Mリーグ2025-26シーズン【見どころ】

トレード雑記第620弾、
Mリーグ2025-26シーズン【見どころ】
新規参入チーム「アースジェッツ」を加えた10チーム体制となるMリーグ。
わたしなりに考える「見どころ」をご紹介。
1.アースジェッツは活躍できるか!?
加入の経緯から「本気度」が伝わってきたオーナ企業「アース製薬」の新チーム。
いわゆる人気先行型のタレント雀士には一切見向きもしないで、
実力派と言われていて、かつ、ここ1、2年でタイトル獲得実績のある選手4名を指名。
華がないなどと揶揄されているけれど、
勝つことでMリーグを盛り上げる意思を持ったチーム。
活躍できるか、できないのか、
チームとしても、選手個々人としても、真価が問われそう。
併せて、
チーム移籍となった内川選手や、
Mリーグ復帰となった東城選手を含めた新加入選手たちの活躍にも注目。
2.各選手の最低出場回数が変更された影響は?
これまで1人の選手における最低登板回数「10回」だったのが、
各選手「20回」と最低登板回数が倍増した影響はどの程度あるのだろうか。
シーズンごとの登板回数が20回未満の選手はそれほどいるわけではないけれど、
近年の多井隆晴選手のような実績十分でも調子が上がらない選手は登板させないという戦略は取りづらい。
それぞれの選手を、より均等に登板する必要が出てくるので、
これまで以上に「チーム力」が試されるシーズンになりそう。
3.100試合超の長丁場、2卓同時進行で視聴行動への影響は?
チーム数増加も踏まえて、2025-26シーズンはレギュラーシーズン各チーム100試合以上実施。
(2024-25シーズン96試合 → 2025-26シーズン120試合に増加)
2卓同時進行の曜日も設定されるなど、
より長期間に、より濃密に、Mリーグが白熱しそう。
とはいえ、
リーグ戦ならではの「つまらなさ」も想定しないといけない。
試合数が増える分、順位が固定される可能性もあるので、
そうすると終盤戦が事実上の消化試合となって「つまらない」という状況にもなり得る。
また、2卓同時進行をファンはどのように視聴するのか。
画面を2分割して両方の卓を同時に視聴できるのか、
それとも視聴は1卓のみで、もう1卓は時間をずらしての放送となるのか、
別の観点だと2卓ともに無料放送なのか、有料放送の卓があるのか、などなど。
そもそもの視聴形態もそうですし、
視聴者側の視聴行動も、全試合しっかり視聴するという人が大半なのか、
視聴したい卓だけ視聴するというスタイルになるのか、あるいは・・・、
試合数が多過ぎてダイジェストや結果だけ知れたらいいやってなるのか。
始まってみないとわからない部分もあるとはいえ、
一視聴者として「Mリーグ視聴の楽しみ方に変化があるのか?」
わたし個人としてもすごく気になるところ。
Mリーグ機構の運営としての手腕に期待したい。
みたいな感じが、
一般的な「見どころ」だと思う。
以下、3点、ネガティブな「見どころ」をご紹介。
(ネガティブな話が苦手な人はここで読了ください)
1.KADOKAWAサクラナイツの例の件は決着したのか?
わたしの知る限り公式発表では、
謝罪の意思は示しているものの、実現できていない、といったところでストップ。
いつまで言ってんだよ、しつこいよ!
という意見も聞こえてきそうだけれど、
それはそれ、これはこれ、結局結論としてどうなったの、という疑問。
中途半端なままだと、どうしても、ね。
2.SNSによる炎上騒動は継続するのか(させるのか)?
無風よりも盛り上がっていて良いという評価もありますが、
麻雀の本筋とは関係のない炎上騒動で馬鹿騒ぎする流れは昨シーズンまでで終わってほしい、
というのがわたし個人の願い。
ビジネスだし、お金も絡むし、難しいんだろうけれど、
そういう盛り上がり方から脱却する方向で模索してほしいと切に願う。
3.藤田晋チェアマンへの依存は増すばかり!?
Mリーグの生みの親であり育ての親でもあるのが藤田晋サイバーエージェント社長。
ITビジネスが本業ですが、
麻雀をはじめ、サッカー(Jリーグ町田ゼルビアのオーナー)、
競馬(ゲーム「ウマ娘」とともに実際の競走馬を多数保有)、などなど、
多額の投資が必要な領域で幅広く活動する日本を代表するベンチャー起業家の中心人物。
麻雀界隈にも、投資・トレード界隈にも有名な1冊の書籍『運を支配する』、
桜井章一氏との共著として大ヒットした書籍ですが、そこで興味深い語りが・・・。
経営者はフェラーリとか競走馬に手を出すと、
不思議と経営が傾く、経営者としても失敗・破滅に繋がる、という話で、
いわゆる「成金」を諫める先輩経営者からの教訓として紹介するお話でした。
ちなみに出版年が2015年なので、ちょうど10年前。
その当時は、外車&競走馬には手を出さないみたいな感じだったけれど、
前述したように近年は毎年のように競走馬に多額の資金を投入しています。
(2025年度のセレクトセールでも複数の馬に総額100億円以上を投入)
先輩経営者の教訓ではないけれど、
仮に藤田晋氏のビジネスが上手くいかなくなったとしても、
競馬(JRA)やサッカー(Jリーグ)が傾くことはないです。
では、Mリーグ(麻雀)は、どうか・・・。
そこそこ怪しいというか、
氏への依存度がかなり大きいのが実情と感じる次第。
世界麻雀をみていても影響力が絶大なのは周知の事実だけど、
そういった属人的な運営から、リーグとしての成熟をどう導くのか。
もちろん、わたしがそんなことを考える話ではないけれど、
そういった俯瞰的な視点から麻雀業界をみてもおもしろい、かも。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。