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トレード雑記第325弾、

 

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ブログタイトルの“also”は、

邦訳すると「~もまた」「やっぱり」といった意味。

 

アイキャッチ画像は、

ジャニーズ事務所が先日会見して新社長に東山紀之さんが就任することを報道したBBCの記事。

 

今月初めに書いたブログですが、

この間いろいろと話題が豊富だったこともあって、

寝かしつつ、このタイミングでの公開。

 

大前提として、

わたしは、ジャニーズ事務所の全容を知らないので、

擁護する立場でも糾弾する立場でもありません。

 

海外のBBCを代表とする一部の報道と、

それを受けての一部のファン(というか現地の受け止め方)を見聞きして、

感じたことをそのまま書くという内容です。

 

そのため、熱狂的なジャニーズファンの人や、

同じくらいのアンチジャニーズの人を刺激するつもりはありません。

 

ご理解ご了承のうえ、

読み進めていただけるとうれしいです。

 

1.日本と海外での前提の違い

ジャニーズ事務所に所属するタレントの活動領域のほぼすべては日本国内です。

 

海外進出といった表現を見聞きしたことはありますが、

日本と同じようなレベルで人気を博してメディアに出演するタレントはいません。

 

そのため、タレント個々人の頑張りを見続けてきたファンが海外にはほぼいません。

 

日本で毎日のようにメディアに露出して活動するタレントを知らないので、

同情の声や応援の声といったファン目線の発言は海外ではほとんど見受けられません。

 

2.光と闇と、どちらが目的か!?

日本の報道では、タレント事務所の創業者として、

タレント発掘のカリスマとしてジャニー喜多川氏(2019年87歳没)の功績が語られています。

 

一連の報道によって、

ジャニー氏(故人のため「氏」で統一)の卑劣な犯罪行為が知れ渡りましたが、

それはジャニー氏個人の闇の部分として報道されることが少なくありません。

 

たとえば、「タレントに罪はない」といった論調はその際たるものです。

 

一方で、海外だとニュアンスが異なります。

 

むしろ闇の部分が目的で、

その目的を達成するためにタレント事務所を経営していたというニュアンス。

 

ですから、

犯罪現場として報道される「合宿所」は、

タレント育成、教育、レッスンの場、というより「少年を監禁する場所」、

新人発掘の「スカウト」や「オーディション」は、

タレントの発掘、というより「狙いやすい少年を探す行為」、

というニュアンス。

 

そして、これらの行為をジャニー氏ひとりでやっていたわけではないので、

長年にわたる組織的犯罪であって、その関係者は「共犯者」の側面がある、

といったニュアンス。

 

こんな感じ。

 

3.東山さんに向けられる視線

だから新社長に就任する東山さんに向けられる視線も、

日本の報道であるような「火中の栗を拾う」的な美談ではありません。

 

それが、ブログタイトル(BBCの記事タイトルの一部)の“also”によく表れています。

 

BBC(日本語版)に邦訳した記事が出ているので、

タイトル全文はこんな感じ(URLリンクも添付しておきます)。

 

東山氏にも性加害疑惑、ジャニーズ事務所新社長に就任も批判や疑問の声

https://www.bbc.com/japanese/66748708

 

なかなか厳しいタイトルですが、

本文はさらに具体的かつエグい内容となっています。

 

4.今後の展開として

いくつかシナリオがあるのだと思いますが、

考えられる今後の展開を予想します。

 

①最悪のケース

考えられる最悪のケースは、

ジャニー氏がひとりで犯行に及んだわけではなく、

組織的犯罪として合宿所やオーディションが運営されていたと認定された場合、

解体だけでは終わらない「大量の加害者」が続出することになります。

 

そこには経営陣、裏方のスタッフ、売れている人気タレントなど、

ジャニーズ事務所のあらゆる関係者が該当する可能性が出てきます。

 

そうなると、

半世紀を超える犯罪組織として君臨してきたことになるので、

落としどころは見えません。

 

②名称変更、代表者交代などソフトランディング

10月頭に2回目の会見があるようですが、

ジャニーズ事務所の名称を変更したり、

代表者(株式100%保有が前社長のジュリー氏)の変更など、

別会社、別組織として出直しを図る、というもの。

 

広義ではこの方向性で模索されていると思いますが、

どういう結果になるのかについては現状ではわからないことだらけです。

 

③被害者が増える

いくつかの観点がありますが、少なくとも、

A.これまで被害を訴えることができなかった人が勇気を出して訴え出る

B.現在の「売れっ子」が売れなくなって、「実は俺も・・・」と訴え出る

C.「被害者ビジネス」目的の偽被害者が増える

の三者の動向は注視する必要があります。

 

A.は、現在訴えている中心的な層で、

デビュー前に被害に合ったものの、デビュー前に事務所を退所した人たち。

 

B.は、被害に合ったもののデビューを果たし、成功している人たち。

 

現状は成功しているので声を上げないけれど、

今後の展開次第で仕事が激減するなどすれば被害者として声を上げるというもの。

 

無きにしも非ずだと思います。

 

C.は非常にやっかいな存在で、

過去にオーディションに参加したことがある程度の人が、

「帰り際に声をかけられて・・・」みたいな被害を偽装すること。

 

100%「嘘」だと断定できないと思われるのと、あまりにも長年に渡っての犯行なので、

30~60代の男性なら「誰でも被害者と言い張れる」くらいの危うさがあります。

 

難しいところですが。

 

海外においては、

大手メディアの報道ではそこまで直接的な糾弾ではないものの、

現地の受け止め方のなかにはA.のようなものもあったりします。

 

日本では、おそらくB.の路線で、

どの程度ジャニーズ事務所の影響力が小さくなるか、

その際にジャニーズ事務所やタレントに取って代わるのはどこの誰か、

みたいなところに関心が集まっているようです。

 

いずれにしても、

日本の芸能界において、メディアのあり方において、

大きなターニングポイントとなる事件だと思います。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 

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