引退・世代交代の難しさ

トレード雑記第353弾、

 

引退・世代交代の難しさ

今年8月のサッカー女子ワールドカップをベスト8で終えて、

盛り上がったような、いまいちそんな感じでもないような、

みたいななかで女子ブラジル代表との親善試合がありました。

 

11月30日深夜の試合終了後、

同じく女子ブラジル代表との2連戦の2戦目、

12月3日の試合前にブログを書いていますので、

もしかするとトンチンカンな内容になっているかもしれません。

 

さて、

サッカー王国として知らない人はいないブラジルですが、

女子代表に限定すると、日本代表「なでしこジャパン」とは、

そこまで大きな差はなく、むしろW杯優勝経験のある日本代表の方が実績は上です。

(女子ブラジル代表はW杯準優勝1回、3位1回の実績なので)

 

日本代表もブラジル代表も、

中堅~準強豪国レベルくらいの位置づけでしょうか。

(一時期は強豪国もあったけれど)

 

そのブラジル代表を相手に、

日本代表はアウェー2連戦となる初戦が、

先日開催されました。

 

結果は、3-4の点の取り合いで、

チャンスもたくさんありましたがピンチも多く、

後半最後の最後でゴールを奪われての敗北という悔しい結果となりました。

 

チーム全体のコンディション不良(時差ボケ?)の影響もあるようですが、

そのなかでも主将の熊谷紗希の不調ぶりが目立つものになりました。

 

ポジションをW杯までのセンターバックから、

一列上げた守備的MFでアンカーの位置に変更していたようで、

DF陣との呼吸が合わず、パスミスからの失点が2度続きました。

(1回は熊谷自身のパスミス、もう1回は受け手としてボールを収められず)

 

ポジション変更、若手起用など、

チームの世代交代を模索しているなかでの連続失点だったこともあり、

その印象はかなり悪いものになったと思います。

 

実際、厳しい評価がSNSやYouTubeでも見られたので・・・。

 

若い選手が台頭して、

若いファンが増えてくると、

全盛期を過ぎた選手はときに「老害」扱いされます。

 

そして台頭した若い選手もまた、全盛期を迎え、

やがて同じような扱いを受けることになりますので、

当たり前のサイクルと言えば当たり前の流れです。

 

わたし自身「若い」ときは、若さが当然ですから、

若い選手の台頭を喜び、ベテラン選手の奮闘はよくわかりませんでした。

 

年俸なども若手の何倍も貰っていて、活躍はそれ!?

みたいな感覚が当然だったわけです。

 

それなりに年齢を重ねると、

今度はベテラン選手の奮闘もまた理解できるようになります。

 

それまでの実績もわかるし、

ケガや加齢で苦しんでいることもわかるし、

若手に何かを伝えたいとか、いいタイミングで引退したい、とか、

前だけを向いてがむしゃらにやっているわけではない感覚。

 

そして、そのうち、

自分自身が「老害」のような扱いを受けることもあるのかなぁ・・・と。

 

大切なことは、

ベテラン選手に対して、ときにシビアな評価を下す必要があること、

だからといって貶すのではなく、その選手の実績を否定するものではないこと、

その選手のデビューから引退までのすべての経歴に敬意を表すること、

そういった気持ちが求められているのかなぁと感じます。

 

その競技をずっと引っ張ってきた選手の晩年を目の当たりにすると、

どうしても感傷的な気持ちになってしまいます。

 

おそらく、なでしこジャパンの主将、熊谷紗希選手は、

次回のオリンピックの前後で代表引退となりそうです。

 

前回W杯終了後すぐの代表引退もあり得ると感じていたので、

そう遠くない時期に決断することになるのだと思います。

 

ふり返ると熊谷選手は、

高校2年生で代表初選出、

20歳のときに出場した女子ワールドカップで守備の要センターバックとして全試合フル出場、

アメリカ代表との決勝戦では、優勝を決めるPKを見事に沈めて世界一に貢献。

(アイキャッチ画像は、PKを蹴る直前の画像です)

 

以降、澤穂希、宮間あやなど中心選手の代表引退、世代交代のなかで主将に就任。

 

W杯優勝を知る世代の選手として、

女子サッカーを引っ張ってきた大功労者だと思います。

 

熊谷選手本人やチームにとって、

最もいい形での引退・世代交代となればうれしいです。

 

せっかくなので、

2011年の女子ワールドカップ決勝のダイジェスト映像をどうぞ。

 

最後のPKでは、

アメリカのゴールキーパーが心理戦を仕掛けていますが、

動ぜずにしっかりシュートを決める熊谷選手がかっこいいです。

(熊谷選手のPKは7分頃から)

 

 

あのときの感動と興奮を噛みしめながら、

本日のブログは手仕舞い。

 

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