西山朋佳女流三冠、女性2人目の棋士編入試験へ!
トレード雑記第443弾、
西山朋佳女流三冠、女性2人目の棋士編入試験へ!
西山朋佳女流三冠(白玲・女王・女流王将)が、
棋士編入試験の基準となる成績をクリアしたため、
棋士編入試験の受験資格を獲得しました。
そして、同日に受験意思を表明しました。
(アイキャッチ画像を参照)
女性としては、
福間香奈女流五冠(旧姓・里見)以来2人目の挑戦となります。
(結果は残念ながら0勝3敗での不合格)
福間女流のときは、
すべてが初めてだったこともあり、
受験資格を得てから関係各所への調整が必要となったようで、
意思表明までに随分と時間がかかったことが記憶にあります。
その際、
合格した場合の女流棋戦との両立、
各タイトル戦への出場資格の変更、
日程調整その他の懸念事項などが、
話し合われたものと思われます。
そういった下地があったからこその、
今回の西山女流による即日の受験意思表明となったわけ。
便宜的にも手続き的にも、
ひと晩明けての発表でも良かったかもしれませんが、
気持ちのいいくらいの清々しさが漂ってきます。
元々、西山女流は、
棋士を目指して奨励会に在籍しており、
三段リーグでも14勝4敗の好成績を残しています。
例年であれば棋士誕生となる成績ですが、
残念ながら次点(3位)で棋士になれませんでした。
ちなみに、
藤井聡太竜王名人の三段リーグの成績は、
13勝5敗で1位通過(2位は12勝6敗の大橋貴洸七段)です。
その後、奨励会の年齢制限を迎える前に、
女流棋士に専念するために奨励会を退会しています。
その際の発言などから、
棋士への道は諦めたと思われていたのですが、
今回の棋士編入試験の受験基準をクリアしたことで、
ふたたび棋士への再挑戦が始まったと言えます。
そして、今回、試験官となるのは、
若手新四段の5名で3勝すれば合格、3敗で不合格となります。
☆試験官
高橋佑二郎四段
山川泰熙(たいき)四段
上野裕寿(ひろとし)四段
宮嶋健太四段
柵木幹太(ませぎかんた)四段
西山女流三冠の棋士編入試験の動向に、
ますます注目が集まることになりそうです。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。