家になろう」から生まれた異世界転生ものの人気作品。

(2024年にはアニメ化も決定したとのこと)

 

転生前の話はほとんどストーリーに影響しない、純粋な異世界転生もの。

 

チートレベルの魔力を有する少年(第七王子)が、

悪魔や天使などに圧倒して異世界を無双するわかりやすい「俺つえぇ」展開。

 

シリアスとギャグのバランス、

序盤のキャラの書き分けなんかも抜群だし、

なによりも絵が魅力的。

 

カラーを多用するなどデジタルで描く漫画アプリの強みを存分に発揮した作品。

 

とはいえ、

無双する主人公ものは、どうしても飽きるのが早い。

 

多様な敵キャラが出てはくるのだけれど、

わたしはゴーレム(?)だったか、ロボットみたいなやつが登場したあたりで脱落。

 

それでも、定期的に読んでいるので、こちらも不思議な魅力にあふれた作品。

 

 

5.『戦慄の魔術師と五帝獣』

漫画:戸津秋太、原作:日野入緒、キャラクター原案:しらこみそ

 

こちらも「なろう系」小説からのコミカライズ版。

 

家柄が良く将来を嘱望された少年が、

ある年齢に達したときにおこなう儀式で無能扱いされて追放されたけど、

実は伝説の精霊「五帝獣」を宿す魔術師だった、というこちらもよくある導入。

 

なんだけど・・・、

100話前後(単行本だと8巻)連載されてはいるものの、

伝説の「五帝獣」がまったくといっていいほど登場しない作品。

 

魔術師と魔法使いが異なる存在、精霊の属性やランクなど、

作者の微妙なこだわりがふんだんに盛り込まれているんだけれど、

ほとんど理解が追いつかない・・・、という謎の作品。

 

出し惜しみにもほどがあるという感じで、別の意味での人気を博していて、

「読者のコメント」では、何も進まず「戦慄」した、意味が分からず「戦慄」した、

みたいな感じで大喜利コーナー化していたりもする。

 

実際にツッコミ要素が満載で、

火・水・風・土・雷の帝級精霊を五帝獣と呼ぶらしいんだけど、

実質最初に登場するのが「氷」の属性だったり、

ストーリーもいわゆる魔術学校に入学した学園ものかと思えば、

領地を拝領しての領地経営ものの要素もありつつ、

謎の刺客の登場や魔物倒しの冒険ものの要素も、みたいな欲張り幕の内弁当方式。

 

ぶっちゃけ、何で打ち切りにならないんだろう・・・、という気にもなるし、

どういう結末を迎えるのか、続きが気になる作品といえばコレ、という作品。

 

 

今回ご紹介した5作品は、

いずれも何とも言えない「不思議な魅力」に溢れた作品です。

 

おススメかと言われると、そうでもないんだけれど、

なんとなく人に話したくなってしまう、そういう漫画です。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 

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